こんばんは。
もうすっかり忘れられているとは思いますが、、、
昨年の夏に更新した裏庭だより。
この記事に、あるものに初挑戦したと書きました。
そのあるものとは、タイトルになっているのでもうお分かりでしょう。
紫芋を植えたのです。
というものの、紫芋というのが正しい名前なのかな。
こちらではTaro芋と呼ばれていて、台湾系のパン屋ではTaroで作った餡が入ったパンは定番アイテムです。
いつも家庭菜園の事を教えてもらっている方は毎年紫芋を植えているので、昨年の夏前に苗を分けてもらったのです。
苗 と言うか、、、
生えている芋づるを剪定したものをビニール袋に入れて頂きました。
水につけているわけでもなく、ほんとにハサミでバッツン切ったのを袋に入れただけ。
それをそのまま土にブスッと挿しておけば根付く と言われたのですが、正直なところは半信半疑でした。
教えられたように、そのままブスッと挿しておいたのですが、水をやっておいたら本当にスクスクと生長していきます。
普通に根付いたようです。
芋って、本当に強い植物なんですね。
一応、知識としてサツマイモの栽培に適した土の事は頭にあったのですが、今回は先ずは何にも対策をしないで育ててみてどうなるのかを試してみました。
先のリンクの記事に書いたように、ピーマンを引っこ抜いた後にそのまま芋のツルを挿して、水だけやって育てました。
驚くほどツルが伸びるスピードは速く、その辺りの地面にツルが這いまくってえらい事になるほど。
地上の緑は良く見えますが芋は地中にあるので、いったいどういう状況なのか全く分かりません。
そこで、収穫時期の見極めをどうするのか訊いてみたところ、大体11月頃に普通なら収穫できるから、その時期になったら掘り起こしてみなさい と。
で、もしも収穫できる状態でなければ、また土にそのまま埋めておけばよい と指示されました。
なんと、そんなものなの?
そして、言われた通り 11月になった頃に 芋になってるかなぁ~ と掘り起こしてみたのですが、、、。
出てきたのは芋というより、ちょっと元気よく育ったただの根っこ でした。(涙
全然地中部分は育ってませんでした。
ガッカリして、これまた言われた通りに、もう一度地中に戻して見なかったことにしました。
そして、そのまま忘れてしまい、年を越し、つい先日大雨が降った時に紫芋が植わっているところを見に行ったのです。
そしたら、なんとなく土が盛り上がってます。
あれあれ?
まさか?
土をどかしてみたところ、よく育ったただの根っこが、育ちの悪い紫芋くらいになっていました。
まぁ、見方を変えたらめっちゃ太い根っこ くらいの太さですが、食べられそうな気はします。
せっかくなので掘り起こします。
注意深く掘り進めます。
まだ奥に続いてるなぁ。
ちょっと揺さぶってゆっくり引っこ抜けば行けるかな?
そぉ~っとそぉ~っと、、、、、、(パキッ!)
折れた~!
やってしもうた。
そいうわけで、途中で折れましたけど紫芋初収穫です。
とっても紫ですよね。
そして隣に、全部引っこ抜いたと思ったのですが、まだ残っていたピーマン(パプリカ?)の木に実が生っていたので、それも収穫。
ピーマンもほったらかしにしていても、いつまでも実が生りますね。
さて、掘り起こした紫芋の全貌はこんなのです。
改めて写真で見ると、根っこなのか芋なのか、かなり微妙。
断面。
紫色の人参みたい。
この細さなので、暖炉で焼いたら確実に炭になりそうです。
今回はラップに包んで電子レンジにかけました。
実食。
皮を剥いたら、更に綺麗な紫色が出てきます。
なんか、、、強烈な色です。
おいしそうには余り見えません。
ほんとに食べられるのかな、、、
恐る恐る一口食べてみると。
うん、紫芋です。
電子レンジでの過熱なので、焼き芋の様な甘さは出ていませんが、素朴な甘さで紫芋独特の香りはあり、普通のサツマイモとは違います。
おいしい。
よかった。(笑
私が住んでいるエリアは元々は沼地だったので、土壌は粘土質なのです。
紫芋を植えた場所も粘土質で、夏場乾燥してくるとカッチカチになります。
どう考えても芋の栽培には向いていないと思うのですが、果たしてどうなるかと思いそのまま育てました。
やっぱり余り良くなさそうです。
まだ全部掘り起こしていないので、蔓は沢山残っています。
6月頃になったら、今度は一度土を掘りだして、菜園用の土に入れ替えてから蔓をブスッと挿してみようと思います。
来シーズンには暖炉で自家製紫芋で焼き芋が出来るかどうか、こうご期待です。
オレンジ家の裏庭事情から目が離せません!(そんなこたない)