模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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ドアハンドル(肘置き)の修理 ~Alfa Romeo GT1300Junior

 こんばんは。

 

 たまにはジュリアの事も書かないと。

 現状、乗り出すのには不具合は無いのですが、やっぱり色々と手を入れるところはあって、常に何か修理しています。

 

 別に直さなくても道具としては問題ないのですが、前から気になっていたドアハンドルというか、ボロボロになってる肘置きを直しました。

 

 ドア内張りに取りついているこの部分。

 ドアを閉めるときに引っ張ったり、運転中の肘置きになります。  

 運転中に肘を置くことは滅多にないですけど。

 

 下側は樹脂製で、上に合皮で覆われたクッションが付いています。

 そのクッション部分がヨレヨレで、樹脂部との境目にあるクロームのモールディングもパキパキで剥げ剥げの状態です。

 

 

 クッションを基部から外してみると、ベースになる部品がバキバキに割れていて、合皮で包まれているから何とか一体を保っている感じ。

 

 材質はABSかなぁ と、ABS用の接着剤を塗ってクランプで圧着してそのまま放置したのですが、、、

 全然強度が出なかったので、もう一から作り直すことにしました。

 

 在庫していた板の端材に下部のパーツを当てて型を取ります。

 なんともまぁ、幅ギリギリの端材があったものです。

 

 それをギコギコと切り出します。

 当ててみると。

 まぁ、悪くないでしょう。

 合皮を被せるので、その分少しだけ小さめに切り出してあります。

 

 次は、その板に合わせて、これまた在庫していたヨガマット?キャンプとかで寝袋の下に敷くようなクッションシートの端材を切り出します。

 

 

 切り出したクッション材を板に貼り付けて、角を落としてきます。

 スポンジ等の柔らかい素材を削るときはワイヤーブラシがとても便利です。

 

 なにかの内装に使った合皮の余りがあったので、それを適当に切り出して、ホッチキスで留めていきます。

 もう行き当たりばったりで、留めながら、切りながら、、、

 

 不細工ですが何とか留まりました。

 裏面なのでこれでいいのです。

 

 ひっくり返すと、、、

 ほら、これで十分。

 

 クッションと樹脂製下部の間にあったクロームのモールディングは、こんなのを用意しました。

 

 こんな断面をしていて、パーツの間に挟み込んで使います。

 

 

 湾曲してるところは、写真の様に細かく切り込みを入れて、パーツに沿わせて挟んで固定しました。

 

 

 でけた。

 

 

 早速取り付けました。

 うんうん、良いではないか。

 手持ちの材料で作ったので、純正よりもクッションが厚くなりましたけど気にしません。(と今は言っていますが、気になって結局後から作り直す可能性も無いとは言えない、、、)

 

 車をいじるときは硬い素材を加工することが多いですが、こういう丸くて柔らかい工作も大らかに作業出来て楽しいです。

 

 今回の工作で新たに購入したのはモールディングのみ。

 常に工作をしていると、いろんな素材の端材がストックされてくるので、突然思いついても大概のものは作り始められます。

 そうなってくると、どんな端材も捨てられなくなるんですよねぇ。

 

 どんどん工作をしてストック素材を減らさないとね。