こんばんは。
先日、ちょっとだけカタナのテールを持ち上げようとテールアップキットを取り付けようとしたら、何やら面倒な事になりそうだ という記事を上げました。
今日はその続き、装着してどれくらい変化があったのか比較します。
カタナに取り付けようとしているテールアップキットは、シートを固定するキーシリンダーを持ち上げるプレートと、テールカウルとフレームの間に入れるスペーサーがセットになっています。
ところが、シートとカウルは持ち上がりますが、テールライト、ナンバープレート、ウインカーは元の位置のままなので、置き去りです。*1
最初はテールライトを持ち上げるスペーサーを自作しようと思ったのですが、テールカウルが持ち上がる事で今まで隠れていた色々が見えてしまって少々ブサイクになる事に気が付いてしまいました。
そこで作戦変更。
テールライトが固定されているリアフェンダーの後ろ半分を作り直すことにしました。
と言ってもガレージにあったアルミ板の端材を切り出して曲げただけです。
こんなの。
必要な場所に穴も開けました。
ここにテールライトとナンバープレートをブラケットと一緒に移植します。
こうなる予定。
後は実車に当ててみて、調整しつつ装着してみます。
まぁ、なんとかなりそうですね。
切ったり削ったりが終わったら、スプレーで塗装。
見えそうなところだけ塗るという、なんとも適当な仕上げ。
こちらは裏側、タイヤ側になります。
変な柄がついていますが、余っていた板を使ったので、、、
暗い場所だし、余程しっかり覗き込まないとわからないからいいのです。
塗装が乾いたら本番です。
ライトとプレートを取り付けて、、、
車体に取り付けました。
ちょっとアルミ板が薄く(2mm弱)、ライトとプレートを持って上下に揺すってみると動いてしまったので、両端にL字のアングル材(というのかな?)を補強として取り付けました。
結構がっちりしたので、多分これで大丈夫でしょう。
さ、後はシートカウルとシートを取り付けたら完成です!
と思ったのですが、、、
実際にシートを取り付けて座ってみたのですが、シートがグラグラしたりたわんだり、全然強度が足りなそうです。
刀のシートは底面に硬めのゴムのクッションが取り付けてあって、それが直接フレームに乗っかってライダーの重さを受け止める様になっています。
ところが、シートを固定するキーシリンダー部を持ち上げてあるので、シート最先端と後ろのキーシリンダーの2点で固定されているだけで、実際にライダーが乗る部分は宙ぶらりんの橋状態になってしまってます。
もしかしたらこのままでも大丈夫かもしれませんが、操縦中は結構シートの上を移動しますから、変なところに気を取られるのは良くありません。
もうひと工作することにしました。
せっかく取り付けたフェンダーを外して、シートを取り付けて下から覗いてフレームとシートの隙間を測り、隙間を埋めるように木を切り出しました。
木材って、、、と思うかもしれませんが、圧縮には強く、金属よりもクッション性がある素材なので、見た目に関わらない場所なら全然問題なしで使います。
見えない と言っても木のまんまというのも何なので、一応黒く塗装しました。
乾いたらL字金具を使って新造したフェンダーに固定しました。
新造したフェンダー部分は平らなので丁度良い工具置き場になっています。
シートが上がった分スペースに余裕が出来たので、小物入れも作れそうです。
ちょっと嬉しいオマケになりました。
シートを載せてチェック。
ちゃんとシートのラバークッションが接地しているかを確認します。
よし。
これでシートもしっかり安定しました。
あ、位置変更が必要な部品。
テールライトとナンバープレートと、後もう一つ リアウインカーがあります。
こちらはウインカーステーを左右スイッチして使えば大丈夫でした。
これで作業は終了です!
こんななりました。
この写真だけ見ても なんにも変わってないやん って感じですよね。
では、ノーマル時の写真と比べてみると、、、
これは刀が動くようになったばかりの時の写真ですが、背景の横線がタンク上端に合っているので、それをガイドに比べてみると、ちょっとテールが持ち上がってるのが分かります。
ぱっと見てはっきりわかるほどカチ上げにもならず、気になっていたタンクとの角度が丁度良い感じなので、十分満足な仕上がりです。
テールアップキットということなので、それをポン付けして終わりと思っていたら、予想以上に時間がかかってしまいました。
ん?
取り付け後の写真、、、
他にも見慣れぬパーツが付いているような気が、、、
それはまた後日アップします。
*1:おそらくフェンダーレスキットと同時に使う事が前提のキットの様な気がします。このキットだけで完結すると思っていたのはこちらのリサーチ不足でした。