こんばんは。
先日投稿した裏庭だよりで、ハチドリが巣をかけて抱卵している事を書きました。
その後も観察を続けていたのですが、1週間ほど前から親鳥の様子が変わりました。
もともとちょっとした事に驚いて巣から飛び立ってしまう事が頻繁にあった、落ち着きのない親鳥だったのですが、更に頻繁に巣を空けるようになり、しかも暫く帰って来ません。
卵を温めているのに、そんなに巣を空けて大丈夫なの? と心配になります。
調べたところによると、大体2週間くらいで孵るらしいのですが、もう2週間以上経っているのに孵った様子もありません。
そしてこの週末も様子を見ていると、巣にこもって温めている時もありますが、むしろ空けている時間の方が長いんじゃないの?というくらいしょっちゅう出歩いています。
これはもしかして、卵が孵らないんじゃないか と思い、また巣を留守にしている時にコッソリ巣を覗いてみたのです。*1
勿論、じっくり覗き込むような事はしないほうが良いので、モノを取りに行くふりをして一瞬チラッと覗き込んだのですが、、、
卵は見当たりません。
その代わりに、、、なにか黒い肉の塊のようなものが見えました。
頭も何も見えず、ただ丸い塊が呼吸の様な動きをしています。
うわ、なにこれ、こわっ!! と一瞬思ったのですが、直ぐに理解しました。
孵ってました。
以前にヤブガラが巣をかけた時は、卵が孵って親鳥が餌を与えるときには雛鳥が見えましたし、鳴き声も聞こえたので、孵ったことが分かったのですが、ハチドリの雛は全く見えず、鳴き声も聞こえないので、孵ったことに気が付きませんでした。
パッと見た感じ羽毛も見えなかったので、孵ったばかりだったのかもしれません。
その後気を付けて見ていたら、親鳥は帰ってくると巣の縁に止まって餌をあげているのが見て取れました。
よかった、、、。
頻繁に巣を空けていたのは、餌を取りに行っていたのですね。
その親鳥、巣を空けるのは餌を取りに行くだけでなく、休憩もしているのが分かりました。
ハチドリに限らず、ウチにやってくる野鳥は、それぞれお気に入りの場所を持っている個体がいます。
そのハチドリは特に好きな止まり木が明確にあるようで、うち一カ所は裏にあるアカシアの木のほそーい枝。
巣を離れると、そこで休憩してる事が多いので、目星をつけて張っていると写真に撮りやすいです。
お母ちゃん休憩中。
思いっきりトリミングしています。
アカシアの葉と比べて大きさを想像してください。
そしてこの場所の次に休憩する場所は、鉢植えのオロブロンコ。
こちらの方が更に家に近いです。
これ分かりますかね?
左足一本で止まって、右足でカイカイカイカイってやってるんです。
ちょっと(文字通り)羽を伸ばしてるところ。
暫くストレッチをしたりしたあと、ここからシュバッと高速で巣に戻ります。
そして、巣に戻って雛に餌を与える場面を動画に撮りました。
編集も何もなくただ繋げてタイトル付けただけですが、2分弱程です、是非観てみてください。
設定で画質を上げて頂くと雛鳥が確認できるかと思います。
あと、一瞬親鳥の嘴から舌の様なものがシュルッと出ているように見える場面があるのですが、鳥って舌あるのでしょうか?
舌切り雀のお話があるくらいだから、あるのかな?
その舌で蜜をなめてる?
餌を与え終わると、直ぐにムリムリ巣に潜って雛の上から蓋をするように居座るのですが、羽が生えてないから雛が冷えないようにしてるのでしょうか。
そのムリムリ入っていくのが無茶苦茶かわいいので、動画の終わりの方、是非観てみてください。
私がじっくり観察できるのは次の週末になるので、そのころにはそこそこ鳥っぽくなってるのかな。
無事に孵って本当に良かったです。
しかし、他の野鳥がちょっかい出しに来たり、ネコやリスもウロウロしていますから、まだ油断はできません。
このまま無事に巣立ってほしいものです。
*1:私の作業スペースに巣があるので、週末になると巣の近くをウロウロしています。そういう状況から私が近くに寄ったからと言って親鳥が巣を放棄することはまず無いと読んでの事です。