模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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自分の中で一区切り、とんぼ玉を始めてからの振り返り。~独学編

 こんばんは。

 

 先日投稿した とんぼ玉関連記事で、念願のクラゲ玉が登場しました。

mata1.hatenablog.com

 

 私にとっては とんぼ玉を始めてからの、大きな区切りになったので、始めた当初から今まで、どんな道程だったのかを振り返ります。

 

 初めてとんぼ玉を焼いたのは、帰国した時に立ち寄った長浜市の黒壁での体験クラスでした。

 こちらがその時に焼いた、初めてのとんぼ玉です。

 (2016年1月に投稿)

 初めて焼いた のですが、実はとんぼ玉を目にするのも触れるのも、この時が初めてでした。

 その時の事は記事にしてありますので、滋賀県の観光地の報告としても興味のある方はご覧ください。

mata1.hatenablog.com

 

 ガラスを溶かして細工をするのがとても楽しくて、やはりこれはちゃんと学びたい と思い、ロサンゼルスに戻ってから自宅でとんぼ玉制作が出来る環境を整える為にリサーチを開始。

 4~5カ月程経って、何とかとんぼ玉制作を始められるようになりました。

 私の知る限り、この辺りにはとんぼ玉を焼いている人は居なかったので、本やDVD等を頼りに独学でとんぼ玉制作に励んでいました。

 

 自宅で修行を始めた、極初期の頃はこんなのを焼いていました。

 2016年の11月頃の写真です。

 これは体験クラスで焼いたのを再現しようとしていたのですね。

 先に出てきた初めて焼いた玉は、花?花火?の様な文様は先生が作っておいたパーツを使っているので、実際に自分がやったことはガラス棒を溶かして地玉を作り、そこに予め用意してあるパーツを埋め込む という作業でした。

 自宅で焼けるようになって、最初は一人で地玉を作るところから初めて、次にパーツを作り、ようやく上の写真のようなことが出来る様になりました。

 ほんとに基本的な事しかできなかったですが、自分でここまで焼けたという事だけでとても嬉しかったです。

 

 なんだかよく分からないですね。

 

 パーツを使わずに文様を入れる という事で、ひっかき で柄を入れています。 

 ひっかきは今でも好きな柄です。

 

 

 おぅ。

 なにやらいろいろと挑戦していますね。

 地玉自体を単色のガラスで作るのではなく、何色か斑に混ぜたもので作ってるのかな。

 こんなことやってたんですね、自分。

 今度やってみよう。

 

 

 2016年12月25日

 この頃になると、ほんの少しだけ外形を取れるようになってきたみたいです。

 相変わらず引っ掻いてます。

 でもって、相変わらず青系が好きみたいです。

 

 

 2017年の終わりごろにになると、とんぼ玉を焼くだけではなく、使える形にしたい と思う様になり、根付にするようになりました。

 外形も均等な楕円ではなく、下を細くしたり、下膨れにしたり、色々とトライしていました。

 

 

 

 あら。

 変わった柄ですね。

 どうやって作ったんだろう。

 

 

 この年は年末に帰国したので、その時に会う人に渡すお土産として根付を沢山作って持った帰ったのです。

 

 そして姪っ子には簪を作ってあげました。

 

 

 2018年2月

 友達の子供にキーホルダーにしてプレゼント。

 ほんとに引っかき文様ばっかり焼いてますね。

 

 

 2018年5月

 ひだ文様玉を焼けるようになりました。

 

 ひだ文様はとても好きな柄で、色の組み合わせを変えて結構続けて焼いてました。



 2019年5月

 透き掛け(玉全体を透明ガラスで一層覆う技法)がやっと出来る様になり、文様にレイヤーを重ねる事が出来る様になりました。

 点打ち水中花も出来る様になりました。

 暫く焼いてないですけど、かわいいですね。

 

 

 2019年12月

 この年は年末に帰国したので、またお土産に根付を大量生産して帰りました。

 うわー、よくこんなに作ったな。

 当時は毎日仕事から帰って、夜中になると せっせせっせと紐を編んでいたので、なんか内職をしてるような気分でした。

 

 

 この時、なんと製作依頼があり簪を作りました。

 軸は栗の木で、削って研磨してあります。

 とんぼ玉はこんなのが付いてます。

 もう少し玉は大きい方が存在感がアップして良くなる というフィードバックを頂きました。

 

 

 2020年5月

 この頃になると、だんだん複雑な玉に挑戦しているようです。

 矢羽根のつもり(笑

 

 

 レース玉にも挑戦して、結構な数を練習していました。

 

 

 そして7月。

 憑りつかれたように焼いていた藤玉

 庭で藤を育てていて、なんとかとんぼ玉に出来ないかなぁ とデザインを考えました。

 上から。

 この とんぼ玉用の小さい おざぶ、チクチクお裁縫で自作です。

 

 下から。

 

 何層も柄を重ねて奥行きを出そうとしたり、色々と考えて焼いてました。

 で、なかなか納得するものが焼けず、何十個か焼いて、ようやくこれでいいか と思えたのが上の写真の玉です。

 ほんとに憑りつかれた様に、毎日同じ柄を延々と焼き続けていました。

 でも、同じことを何度も繰り返すというのは、基礎力を高める為にはとても有効だと思います。

 この辺りから少しだけ形を取るのがマシになってきたような。

 

 8月

 まだ藤を焼いてますね(笑。

 外形を しもぶくれちゃんにしてみたようです。

 ちょっとかわいいでしょう?

 

 

 そして相変わらずの引っかき柄。

 今でもこの引っかきの玉はとても気に入ってます。

 

 

 さて、2020年の8月まで来ました。

 ここまで独学で地道に修行を重ねてきたのですが、この頃に竹内硝子製作所の通信教室「Taku-Ton」の事を知り、受講させて頂くことになりました。

 

 次回のとんぼ玉関連記事はTaku-Tonで学び始めるところからです。