こんばんは。
ちょっと色々とありまして、数年カタナを放ったらかしにしていたら、エラく拗ねてしまっていたというお話。
前回ブレーキをOHしました。
さささ、これで再びカタナに乗ることが出来ます。
何年も乗っていなかったので、エンジンを掛ける前にオイル交換もしてしまいます。
現在カタナに取り付けているマフラーはヨシムラ製のシリーズ7というエキゾーストパイプが4本1体になっているタイプで、オイル交換するにはこれを外さないとドレンボルトも緩められません。
というわけで、外します。
パイプが一体なので、外すも嵌めるも一苦労なのです。
あちこちしっかり養生しておかないと、フランジでこすって傷だらけになってしまいます。
サイレンサーにジャッキをかけたりするので、こちらもボロでグルグル巻に。
外れました。
マフラーさえ外れてしまえば、あとはドレンを緩めてオイルを抜いて、フィルターも交換してからオイルを規定量入ればおしまいです。
そして、今度はまたマフラーを装着して作業終了。
よし、じゃエンジンかけてみよう とガソリンコックをひねって暫く待っていると、、、
ジャバジャバジャバ~ と盛大にガソリンがキャブレターから漏れてきました!
がーーん!
派手にオーバーフローしています。
慌ててコックを締めて、漏れたガソリンを拭いて、仕方ないのでキャブレターを外します。
実は、アメリカ(カリフォルニア?)のガソリンはキャブ車にとっては非常に厄介なのです。
排ガス検査の為なのか、スモッグ軽減の為なのか、普通なら入っていないような添加剤が入っていたり、逆にほんとなら入っているものが入ってなかったりするようで、暫くエンジンをかけないと、簡単にキャブは詰まると言われています。
ちなみに、日本はオクタン価100のガソリンが普通に売られていますが、こちらでは一番高いオクタン価でも91です。
なので、日本の様にエンジンの圧縮比を上げることも難しいです。
話を戻します。
オーバーフローしたキャブレター(Yoshimura Mikuni TMR)を外して、保管してあった純正のキャブレターに交換することにしました。
これまたちょっと面倒なことに、TMRはスロットルケーブルは2本ですが、純正は1本なので、ケーブルを一本外すところから始めました。
戻し側のケーブルを外しました。
そして、純正キャブレターを装着。
うーん、オイル交換だけして終わる予定だったのに、なんでカタナはこんなになっとるのだ、、、。
キャブレターを交換して、改めてガソリンコックをひねって、エンジンをかけようとしたら、、、
ジャバジャバジャバ~~~~。
えーー、またガソリンが盛大に漏れてます!
おいおい、、、
慌ててコックを締めて、溢れたガソリンを拭いて、、、
何回同じことやっとるの?
ガソリンは抜いて保管してあったので、オーバーフローはしないと思っていたので、もう一回コックを開いてどこから漏れているのか見てみると、キャブレターを連結している燃料パイプの根本から漏れているようです。
はぁ、
もう一度キャブを外します。
そのままの勢いで、外した純正キャブをバラして連結部をチェックしてみると、O-リングが硬化して細かいヒビが入っていました。
前回OHした時にO-リングは交換したのですが、品質があまり良くなかったのかもしれません。
ストックしてあるパーツから使えそうなO-リングを取り出して、一気に組み立てて、もう一度カタナに装着です。
もうなんとしてもエンジンかけるところまで行きたい。(笑
ドキドキしながらコックを開いてガスを送ってみると、、、
今度は大丈夫でした。(ホッ)
エンジンもちゃんとかかって一安心。
さて、数年間乗っていなかったので、ライセンスプレート(ナンバープレート)に貼ってある登録ステッカーも期限が切れています。
忘れないうちに張り替えます。
プレート真ん中にある「2022」のステッカーが登録ステッカーで、毎年張り替えます。
これはロサンゼルス限定の話かもしれませんが、この登録ステッカー、かなり盗難のリスクが高いです。
このステッカーの期限が切れた状態で走っているところを見つかると、反則金を支払わないといけない上、(知っていて)期限切れで乗っている様な人は、叩けばホコリが出る可能性(無保険、ダメなもの積んでる等)もあるので、ポリスに止められない為に路上でプレートに張られている有効期限内のステッカーを丁寧に剥がして自分の車に貼ってしまう人がいるのです。
私の友人も知らない間に剥がされていて、運悪くポリスに見つかって反則金を支払うことになりました。(勿論彼はちゃんと登録費を払ってステッカーを貼っていました)
そのステッカー盗難を防止する一番簡単な方法は。
貼ったステッカーにカッターで沢山の切り込みを入れておく というものです。
こうすると、剥がそうとしてもすぐにちぎれてしまい、剥がしたとしても使い物にならないので、端っこを剥がしてちぎれた時点で犯行を諦めることになります。
これは渡米してすぐに教えてもらいました。
細かいことにまで油断ならない国です。(Trust no oneとモルダーも言っていた)
さて。
ガソリンが入った状態で放置されていたTMRは、フロートが完全に固まってしまっていて全く動かないものもあったり(そらオーバーフローするわ)、最初にOHしたときよりも酷い状態になってしまってました。
仕方ないので、再度OHです。
しかし、、、
TMRはアメリカでは販売されていないので、パーツが手に入らないんですよね。
困ったなぁ。
ぼちぼち作戦を練るとします。