こんばんは。
先日、ちょっぴりテールアップしたウチのカタナ。
思ったよりも作業が多く、部品を制作する必要があったりとかで予想よりも時間がかかってしまったのですが、並行して進めていた作業がもう一つありました。
キャブレターを純正からミクニのTMRに換装しました。*1
もともと不動車だったカタナに付いていたキャブレターは、かなりヤレていて、一通りオーバーホールしてエンジンをかける事は出来るものの、ギリギリの状態でした。
どのみちキャブは換えるから、まぁテンポラリーとして使うからいいか と言いながら、結局長い間そのまま使っていたのですが、この機会に一緒に換えてしまえ という事になりました。
さて、ただキャブレターを交換するだけなら、そんなに手間はかかりません。
なのに何故こんな長い間キャブ交換を先送りしていたのかというと、、、
こちらもキャブレター以外に周りのあれこれを交換しないと使えなかったのです。
キャブレター交換に当たって、やらなければならない事の筆頭といえば。
カタナはスロットルケーブルが一本、引っ張り側だけしかありません。(年式によって違うかもしれません)
しかし、ミクニTMRは引き と 押しの2本のケーブルでコントロールするので、2本ケーブルのスロットルに交換する必要があります。
(純正のスロットルホルダーとスイッチ類)
このスイッチボックス兼スロットルホルダーを2本ケーブルのホルダーと他車流用のスイッチとに交換します。
スロットルホルダーはこちらで比較的名の通ったアフターマーケットのパーツがあるので、それを使う事にしましたが、面倒なのはスイッチ類。
程度の良さそうな他車のパーツをオークションで購入して、配線をカタナに合わせて組み替える事にしました。
こちらが流用パーツ。
基本的に、カタナ純正の右スイッチボックスからは3本のワイヤーが出てきています。
キルスイッチ用2本とセルスターター用1本。*2
テスターを使って、流用スイッチから出ているワイヤーの中から、キルスイッチ用とセル用のワイヤーを探します。
それが見つかれば、コネクターからワイヤーを抜いて、カタナの車体側のコネクターに対応する位置に嵌め直します。
コネクターに細いマイナスドライバーを刺して返しの爪を押し下げてやればワイヤーは引き抜くことが出来ます。
ワイヤーの場所を変更して差し替えも出来たのですが、カタナ車体側のコネクターは長年エンジンの熱に炙られていた為か、熱で収縮してカッチカチになっていて、新しいコネクターを差し込む事が出来ません。
仕方ないので、車体の受け側のコネクターも新しい物に交換します。
新しいのはコネクターの脱落防止用の爪がついてます。
一応何色のワイヤーがどの位置に刺さっているのかはメモしておきましたが、更に写真も撮って確認用のバックアップは万全にしておいて、尚且つ一本ずつ間違わないように旧いコネクター(変色して黄ばんでる方)から新しいコネクター(真っ白ピカピカの方)に移動させます。
配線が終わったらイグニッションをオンにして、各スイッチが正常にリンク出来ているかチェックしますが、間違ってはいないと思うものの、最初に電源を入れる時はちょっと緊張します。
無事に移植が終われば、スロットルホルダーも交換して下準備その1が終了です。
しかーーーし!
一つ計算外のハプニングが!
出来るだけ薄いスイッチボックスを選んだのですが、それでもスロットルホルダーが別体になった分トータルの厚みが増えてしまい、アクセルのグリップがハンドルバーから少しはみ出してしまいました。
あらま。
バーエンドを取り付けることが出来ません。
これは、あれです。
別体のバックミラーホルダーの分ですね。(行き当たりばったりで別体ばかりに頼るからです)
うーん、困った、どうしよう。
バーエンドを加工して取り付けるか、いっそのことミラーホルダーを撤去してバーエンドミラーにするか。
そういえば、こちらのオートバイ文化では、バーエンドミラーの普及率が物凄く高いのです。
日本では一部のカフェレーサー等でたまーにしか見ることが無かったバーエンドミラーですが、こっちでは新型車もバーエンドに換えている人が物凄く多いです。
実はすり抜けするときにバーエンドミラーの方が引っかけにくいのが理由 とか聞いたことがありますけど、どうなんでしょう。
私は基本すり抜けはしませんが、見慣れてしまったからかこれも選択肢の一つとして、バーエンドの処理はどうするか追々考える事にします。
さて、次は燃料の配管を変更してキャブレターの換装です。