こんばんは。
趣味で蜻蛉玉を焼いています。
ずっと独学で練習していたのですが、現在は 竹内硝子製作所主催の とんぼ玉通信教室「Taku-Ton」で学んでいます。
初級クラスから始まって地道に続けて、現在は中級編を受講しています。
Taku-Tonでは3ヶ月毎に自分のとんぼ玉を添削して頂けます。
昨年末12月が添削月でしたので、今回も添削に提出した蜻蛉玉を紹介させていただきます。
今回提出した玉、一つ目は
ハニカム玉
本当ならハチの巣状に枠が6角形になるはずだったのですが、、、
玉の外形を整えている間に歪になってしまいました。
ガラスの特性である、熱して柔らかくして成型するというのが曲者で、火の入れ方で柔らかくなったときは全体が柔らかくなっていて、一か所を触ると全体に影響してしまいます。
うまくピンポイントで熱することが出来ればよいのですが、まさか触って確認する訳にもいかず、私はまだ どこにどれだけ熱が入っているのかを確認する術を持ちません。
難しい、、、
あと、玉の外形を整える事に夢中になっていると、熱する時間が長くなりすぎて色が抜けたようになってしまいます。
写真の玉も、本当はもっと枠の色がハッキリ出れば良かったです。
次の玉は
コスモス です。
玉の大きさは、大体 2cmx3cmくらいです。
茎と葉の部分が、ちょっと流れて水草みたいになってしまいましたけど、概ね良い感じにできたのではないか と思います。
花弁が少し縮んでしまった部分もありますが、綺麗に咲かすことが出来たのもありますね。
花の柄がとても和を感じさせてくれるので、とても気に入っています。
三角モザイク
いやーーーー。
今回提出した玉の中では、これが一番難しかったです。
本当なら灰色の三角(歪んでますけど、三角なんです)の角は隣と接しているはずなのですが、三角の大きさに合わせて地玉の外周を調整して、きっちりと収めるようにしないといけないのが計測を誤って隙間が出来てしまいました。
ガラスを溶かして押し広げることで柄を繋いだ為、間延びして三角と三角の間に隙間が出来てしまいました。
この外周の計測は溶かしたガラスを相手にしないといけないので本当に難しい。
頂いた添削には、その計測についてのアドバイスが詳しく添えられていて、最終的に勇気ある撤退が必要な時もある と、またもや目から鱗が剥がれ落ちました。
最後の玉です。
糸巻き玉
この玉は柄よりも、気泡を巻き込む方法がとても面白い技法でした。
今までにも玉の中に気泡を入れた事はありますが、それとは全く違う方法で、同じ様な結果を出すにも色々と別なアプローチがある事を学びました。
面白い。
あと、透明なガラスを地に使い、中心の穴を綺麗に透明にする という課題も含まれています。
私は蜻蛉玉を焼く時、最終的に出来る限り外形を整える という事を心掛けているのですが、それを気にする余り、柄を入れ終わって最後に外形を調整する時に、どうしても長くいじくり過ぎて、ガラスを熱し過ぎる問題がある という事が目立ってしまいました。
最近は段々と外形も綺麗に出来る様になってきたと思うので、これからは如何に迅速に最終目的地に到達できるか という事も意識して、ガラスを焼いていきます。
今日はここまでです。
が。
実は今回の添削に提出した玉はもう一つあります。
その玉は自分にとって特別なものなので、単独で投稿します。
私が受講しているトンボ玉通信教室、Taku-Tonは安曇野に工房がある竹内硝子製作所が主催しています。
今回上げた玉は柄も複雑になってきて、突然これを見たらとても細かい作業で難しそうに見えるかもしれません。(いや、実際に難しいです)
でも教材の最初は、まったくガラス細工の経験がない人がガラスを溶かすところから始まっているので、そこから一つずつ教材を進めていけば、着実に焼ける柄も増えていきます。
進めるペースも自分で決められるので、勝手にドンドン進んでいってついていけなくなる という事もありません。
興味のある方はこちらのサイトをご覧になってください。