こんばんは。
今年は気候が不安定だった為か(しかも冷夏)、植物の成長が例年と異なります。
もう11月なのに、いつもなら夏に収穫できるグァバが最盛期を迎えています。
さて、毎年沢山採れるグァバですが、私はあまり好きではないので、殆ど食べることもなく、収穫したものはグァバ好きの人に差し上げていました。
うちのグァバを毎年楽しみにしてくれている人も段々と多くなってきたので、消費に困ることもありません。
しかし。
グァバはスーパーフードと呼ばれるほど栄養価の高い果物だそうで、ビタミンCはレモンの2倍、ビタミンB群も含むので疲労回復に良し、腸内環境を整えるのにも良いらしく、せっかく裏庭で沢山採れるのに、食べないというのも勿体ない話です。
もともとグァバ・ネクターは好きで飲んでいたので、味は好きなのですよ。
ただ、実際の果物となると、熟れた時のあの発酵臭に近いほどのむせる様な甘いにおいとか、カッチカチの小さい種だらけな事とかが苦手なのです。
そこで、せっかく栄養価の高い旬(今年はちょっとズレてるけど)の果物が採れるのだから、何とかして食べてみよう と色々と試してみて、なんとか自分に合った食べ方を見つけました。
ちなみに。
私の周りにいるグァバ好きの猛者達は、熟れたグァバを沢山袋に入れて差し上げると、ほぼ全員と言っていいくらい、みなさん袋に顔を突っ込んで、思いっきりむせる様な香りを吸い込んで あ~~~いいにお~い♪ と満面の笑みを浮かべて顔を上げます。
そして、皮ごとかじって、種もそのまま食べてしまう人も多いです。
なんであの硬い種が気にならないのか不思議。
なので、そういう猛者からしたら、私の食べ方は勿体なくて邪道の極みみたいに見られるかも。
私の様に 味は悪くないんだけど、ちょっとねぇ、、、 という方はチラッと見てみて下さい。
先ず第一の関門。
強烈な匂いと甘さですが、これは簡単。
匂いを出す前、甘くなる前に収穫です。
グァバは上の写真にもあるように、初めは緑色で、そこから黄色になって、その次は黄色の中に赤い部分が出てきて、そのころには柔らかくなっていて、完熟収穫になります。
そうなると、プ~ンとあま~い匂いが漂って、実もあんま~くなっています。(普通の人はこの状態がおいしいと感じるはず)
で、試してみたのは、そこまでなる前、どの辺までなら食べられるのかを色々な時期の実を食べてみました。
もしかしたら熟れる前はシブいとか、苦いとか、食べられない状態なのでは?と思ったところ、まったくそんなこともなく、緑色の硬い時でも食べられないことは無かったです。
ただ、ジョリジョリしてあまりおいしい事もなかったです。
私好みは、緑から黄色に以降する途中ごろ。
大体は黄色だけど、うっすら緑の部分も残ってる くらいがベスト。
これだと皮をむいても部屋に匂いが充満することもなく、甘すぎず、ちょっと爽やかな風味もあります。
次の関門は種です。
これは早めに収穫する事が、種対策にも効果がありました。
グァバはメロンの様に中心部に種が密集しています。
でもメロンよりも種密集エリアが全体に占める割合が多く、種を避けると食べるところが無くなりそうで、熟れた状態だと種エリアと果肉の境目もなくなってしまいます。
しかし、早採りグァバは果肉がそこまで柔らかくないので、種エリアとの境界がはっきりしているので、種を取り除きやすいのです。
ということで、あんまり綺麗な画ではないのですが、私のグァバの食べ方を写真で解説です。(←そんなたいそうなものでは無い)
先ず、私は猛者ではないので皮を剥きます。
あ、色はこれくらいのものでも、奥に見えるもう少し緑がかっているものでは大体同じくらいです。
皮を剥いたら半分にカット。
ここからちょっとエグイですよ。
果肉と種エリアの境界を目掛けて、親指を爪から突っ込みます。
そのままグリグリ突っ込んでいって、爪の背でえぐる様に上に掻き上げると、、、
ゴソッと種が取れます。
グァバの種は2~3mm位の粒で、間違って噛んでしまうと歯が欠けるんじゃないか と思うくらい硬いので、取り残しが無いかチェック。
安全が確認出来たら、あとはポイッとお口に放り込んで食べてしまいます。
おいし♪
この方法でなら私も美味しくグァバを食べられるので、今シーズンは毎朝ちょうどよい加減の実を一つだけ収穫しておいて、夜食後にいただいています。
以前にも同じような食べ方の事を書いたことがあるのですが、その時には収穫時期に関して何も考えていなかったのです。
時期をさらに早めにすることで食べやすくなりました。
改めて見てみると本当にわざわざ書くほどの事でもなかったような、、、
いや、世の中にはピンポイントで私の様にグァバに対して問題を抱えている人もいるかもしれないので、そういう方のヒントになれば幸いです。
栄養価の高いグァバを食べましょう。
過去には食べにくいグァバは飲んでしまえばいい という事で、ジュースにして飲んでしまおう という事も書いていますので、よろしかったらそちらもどうぞ。