模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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昨年の大きなお買い物の報告です。(一部の方、お待たせいたしました。笑)

 こんばんは。

 

 そこそこ大きなイベント事だったので、もっと早めに投稿するつもりだったのですが、年末に帰国していた時の事を先に上げたりしてるうちに、ついつい先送ってしまいました。

 

 昨年、今年は大きな買い物をしたのでBlack Fridayの買い物は控える と言う様な事を書きました。

mata1.hatenablog.com

 

 そしたら数人の方が 一体何買ったんだ?!と気にしてくださいました。

 物理的にも経済的にも大きな買い物。

 タイトルになってるので、もうお分かりですよね。

 車を購入したのです。

 

 ずっと足車として使っているのはトヨタのセリカです。

 私にしてはごく最近の車なのですが、それでも2000年型なので、もう生産されてから22年経っています。

 もしかしたら日本だったら廃車にされていても不思議じゃない年式?

 走行距離もキロ換算したら約27万キロ、だと思います。

 結構走ってますよね。

 今のところ現役で使えているのですが、ここまで来ると いつ高額修理が発生してもおかしくないので、次の足車を探していたのです。

 

 今、ロサンゼルスは、というより世界的にですよね、深刻な車不足で、なかなか良い出物に巡り合いません。

 あっちこっちに 車探してるからいい話があったら回してね と触れ回っていたのですが、それが功を奏してボチボチ車仲間から売り情報が入ってくるようになってきました。

 そして、漸く ん?これはもしかして縁かも? という出会いがあり、やっと購入することができました。

 

 というわけで、新しくオレンジ・ファミリーに加わった足車さんを紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 じゃじゃん。

 あれ?

 うっかりして、2000年よりも旧くなってしまいました。

 と言っても、かなり前からブログ内でも探している と書いていたので、ついにやっちゃったか、、、 と呆れている人もいらっしゃるかも。(笑

 

 改めまして、加わったのは ’72年型のAlfa RomeoでGT1300Juniorというモデルです。

 所謂Giuliaという愛称で呼ばれる車で、105というボディスタイルです。

 手に入れた後で知ったのですが、このモデルは北米では販売されていなかったらしいです。

 Tipo105のジュリア自体は、1750GTVや2000GTV、1300GTjunior等、北米にも色々と入っていますが、この丸2灯の離れ目で段無しボンネットのタイプは入ってこなかったそうです。

 この車の売り情報を教えてくれた人もジュリアのオーナーで、彼のがこれと同じ外観なのですが、彼のはヨーロッパ仕様に改造している ということでした。(73か74年の2000GTV)

 

 この年代のジュリア、コロナ前からずっと探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。

 そして、3年前に おっ!という車をネットで見つけたのですが、ちょうどコロナが広がり始めてロックダウンされてしまったのです。

 当時は一体どの程度外出しても良いのか全くわからない状況で、ちょっと遠い場所で売りに出ていた中古車を買いに行く と言うのは世間的に憚られたので、結局諦めました。

 そうしたら、あなた!

 この手のものが好きな方はご存知だと思いますが、旧いもの全般、古着や家具、レコードに車に単車、全てのものの価格が跳ね上がり始めたのです。

 ジュリアもその影響をモロに受けて、あれよあれよという間に今までの2倍3倍は当たり前とかいう異常な値を付け始めました。

 もとの値段を知っているだけに、そんな祭りに加わる気もなく、これはタイミングを完全に逃したかな、とちょっと焦りました。

 アルファ乗りの知人達にも色々と話しをしていたので、売り情報は集まってくるようになってきましたが、どれもとても庶民に買えるような金額では無かったです。

 そんななか回ってきた話が、一台売りに出ているジュリアがあるけど、オーナーはインターネットには載せたくないから、人伝で買いたい人を探している というものでした。(女性オーナーでした)

 値段を聞いてみると、ちょっとこのご時世の相場では考えられない値段です。(低い方に)

 そのオーナーは、投資目的ではなく乗ってくれる人に売りたいとのこと。

 望むところじゃないですか。

 ただ、安いということは、程度も値段相応 と考えるのが普通です。

 今の相場で考えると、サビサビで穴だらけ、内装はボロボロでエンジンはかかるかかからないか ということも考えられます。

 オーナーとやり取りするうちに、一応普通に走れる状態ではある ということと(オーナーは足に使っていた)、携帯で写真を送ってもらってみたところ、一応付くべきものは全部付いている と言うより、思っていたよりも全然小綺麗ということがわかりました。

 

 実際に見せて貰う前に、色々とやり取りをし、行きつけのアルファ屋に車の底の状態をチェックしてもらったところ、サビはゼロではないけど、十分良い程度の部類に入る ということもわかり、オーナーと待ち合わせをして試乗させてもらうこととなりました。

 

 待ち合わせに来たジュリア、ちょっと離れたところから見つけたのですが、その立ち姿を見て、あ、これはもしかしたら買うかも というなにかを感じました。

 少々くたびれてはいますが、足に使うつもりの私には丁度いいヤれ具合。*1

 ヤれてはいますが、立ち姿自体は悪くありません。

 こいつ、普通に走れるぞ という感じがしました。

 どうせ旧いアルファなので、多少ボディの腐りがあるのは当たり前なので、細かいことは気にしません。

 問題は試乗でした。

 乗った感じ、え?ジュリアってこんなんなの???というのが第一印象。

 正直、快速という感じは無かったです。

 いや、普通には走るんです。

 でも、アルファのツインカムエンジンって、みんなが魅了されるエンジンなんですよね?

 あまりにも普通、というか、変な癖はあるのだけど、魅力的な癖ではなく、乗りにくい方に振れた癖。

 うーーーん、と思って、オーナーに「キャブレターは自分で見てるの?」と聞くと、自分は全くわからないから、専門のショップにオーバーホールからセッティングからやってもらった ということでした。

 じゃ、一応大丈夫なはず、、、か、、、

 うーーーーん、こんなもんなのかなぁ。

 踏んでもラテンの血が騒ぐ感覚はないなぁ という気が拭えず、その日はそのまま分かれました。(←私にはラテンの血は入ってないんですけどね)

 

 あれ?

 かなり長くなってきてしまいましたので、一旦ここで止めます。

 内装等の写真は次回ということで(笑

 

   

 

 

 

 

 この漫画には様々な変な車に魅せられて離れられなくなり、その車と共に生活している人たちのお洒落で素敵な(?)1話完結のエピソードが詰まってます。

 車に興味のない人が読んでも こういう世界もあるのかぁ と楽しめると思います(かな?)

 むちゃくちゃおすすめの漫画です。

 

 

*1:あまり綺麗だと、盗難やらいたずらやら、色々心配事が増えて足に使いにくいです