こんばんは。
つい長くなりすぎたので、途中でぶった斬ってしまった前回の記事の続きです。
↓前回の記事↓
さて、待ち合わせて試乗までさせてもらった '72年型のアルファロメオ、パッと見た印象がとても良く、これはいけるかも と思ったものの、その場で決められず一旦保留にしました。
さて、特別に気に入らない所があったわけではないのに(強いて言うなら、GTVを探していた ということくらい?)、保留にした訳は。
実は、他にも見ていた車があったのです。
この黄色のGT Juniorを試乗したときには、他に2台話が来てました。
一台は、見た目はかなり綺麗、足に使うのはちょっと怖いかも というくらい、ビッカビカの車両。
ただ、事故歴があったので、それが引っかかってました。*1
もう一台は、塗装はそこまで綺麗では無いですが、ボディに錆は無く(これはとても貴重)、しっかりとメンテナンスもされていて、とりあえず何もする必要はなし、いきなり足に使えるくらい程度の良い車両。(その分黄色いのより値段は上がります)
しかもGTV。
なにも問題はない車ですが、私的には一つ問題が。
エンジンがオリジナルより高年式のものに載せ替えられていて、インジェクション仕様になっていました。(なんと、エアコンも移植されてました)
試乗してみたら、なんともまぁ普通の車になってました。(笑
乗りやすいといえばそうなのですが、、、
もうちょっと個性がある方がいいかなぁ。
でも足に使うんだから、エアコンもついてて何にも考えずに乗れる方が良いとも言えるかもしれませんね。
とはいえ。
だったら、わざわざアルファを選ばなくても、、、とか。
キャブレター車の方がやっぱり良い とか。
そういう車たちがいたので、黄色のGTを即決することが出来なかったのです。
一旦保留にしてじっくり考えてみると、やっぱりあの黄色いのが気になります。
丸2灯というのがあまり見慣れていない というのもありますが、全く同じ大きさの筈なのに、GTV(丸4灯)よりも小さく見えて、それも魅力的でした。
なんか緊張感のない顔も力が抜けて良い感じです。
とそんな風に色々考えていたら、エンジン載せ替えGTVのオーナーが「ごめん、やっぱり売るの止めるわ」と連絡してきました。
いざ手放すとなったら、急に惜しくなった というか、手放すのが嫌になったそうです。
あらまぁ。
その時点ではビッカビカのGTVは、事故歴があるのでやっぱりやめとこ となっていたので、黄色のJuniorが残りました。
そうしたら、Juniorのオーナーからも連絡がありました。
彼女曰く
家族に会いに暫く自国に帰る事にしたから、アメリカを出る前に売りたい。
テキストベースとはいえ、ずっと連絡を取り合って、実際に会って試乗もした私にできれば買ってもらいたい。
ということで。
結局、彼女がアメリカを発つフライトの日の朝、行きつけのアルファ屋で待ち合わせて、メカニック同席でリフトアップして隅々まで見せてもらい、取引成立 となりました。
アルファ屋で場所を借りて必要書類にお互いにサインをして、支払いもその場で済ませた後、一箇所ボディで気になるところがあったので、そのままジュリアはアルファ屋に預けて手を入れてもらうことにしました。
オーナーはフライトの関係で午前中には家に戻らないといけない状況だったので、アルファ屋からは私が家まで送って行き、全て終了。
とうとうジュリアが仲間入りすることになった、という次第です。
前回は外見を見ていただいたので、今日は内装をご覧ください。
コクピットから。
写真だとなかなか綺麗に見えますね。(実際はいい感じにくたびれています)
前の前のオーナーがスイッチやメーターを幾つか追加してます。
できれば元に戻したいところです。
240Zにはスイッチやメーターを沢山追加していますが、ジュリアはシンプルにしたいです。
ボチボチね。
後ろにも席があります。
でもって、前の座席はローバックシートなのですが、ヘッドレストは付けられない仕様になっています。
車の後ろから見たら椅子が低いので、リア、フロントウインド越しに車の向こうまでよく見えます。
これはルームライトです。
つり革のような取手が面白いでしょ?
でも、肝心のライトが点かないんです。
球切れなら良かったのですが、残念ながら電気がここまで来ていませんでした。
どこかで配線が途切れているんでしょう。
なんとか復活させたいです。
ボチボチね。
昔懐かし三角窓は、ドアの内張りについているゼンマイのノブみたいのをクルクル回して開きます。
開閉には地味に時間がかかります。(笑
我が家にやって来てから、既に何ヶ月か経っています。
暫くの間は週末は少しでも時間があればアチコチ点検、整備、調整をしてました。
旧い車は最初に多少手がかかるのは仕方ないですから。
ですが、現在はかなり調子良くなってきました。
そのうちに、エンジン、トランスミッション、デフ、は必要な時にオーバーホール(か交換)の予定。
既にいろいろとネタになるようなことが起こっているので、追々投稿していくことにします。
新しく加わった72年型のアルファロメオ GT1300Junior、これから時々登場すると思いますので、仲良くしてあげてください。
なんと、こんな本が出てるのを見つけました。
これは読みたい!
注文しないと!!
*1:日本で言うところの車検証に当たる書類にその事故歴が記載されていました。