こんばんは。
昨年、新しく仲間に加わったアルファ・ロメオのジュリア (GT1300Junior)。
なんだか色々と書くことが多く、全然ジュリアが登場していませんでしたが、だいぶ生活に馴染んできています。
これは少し前に桜餅を買いに和菓子屋に行った時。
ロサンゼルスには和菓子屋もあるんですよ。
しかも、かなり美味しいと思う。
さて、オーナーが新しくなると何故か細かいトラブルが立て続けに発生する、というのは、旧車には良くある話しではないでしょうか。
旧車のオーナーは、その車のクセや弱いところというのを良くわかっていて、自然にその車に適した運転をしてしまうため、オーナーが変わってその車(車種ではなく、その個体)に乗り始めてその車に特化した運転じゃない、普通の乗り方をすると、いつもよりも余計に弱い所に負荷がかかって、それに耐えきれなくなった所にトラブルが発生する というのでは無いかと思います。
いや、もちろん単純にパーツの寿命が来て壊れるのもあるのですけどね。
でも旧車は作りがとてもシンプルなので、最初にそういう細かいトラブルを潰していけば、意外とその後は楽に行けたりするんです。(いやいやいやいや!という旧車オーナーの声が聞こえるような気もしますが、、、)
で、ウチのジュリアですが。
ウチに来て暫く経った時のことです。
ブレーキライトを点検したら、点いてません!
え~、、、
ブレーキライトが点かない状態では乗れないので、これは一刻も早く修理しないと。
というわけで、トラブルシュート。
何が原因でライトが点かないのか、簡単な所から順番に探していきます。
一番楽な原因はバルブ切れなのですが、左右共に点灯していないので、残念ながらその可能性は低いです。
次はヒューズ。
ヒューズが切れるとそのサーキットに電気が流れなくなるので、左右同時に点灯しなくなります。
でもって、切れたヒューズを交換するだけなので、対応も楽ちんです。
なのでヒューズ切れであってくれ~ と思いながらヒューズボックスをチェックしてみたのですが、、、残念ながら切れてませんでした。
ヒューズはある程度ストックがあるので、直ぐに交換出来るのですが、ここから先は当日に直る可能性が低くなってきます。
はぁ、、、
ヒューズの次にチェックするのは、ブレーキライト・スイッチ。
これが原因ならスイッチが修理可能なら修理、無理なら部品を入手して交換になります。
ブレーキライト・スイッチはブレーキペダルの根本に付いています。(この車は)
頭から仰向けに足元に潜り込んで上を見上げる角度で撮った写真です。
スイッチから2本のワイヤが出ていて、通常は開いているのですがペダルを踏むとスイッチが閉じて、その2本間が通電する というスイッチです。
テスターで通電をチェックしてみると、、、
ブレーキペダルを押してみても電気が流れていませんでした。
同時に複数箇所トラブルが発生する可能性もゼロでは無いですが、ほぼ原因は確定です。
試しにスイッチから2本のワイヤーを抜いて直結してみると、ライトが点灯しました。
ということで、スイッチ確定です。
もしもスイッチが大丈夫なら、配線のどこかが断線ということになってきます。
そうなると配線を辿ってチェックしないといけないので、長期戦になるところでした。
まだ入り口で原因が特定できてよかったです。
ただ、スイッチを修理しようと外してみたのですが、分解不可でした。
果たして72年型のイタリア車のブレーキライトスイッチなんて簡単に見つかるのかな?と心配しながら探してみたら、あっさり見つかりました。
結構色んなサイトでゴロゴロ出てきました。
しかも、思ったよりも全然安かった!
パーツ代はだいたい$6.50(900円くらい?)でした。
インターネット、ほんと便利、助かります。
アメリカ国内にあったので数日でパーツが届き、サクッと取り付けます。
白いスイッチが眩しい。
ペダルを踏んだら無事にライトは点灯しました。
終了~~♪
あ、元々の配線をそのまま使っていますが、金属部分に触れるとショートするので、コネクターはカバー付きに交換したほうが良いですね。
元々付いていたパーツは、金属が多く使われていたのですが、届いたパーツはほぼ樹脂製でした。
まぁ、だから安いんでしょうね。
届いたパーツを見て、ちょっと安っぽかったので 大丈夫かいな と思いましたけど、そんなに複雑な部品ではないので直ぐに壊れることもないでしょう。
たぶん。
ということで、記念すべきジュリアのトラブル第一号でした。