模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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こちらも結構な大詰めに入ってきております (カタナのキャブレターの調整とウインカー配線の判別)

 こんばんは。

 

 そろそろ完成が近づいてきた ハセガワ1/1500アルカディア号ですが、実は何気にこちらも大詰めになっています。

 

 カタナは細かい作業が続いています。

 今回はキャブレターにガソリンを入れて、エンジンに火を入れました。

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 むかーし、再起動実験をしたときは、キャブレターをOHしたものの、ろくに調整もしないでエンジンがかかるかどうかだけ試したのですが、今回はもうちょっと、ほんとにちょっとだけ手を入れました。

 4基のスロットルの開き具合を目視で調整です。(目視かいっ!!と突っ込まれそうです・・・。)

 キャブレター越しに明るい方を見て、光の漏れ具合で隙間を均等に揃える という方法ですが、ギリギリまで詰めていけば、そこそこ良い感じに揃うんです。

 (スロットル・バタフライを交換したりした時に、全閉時の密閉具合を見るのはこれ以外の方法を私は知らないのですが、何かいい方法あるのかな?どなたか教えてください)

 本当はちゃんとバキュームゲージを使って同調を取るのですが、調整ネジが、まぁ手の届きにくい所にあるので、暫定使用でちゃんと安定してアイドリングすればよいか という程度にしておきます。

 

 このキャブレターのスロットルの調整はNorthFoxさんのブログでもっと良い方法が紹介されていました。

sword749.hatenablog.com

 今回、限られた時間内でやりたいことが幾つかあった+早くエンジンに火を入れて見たかった という事で目視のみで終わらせましたが、一通り終わってから改めてキャブレターは同調を取ると思うので、その時に試してみたいと思っています。

 

 再びキャブを積んで、ガソリンを入れて、イグニッションを回し、スターター・スイッチオン!!!

 ゥンガッ、ンッ、ンッ・・・

 バッテリーが上がっていました(泣。

 

 取りあえずバッテリーを充電しながら、他にやってしまいたい事に取り掛かりました。

 フロントのブレーキライトとウインカーの配線探しです。

 

 このカタナ、ウインカーが元々付いていない状態で我がガレージにやってきました。

 カウルには取り付けの穴も開いてなかったです。

 カリフォルニアは、手信号が認められているので、ウインカーを取り外しても整備不良にはならないのです。(これはもしかしたら日本も同じでしょうか?)

 ですが、コーナーリング侵入時に片手で操縦するというのもどうかと思うので、ウインカー、ブレーキライト共にアクティブにします。

 配線図は持っていなかったので、もしかしたらあるかなぁ と思いインターネットで探してみると、、、、ありました!

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 見つかったのは1100用のだったのですが、まぁ似たようなもんでしょう。

 それにしても、本当に便利な世の中になったものです。

 昔だったらテスター片手に余っている配線を一本ずつ調べる以外は手が無いところです。

 電気系の作業をする時の強い味方はコイツ。

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 PowerProbeです。

 過去にも紹介したことがありますが、電気系が苦手な私は、これが無かったら電気の作業は出来ない と言える程、便利な道具です。

 

 見たところ、普通の導通テスターの様ですが、この道具は本体から出ている長ーいケーブル(最後は二股に分かれていてクリップが付いています)をバッテリーの+とーに繋ぎます。

 そうすると、調べたい端子にニードルの先端を当てると、その端子がグランド(-)されていれば緑に光り、

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 ポジティブ(+)が流れていれば赤く光ります。

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 配線図を見ながら、ウインカーの配線だろう とあたりを付けた端子に先端を差し込んで、キーをONの状態にしてLEDの色を見ます。

 緑になると、それはグランドされているという事になります。

 そこから、ウインカーのスイッチを右、若しくは左に入れてみます。

 スイッチを入れてLEDが赤くなったら、ウインカーのスイッチでこの端子に+が流れる という事で、この配線がウインカー用だという事が分かります。

 スイッチを入れても緑のままの線を見つけて、それとペアを組ませてやれば、一組のウインカー用配線が見つかったことになります。

 同じことを反対側でもやって左右の配線を見つけたら分からなくならない様に、テープで束ねて印をつけておきます。

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 (参考までに、ウインカーのグランドは左右共有で白/黒の線、右の+はライト・グリーン、左の+は黒でした)

 

 次はブレーキライトのスイッチです。

 これも配線図を眺めながら実車を探ってみると、これだな という余っているペアが見つかりました。

 恐らく、この2本の先にはテール(ブレーキ)ライトが繋がっていると思うので、それが確認できればOKです。

 この端子に12Vを直接流して、ライトが点灯すれば良いのですが、もし違ったら何処か壊してしまうリスクがあるので、そんな怖い事は出来ません。

 そこで再びPowerProbeの出番です。

 PowerProbeのもう一つの機能を使います。

 バッテリーに繋いでいる、長ーいケーブルの他に、もう一本、先端にワニ口クリップが付いている細めのワイヤーがPowerProbe本体から出ています。

 そのクリップで、調べたい端子の片方を咥えます。

 

 クリップはバッテリーのマイナスにつながっているので、これでこのペアの片方はグランドされた事になります。

 本体のニードル先端をもう一方に差し込みます。

 LEDは緑になり、グランドしている状態であることが分かります。

 ここで、本体についているスイッチを押すと、ニードルに12V(+)が流れます。

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 これでブレーキ・ライトがつけば、その配線で当たりです。(無事に点灯しました)

 万が一、そこに電気を流してはいけない場所だったとしても、PowerProbeはサーキット・ブレーカー内蔵で、他にダメージを与える前に電源が落ちるようになっているので、安心して試すことが出来ます。

 この機能を利用して、ショート・サーキットの場所を詰めていく という事も出来ます。

 配線が分かれば、あとは結線用のワイヤーを作って繋ぐだけです。

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  これ、洗浄用アルコールが入っていた空き缶や、配管用PVCパイプを利用して作った、ワイヤー収納です。

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 必要な分だけスルスルと出して端子をカシメたり出来るので、配線用ワイヤーを作る時間が大幅に短縮できて、自作してよかった と思える道具(?)です。

 

 結線用のワイヤーが出来たら、フロント・ブレーキにあるブレーキ・ライトのスイッチと先ほど調べた端子を繋いで、ちゃんと点灯する事を確認して終了です。

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 本当なら2本まとまったコネクター(カプラ)があればよかったのですが、在庫を探してみても2本のものが見つからず、ちょっと不細工ですが、これで我慢です。

 

 そうこうしている内に、バッテリーにも電気が溜まったかな?

 もう一度エンジンをかけてみると、今度はちゃんとかかりました!

 アイドリングも問題なさそうです。

 どこぞの無名マフラーの音は、S7ほどでは無いですが、なかなか勇ましい音です。

 軽く煽ってみても、問題なさそうです。

 よかったよかった。

 

 今回はここまででした。

 

 タンクとキャブレターを繋ぐガソリン・ホースには、在庫している車用のものを使うつもりだったのですが、車用のは耐圧ホースなので、ごつくて取り回しがきつそうです。

 結局、バイク用のホースを注文しました。

 フロントウインカーも、マウントタイプのものを注文したので、この二つが届いたら続きの作業に入れます。