模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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祝!マクロス F 新作公開決定!これは時代が追いついてきたということ?(←うそです、ごめんなさい!) ~ 顔の塗装 PLAMAX ランカ・リー 制作記 6

 こんばんは。

 

 いまさらランカの製作記って、需要も無いだろうし ひっそりとマイペースで進めよう と黙々と作っていましたが、なんとここに来て マクロス Fの劇場版 新作の公開が決定したようですね。

 「サヨナラノツバサ」から10年ぶりの新作!

 なんとまぁ、一周回って最先端の製作記となってしまいました。(ただの周回遅れ)

 とはいえ、変わらずマイペースでいきましょう。

 

 前回、肌の塗装に入ったランカ・リー。

mata1.hatenablog.com

 

 今回はこのプロジェクトで最も難易度が高い「顔」の塗装、というよりも「眼(瞳)」ですね。

  皮膚は他のパーツと一緒に塗っておいたので、ここから面相に入りますが、このキットには瞳用のデカールが付属しています。(だから本当は塗装ではないです)

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 失敗しても良いように、5セットも入ってます。

 なんて良心的。

 しかし、5セットもあるということは、それだけ失敗率が高い ということか?

 だって、顔パーツはこんな感じなのです。

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 デカールを貼る位置決めのガイドも何もなく、どこに貼るかは完全に製作者任せ。

 これって、意外とバチッと位置を決めるのは難しいのではないかな。

 目の位置なんて、ほんの少しズレれば印象も変わりますし、おかしい と直感的に誰でも感じる場所でしょう。

 しかも、髪も付いていないので、その都度軽く当ててどう見えるかチェックしないといけません。

 デカールが乾いて動かなくなるまでに。

 出来るかな。

 大丈夫かな、、、

 

 デカールを貼る前に、顔パーツをクリアコートしてツルピカにしておきます。

 これはデカールを貼る時に密着させる為と、定着させるまでに動かし易くするためです。

 少量の水と、マークセッターとマークソフターを用意しました。

 

 

 マークセッターはデカールをしっかりと接着するために使う液で、マークソフターは曲面等にデカールを馴染ませて皺が出来ないようにするために、デカールを柔らかくする軟化剤(+接着)です。

 セッターも少しは柔らかくなると思いますが、もっと曲面になじませたい時にソフターを使います。

 が。

 ソフターは使い方を誤ると、デカールが溶けてボロボロになることもあるようなので、注意が必要です。

 デカールを貼る位置は少し曲面になっているものの、これくらいならセッターだけで行けそうです。

 しかし、いざという時に慌てるとろくな事はないので、一応すぐに使えるように手元に用意しました。

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 では、いざ貼らん。

 あ、これは私の心構えですが。

 何度でもやり直しが出来る という状況なら納得するまでやり直せばよいのですが、今回のようにやり直せる回数にリミットがある場合。

 5セットあるから失敗しても大丈夫、という状況でも、絶対に最初の一回目で決める と決意して作業に入ります。

 というのは、仮に軽い気持ちで1回目をトライして、今ひとつだからもう一回やり直すことにしたとします、だってまだ4回出来るもんね。

 これで仮に2回目に何らかのアクシデントでも起こってほんとに失敗してしまったりしたら3回目に突入です。

 3回目、貼れるには貼れたけど、もしかしたら1回目のほうが微妙に良かった?どうしよう、、、次で決めるか、、となっていくと、なかなか これ と決めることができなくなって、結局気がつけば最後の1セット、失敗は許されない状況に陥る可能性があります。

 そうなると、今まで何回も失敗しているのに、この最後の一回で決める なんて精神力は私は持ち合わせていないので、可哀想な結果になる可能性が大。

 なので、一回目でベストを出すように臨みます。

 と言いながら、残りの4セットを破棄してから始めるほどの勇気も無いのですが。

 えぇえぇ、どうせチキンですよ。

 

 閑話休題。

 

 デカールの貼り方は、人それぞれあると思いますが、注意したほうが良いのはデカールを水の中にドボンしてそのままにしない事 でしょうか。

 どんどん糊が流れてしまって、乾燥後の定着力が弱くなってしまいます。

 シルバリング*1の原因にもなるでしょう。

 完全に水に沈めないでも、裏の台紙のみ水に付けて、そのまましばらく待っていればヌルっとデカールは動くようになります。

 ソフターを使わないでもドライヤーで温めれば柔らかくなるでしょうし、色々と知識と知恵を駆使して貼りましょう。

 

 そんなことより、位置決めです。

 デカールを置いてみても、なんか違う感がすごい。(笑

 全然ランカに見えん!!

 あれ? 

 これ、思った以上に難しい?

 少しずつ位置をずらして見るのですが、両目のバランスは合っていたとしても、微妙に似てるけど違う人みたい、しかも微妙に可愛くないという なんとも微妙な仕上がりにしかなりません。

 色々と調整して、実は これ以上はおかしいでしょう というギリギリまで目を離したら、なんとなくそれっぽく見えることに気付き、その線で微調整を繰り返し、これなら行けるかな という位置が定まりました。*2

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 どうでしょう?

 髪を載せてみます。

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 いいんじゃない??

 いいですよね?!

 ねっ!!

 

 先に 一回で決めるつもりで行く と書きましたが、そのつもりで臨んだのに失敗となると、失敗しても次があるから とリラックスして臨んで失敗した時よりも遥かに精神的にダメージを喰らうので、諸刃の剣なんです。

 よかった、、、失敗しなくて。

 

 ホントはお顔を仕上げるところまで行く予定だったのですが、関係ない寄り道に文字数を使いすぎました。

 次回の製作記はメイク編でお顔を仕上げていきます。

 人形は顔が命、じっくり行きましょう。

 引き続きよろしくおねがいします。

 

 

 

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*1:デカールとパーツの間に空気が入り込んで、光を銀色に反射してしまうこと

*2:なんとなく ですが、劇中のランカと比べるとキットのは輪郭の縦横比が少し違うような気がします。劇中よりも横軸に広い気がするので、目の位置もそれに合わせて広げたほうが可愛くなるような気がします。あくまでも私の感覚ですが、、、