模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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暫定「ゆらぎ玉」 とんぼ玉の修行はまだまだ続きます。

 こんばんは。

 

 さて、これまたかなりの時間が開きました。

 ちょっとばかし、模型の方が忙しくって少々離れた時期もありましたが、基本的にずっと焼き続けております。

 前回とんぼ玉について更新した時は、ある課題を練習中という所でした。

mata1.hatenablog.com

 

 その課題、できた!と言えるにはまだまだ修行が必要で、及第点としてもどうか?というギリギリな所ですが、そろそろ経過報告をしようと思った次第です。

 それにしても。

 シンプルな柄なので、初心者でもチャレンジ出来る玉か と焼き始めたものの、むちゃくちゃ難しい、、、

 これ、初心者向けじゃない気がします。(自分の技術を棚に上げとります)

 

 練習していたのは、一般的に「ゆらぎ玉」と言われている柄です。 

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 こんなの。

 とってもシンプルでしょう。

 白地の外側(写真では上下)に青い点を打ち、徐々に内側に伸ばしてきて、最後に透き掛け*1しています。

 なんだかパッとしませんが、実際に目の前にあると和食器の様な色合いで、なかなか気に入っております。

 

 点の大きさや伸ばし方で先端を尖らせたり、

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 青色を密に、下地の白を少なくしたり、色々と変化を持たせられます。

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 前回の時点で途中経過を報告させて頂いた時、心優しい読者様の中には 不揃いなものもそれはそれで良い と言ってくださる方もいらっしゃいましたが、一周ぐるりとそこそこ均等に柄を入れるのが私にはとても難しかったのです。

 たとえば、ある角度から見ればこんな感じでも、、、

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 裏になると、ありゃりゃぁ とか。

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これも

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 こりゃりゃぁ とか。

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 いつもこんな具合で、どこかしらに問題が発生していたのです。

 穴の方から見ると、失敗したものは青い柄のスタートがバラバラになっていますが、最初にあげた写真の物は多少のばらつきはあるものの、もうちょっと揃っています。

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 点打ちする際に、各点の大きさ、間隔、位置を揃えないといけないので、基本作業の精度を高める練習になりました。

 そして点を打ち、それを伸ばしていく段階ではある程度上手く行っても、透き掛けを失敗すると柄が崩れてしまいます。

 これまた苦手な透き掛けを集中して練習するいい機会でした。

 おかげで、透き掛け得意です!とはとても言えませんが、むちゃくちゃ苦手 というほどでは無くなってきたかな。

 

 ほんとにずっと「ゆらぎ玉」ばかり焼いていたので、他の柄は殆ど新しいのが無いのですが、ちょっとだけ。

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 穴の周りが斜めになってますねぇ。

 この渦巻、結構好きで時々焼いています。

 これ、ただの青のラインでは無く、ラインの内側と外側で色の濃さが変えてあって縁取りみたいにしてあるのです。

 そういう色を出せる細引きのガラス棒を作ってから、それを使い柄を入れています。

 

 透き掛けがなんとなく出来る様になってきたので、引き続き出来るだけ透き掛けを使った玉を焼いています。

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 写真では分かりにくいですが、青を巻いてホヤホヤした白い模様を入れてから透き掛け、それから渦潮みたいな柄を入れています。

 

 これも同じような感じの色違い。

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 もともと青色が好きなうえ、赤色のガラスが全く上手く使えなかったので、いつも避けていましたが、ちょっとした依頼を受けた所 赤色で! という指示が出ました。

 自分で好きに焼くと気に入った色ばかりになりますが、人からの依頼となると、いつも使わない色も使う事になるので、とても良い修行になります。

 なかなかコツが分からなかったのですが、なんとか色が出るようになってきました。

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 これは練習で焼いた玉ですが、赤色も苦手では無くなりました。

 強制的に苦手に向かう事になると、苦手が減るので楽しいです。

 

 パッとした展開も無く、相変わらず地味な内容ですが、これからも修行は続きます。

 

 

*1:透明なガラスで覆う技法の事です