こんばんは。
毎度の事ですが、この記事の内容はオーディオの達人が関連機器の事を詳しく説明する様なタメになる物では無く、家でレコードを聴きたい!と言う初心者で知識もない私がちょっとしたことで いちいち喜んだり驚いたりしてる模様をお届けするものです。
少し前にオーディオ師匠のNさんのおうちに遊びに行った時のことです。
「オレンジさん、これ持って帰って使ってみてよ。」
とご自身愛用のプリアンプを取り外して貸してくださいました。
(自宅でセットアップした後に撮影)
このプリアンプ、余程のオーディオマニアでも知ってる人は少ないのでは?
非常に優秀なプリアンプらしいのですが、プロトタイプのみ作られたようで、一般には販売されなかったとかなんとか、、、
師匠んちのターンテーブルに繋がっていたのですが、ちょっとした流れから 持って帰って試してみて と言うオファーを頂きました。
貴重なものなので壊したらタイヘン と思ったのですが、おおらかな方なので 気にせず持ってけ という言葉を頂き、甘える事にしました。
元々私はレコード用のプリアンプを使っていませんでした。
かなり前の記事ですが、私がターンテーブルを導入する為に色々と教わっていた時に、機種選びでの最低条件に付いて書いたことがあります。
この時、ターンテーブルにはプリアンプ(フォノ・イコライザー?)が内蔵されているという事を条件に入れていたので、とりあえず音を出すのにはプリアンプは必要無かったのです。
ではなんで今更プリアンプを借りることになったのか というのは、ちゃんとした理由があります。
が、
それはまた次の機会に、、、
さて、ターンテーブルを選ぶときにプリアンプ内蔵を条件に入れた理由は、予算の関係で同時にもう一つオーディオ機器を購入することが難しかったからでした。
それに、メインアンプにターンテーブルを繋げる為だけに必要なもの(と思っていた)なので、わざわざ別途費用を割いて買うほどの物でも無いかと。*1
内蔵式のテーブルを買えばそれで十分でしょう と思っていました。(ほら、シロートなもので)
借りてきたプリアンプを現在のシステムに繋げるのは、ただRCAケーブルで繋ぐだけなのですが、それよりも置き場所を工面する方が大変でした。
なんせ、こういう状況だったもので、、、。
オーディオ機器が増える事を想定していなかったので、追加で何かを設置するスペースが無いのです。
仕方ないので、CDプレイヤーの上に置いてあるDVDプレイヤーを隣の多目的スペースの方に移し、代わりにプリアプを設置しました。
ターンテーブル内蔵のプリアンプはバイパスして、新規参入のプリアンプに繋ぎました。
無事に設置が終わり、さてさて どんなものかな?
ん?
いや、なにこれ、、、
ガラッと音が変わったのですが、、、
純正のカートリッジからOrtfonに換えた時に、一気に音が変わりクリア度も増したのですが、その時と同じくらいの変化がありました。
スピーカーの前に掛けてあった薄布をめくったような感じ。
さらに生々しさがアップです。
えー、プリアンプでこんなに音って変わるの?
すぐにNさんに電話です。
「プリアンプ、繋ぎました!」
「どうですか?(ニヤニヤ)」
「全然違うんですけど!!プリアンプで音ってこんなに変わるんですか??」
「だって考えてみてよ、ターンテーブルにおまけでついてるようなのと、良い部品を厳選して設計したものが同じ音だったら設計した人は悲しいよ(笑」
「まぁ、言われてみればそうですけど、、、こんなに変わるんですね!ビックリしました。」
うーん、実はカートリッジを換えた時に音が激変して大興奮、もうこれ以上音は良くならないんじゃないか?と思っていたのです。
これ以上は聴いても違いが分からないだろう、これでもう十分って。
あっさりと音質向上です。
分かるもんなんですね、、、
ただ、良い事ばかりではありません。
と言っても、結果良い事と同じ事なのかもしれませんが、プリアンプを交換したら今まで気が付かなかった極々小さいノイズが聴こえるようになりました。
電気的なノイズでは無く、静電気や埃等のかすかなプチプチ系です。
自分は機械の不具合や調子を音で判断することも多いので、ノイズには多少神経質な所があるかもしれませんが、ノイズは増えたように思います。
クリアになった分、気が付いたという事かもしれないので、これは仕方ないかもしれません。
板の手入れを勉強です。
しかし、当時はプリアンプは左程音質に影響は無いと勝手に思い込んでいたので、内蔵式のテーブルを購入しましたが、もしここまで変化があるのなら、最初からテーブル+プリアンプで考えるのもアリなのかもしれません。
バイパスしてしまえば内蔵プリアンプは無駄になりますから。
だったら、仮にデザインや他のスペック的にはとても気に入ったテーブルがプリアンプを内蔵していない と言う事で候補から外すよりも、外付けにする方が良いのかもしれません。(プリアンプ無しのテーブルの方が安いかも)
まぁ、実際に試してみないと分からない事でしたから、今更言っても仕方のない事です。
もしも今私と同じように、アナログの事はよくわからないけど、レコードに興味がある と言う方がこれを読んでらっしゃったら、そういう視点で調べて見るのもいいかもしれません。
もう一段次のステップの為にプリアンプをお借りしたのですが、この状態で激変してしまったので、もう満足。
暫くこれで楽しむことにした という話でした。
しかし、、、
このプリアンプ、いつか返さないといけないんだよなぁ、、、
*1:お手持ちのアンプにPhono端子が付いている場合は直接ターンテーブルを繋げることが出来ますが、私のには付いて無かったのです。