模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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自分の中で一区切り、とんぼ玉を始めてからの振り返り。~Taku-Ton 通信教室編

 こんばんは。

 

 とんぼ玉を初めるきっかけになった「クラゲ玉」をやっと焼くことが出来たので、今までやって来た事を振り返りました。

 前回は、滋賀県長浜市の黒壁で、初めてとんぼ玉体験クラスを受けた事から独学で地道に焼いていた時の事を書きました。

mata1.hatenablog.com

 

 その後、とんぼ玉を通信で教えて頂ける「通信教室Taku-Ton」の存在を知って、通信教室なら場所を選ばず習う事が出来るけど、果たして海外在住でも受講させて頂けるのだろうか、、、と思いながら問い合わせてみると、快く受け入れて下さって、それ以来現在も受講を続けています。

 

 その時、既に独学で何年かとんぼ玉を焼いていましたが、通信教室は最初からの受講なので、まずはガラスの溶かし方から始まります。

 始まる前に先生は「既に焼いている状況なので、最初の方は内容的に物足りないかもしれません」と仰っていたのですが、そんなことは全く無かったです。

 我流でガラスを溶かし、軸に巻き取って玉にしていましたが、習ったことを実践すると、ガラスを巻き取る時点で今までより綺麗に出来ます。

 最初が上手くいくと、それ以降の工程もしっかり組み立てる事が出来ます。

 基礎の大切さを再確認しました。

 

 初級編の最初の方に焼いた玉です。

 シンプルに透明ガラスで地玉を作り、それに点を打った玉です。

 

 他にはマーブルや、、、

 

 こんな柄が入った玉が出てきました。

 通信教室のテキストの極々初期の頃の課題ですが、始めてすぐにこんなのが焼けたら嬉しいですよね。

 3カ月ごとに作品を提出(郵送)して、添削をしてもらえるのですが、その時に作業中に出てきた疑問等を質問すると、ビックリするほど丁寧な説明が返って来ます。

 

 そして、上の添削から3ヶ月後の次の添削に提出した玉をまとめて。

 なんか3カ月で一気にやってることが難しくなっているような気がします。

 花の柄まで入ってるし、、、

 初期の頃にもうこんな玉を焼いていたんですね。

 という事は、このくらいの玉はテキストの基礎的な技術の組み合わせで焼けた という事です。

 

 次の段階では、更に複雑になって来ます。

 これは、今までは つるんとした丸い玉ばかりでしたが、表面がミカンの房の様な形状をした玉です。

 ミカン玉

 色もグラデーションかけたりして、かなり良い感じ。

 

 私のとても好きな柄。

 

 まだまだ初級編なのですが、バリエーションがかなり増えて来て、ここまで学んだ事をしっかり自分の中に取り込んで、それを組み合わせることが出来れば、結構な数のレパートリーになりそうです。

 

 初級編では他にも

 こんな変わった形の玉や

 こんなきれいな模様の玉

 (この玉は色の変化がとても好きで、今まで焼いた玉の中でもとても気に入っています)

 

 春になったら焼きたくなる桜とか。

 

 点打ちで作る水中花も好きな技法です。

 

 

 とんぼ玉とは全く別の作り方で、コアガラス という課題もありました。

 お猪口くらいの大きさの器(?)を作りましたが、だいぶ歪んでしまいました。

 器として使う事は無さそうなので、これを加工して風鈴を作ってみました。

 

 一応鳴ってます。

 だいぶ強風に煽られてます(笑

www.youtube.com

 

 

 

 この玉は難しかった、、、

 モザイクという技法を使っているのですが、今でも苦手、というか上手く出来ません。

 一つ一つのステップを正確に積み重ねていく必要があるのですが、まだ手がそこまで安定していないので、どうしても歪になってしまいます。

 精進あるのみ ですね。

 

 初級編はここで修了です。

 ここから引き続き中級編を受講しはじめました。

 中級編になると、一気に難しさが増しました。

 その分、焼き上がった玉を見た時の満足度も増しました。

 中級編の最初の玉。

 ちょっと点打ちがズレてしまってますが、これも集中力を持続させないと一瞬の気のゆるみで図柄が歪んでしまい、難易度が高かったです。

 

 

 和を感じる柄、気に入ってます。

 

 

 使っている技法は初級編で出てきたものですが、組み合わせで柄がとても複雑になるという玉。

 

 

 これは なでしこの玉です。

 

 桜。

 

 こういう幾何学的な模様の玉はとても好きです。

 特に、青を使ったものは良いですね。

 シンプルに見えますが、これはかなり難しかったです。

 写真のものが出来るまでに結構な数を焼きました。

 

 

 この朝顔も手強かったなぁ。

 

 

 花をモチーフにした課題は良く出てきます。

 これはコスモスです。

 

 

 そして、私がとんぼ玉を始めるきっかけになった「クラゲ玉」がついに中級編の課題に出てきました。

mata1.hatenablog.com

 

 今でも初めてクラゲを焼いた時の感動は残っています。

 あんなに高揚感を覚えながらモノづくりに取り組めたのは、わたしの長いモノづくり人生の中でもそうは無かったように思います。

 

 添削に提出したクラゲ玉です。

 まだ形も歪ですが、それでも嬉しかったですね。

 

 

 添削に出した後もクラゲを焼いてます。

 このクラゲは自分としては かなり綺麗に焼けたと思います。

 根付にしました。

 

 クラゲはもっと練習して、いつでも焼けるようにしっかりと自分の中に取り込みたいです。

 他にもいろんなクラゲも焼いてみよう。

 

 

 というわけで、とんぼ玉を焼き始めてからクラゲにたどり着くまで、2回に渡って、それでもザザッと駆け足で振り返りました。

 お付き合いくださってありがとうございました。

 

 

 後半は通信教室Taku-tonの振り返りにもなりましたが、この通信教室は安曇野にあるガラス工房、竹内硝子製作所の主催です。

www.tk-glass.net

 技術的な事を学ぶのに通信教室は難しい点もありますが、Taku-tonはテキストと一緒にそれに対応したDVDも送られてくるので、何度もデモンストレーション映像を観直して、自分のペースで納得するまでじっくりと課題に取り組むことが出来るので、私は始めてとても良かったと思います。

 もしも興味のある方は是非問い合わせてみてください。

 恐ろしく親切丁寧に説明をしてくださると思います。

www.tk-glass.net

 

 今回掲載した写真はTaku-tonで学んだ課題の一部です。

 もしも、他にはどんな課題があったのかな? と気になる方がいらっしゃったら、とんぼ玉関連記事をカテゴリーとしてまとめてありますので、そちらのほうから過去に添削に提出した課題をご覧いただけます。

mata1.hatenablog.com

 

 

 次のとんぼ玉関連記事は通常通り、添削していただいた記事になります。

 よろしくお願いします。