模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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Taku-Ton とんぼ玉通信教室 6月分添削

 こんばんは。

 

 趣味で蜻蛉玉を焼いています。

 ずっと独学で練習していたのですが、現在は 竹内硝子製作所主催の とんぼ玉通信教室「Taku-Ton」で学んでいます。 

 初級クラスから始まって地道に続けて、現在は中級編を受講しています。

 さて。

 Taku-Tonでは3ヶ月毎に自分のとんぼ玉を添削して頂けます。

 6月が添削月だったので、その時に提出した とんぼ玉をご覧頂こうと思います。

 

 前回のとんぼ玉投稿の時にも書きましたが、依然と比べると通信教室の課題に割く時間が減ってきています。

 課題自体もどんどん複雑になり、一つの玉を仕上げるのにも より時間が必要になって来ている事も重なって、今までの様なペースで課題を進められなくなっているので、作品数は少なくなってしまいました。

 

 今回提出した玉は3つ。

 まず最初の玉は

 重ね引っ掻き模様

 なんだかメキシコの覆面レスラーみたいな感じになってしまいました。

 

 反対側は更に歪に、、、

 

 横から見たら、完全に対象にはなっていませんが、まぁまぁ同じ柄に揃って見えるとおもいます。

 

 とんぼ玉の柄って、フリーフォームで自由に描いていくタイプと、幾何学模様で色々対照的に文様を描いていくタイプに分かれるように思います。(パーツを入れる場合でも、クラゲ玉の様にフリーに入れ込むのもあれば、モザイク玉の様にキッチリと計算して入れ込むものに分かれると思います。)

 この玉は幾何学模様系の玉になるのですが、私にはこの手のキッチリと両面対象に文様を仕上げるのは、まだとても難しいです。

 お手本の玉は白の面積がもっと小さく、とても細く繊細だったのですが、ガラスの量の調整が上手く出来ず写真の様になってしまってます。

 比べるものが無ければそういうことは分からないと思うのですが、自分はお手本を見てしまっているので、どうしてもそういう見方になってしまいます。

 

 

 たんぽぽ

 この玉は大変でした。

 パーツ造りも大変で、工程も多く、玉を焼いた時もかなり長時間バーナーの前に座りました。

 なのに、今一つ図柄がハッキリしないという、、、

 写真の向かって右側がたんぽぽの花で、左側には綿毛を入れてあるのです。

 ですが、形はともかく、特にたんぽぽの黄色が上手く揚がらず背景の白に埋もれてしまい良く見えないです。

 形はたんぽぽっぽく出来たのですが、前にもあったのですが黄色の色が飛んでしまいました。

 これはガラスを炎に入れている時間が長すぎて色が飛んでしまったのかと思っていたのですが、添削のアドバイスとして、炎に入れる時間を短くする という事よりも、パーツを作る段階で発色を良くするやり方を説明して頂きました。

 今後、淡い色ガラスを使うときはそのアドバイスを忘れないように。

 

 

 最後は

 2色のグラデーションレース

 レース玉は昔から好きで、良く焼いていました。

 レースの色の選択や螺旋のパターン、変更点は無限にあるので一口にレース玉と言っても作り方も色々です。

 本業でも一日中精密工作(しかもそれなりに握力も使う)で手を酷使しているので、数年前から左手の親指の関節にガタが出始めています。

 とんぼ玉は本業の様に手の力は必要ないと思っていたので、手へのストレスはさほどないかと思っていたのですが、実は結構酷使します。

 長時間の作業になってくると、ある動きで手が思う様に動かないことがあり、この玉を焼いている時に正にそれが起こり、レースの巻きが粗くなってしまいました。

 だから失敗 という事でも無いのですが、意識して太めにしたのではなく、細くするつもりが出来なかった という事ですから、この時にはこの問題はどうにかしなくては とちょっと焦りました。

 

 常日頃から色んな工作や修理をしているので、そういう問題可決能力はそれなりにあると思っています。

 そのレース編み問題も、普通にトンボ玉を焼いている人はあまり考えないような方法で解決の糸口を掴みました。

 伝統を守って焼いている作家の方たちから見たら、とんでもない邪道なやり方かもしれないのですが、、、上手くいけばかなり細かいレース玉が焼けると思います。

 思い通りに事が進んだら、また写真を投稿します。

 

 

 今回も少ない提出でしたが、課題以外に結構な数の玉を焼いたので、バーナーに向かう時間が減ったのではないです。 

 地道に今まで通り修行は続きます。

 

 

 私が学んでいるとんぼ玉通信教室「Taku-ton」は、ノルマの様なものはなく、自分のペースで課題を進めて行けるので、安定して時間が取れないような人でも無理なく学ぶことが出来ます。

 実際、私も最近はTaku-tonの課題を進めるペースを大幅に遅くして、自分のプロジェクトを進める方に力を入れています。

 また落ち着いて課題にかけられる時間が増えれば今までのペースに戻すつもりです。

 こんな感じで生活に合わせて学べるので、忙しい方でも興味があるのなら始めてみてはいかがでしょうか?

www.tk-glass.net