こんばんは。
アルカディア号は、前回の更新以来 ずっと電気工作をしていました。
卓上にはハンダゴテが常駐するようになり、プラモ制作という感じがあまりしませんでした。
ある程度算段が付いてきたので、電気工作部門の更新です。
電気工作に興味の無い方には退屈かもしれませんが、ちょっと長いので、何回かに分けての更新になりそうです。
前回の制作記で、今回のLED制御をアルデュイーノだけでこなすのは大変そうなので、助手をつける と書きました。
先ずはその助手の紹介から・・・
助手とは AtTiny85という名前の小さな部品です。
こんなに小さいのですが、ゲジゲジの足がインプットやアウトプットの端子等になっていて、素子やアクチエーターを操作する事が出来ます。
操作するプログラムは基本的にアルデュイーノのそれと同じで、AtTinyに書き込むのはアルデュイーノUnoをライターとして使う事も出来るので、追加投資も殆ど無く導入する事が出来ます。*1
10個で$12くらいで購入できるので、パーツの単価も安くて助かります。
今回アルデュイーノで制御するつもりだったのは、エンジン用2個と翼端灯用2個の4つで、これが同時に別々のパターンで明滅します。
AtTiny85には翼端灯の2つを制御してもらい、アルデュイーノ(アルカディアに内蔵するのはProMini)にはエンジン用LEDの高速明滅(+時々失火したように一瞬消灯します)とAtTinyへの電源供給を受け持ってもらいます。*2
アルには、電源が入るとAtTinyに電気を送り、エンジン用のLED2個を明滅させるプログラムを書き込みます。
AtTinyはアルから電気が供給されると赤色のLED2個を交互に蛍の様に明滅させるプログラムを書き込みます。
AtTinyには赤色LED2個が接続されて、アルには そのAtTinyと黄色LED2個が接続されるようになります。
実際にPCにアルデュイーノUnoを繋ぎ、そのアルにAtTiny85を繋いでLEDがちゃんと制御できているか試してみた動画をアップします。
コンパクト・デジタルで撮った動画なので、シャッタースピードの関係か、時々ボボッと黄色LEDが失火するのは分らないですね。(キャブ車じゃあるまいし、宇宙船のエンジンは失火しないと思うのですが、そんなプログラムが書けるかやってみたかったんです)
動画の左側に、赤色の基盤のような物がありますが、コードが出ているコネクターに挟まれて基盤に差し込まれているのがAtTinyです。
明滅のタイミングや順番等、色々と試してみる時は動画のような環境でブレッドボード(黒い穴だらけの板みたいの)を使いアルはPCと繋いで、プログラムを変更したら、直ぐに動作確認出来るようにしてあります。
制御が上手く行けば、AtTinyは外してアルカディア号に内蔵するアルデュイーノProMiniに繋いでLEDも直接AtTinyに繋ぎます。
次回は実際にアルとAtTinyをアルカディア号に取り付けます。