模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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ハセガワ 1/1500 アルカディア号の制作 13 (有能な助手 その名もAtTiny85)

 こんばんは。

 

 アルカディア号は、前回の更新以来 ずっと電気工作をしていました。

 卓上にはハンダゴテが常駐するようになり、プラモ制作という感じがあまりしませんでした。

 

 ある程度算段が付いてきたので、電気工作部門の更新です。

 電気工作に興味の無い方には退屈かもしれませんが、ちょっと長いので、何回かに分けての更新になりそうです。

 

 前回の制作記で、今回のLED制御をアルデュイーノだけでこなすのは大変そうなので、助手をつける と書きました。

 先ずはその助手の紹介から・・・

 

 助手とは AtTiny85という名前の小さな部品です。

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 こんなに小さいのですが、ゲジゲジの足がインプットやアウトプットの端子等になっていて、素子やアクチエーターを操作する事が出来ます。

 操作するプログラムは基本的にアルデュイーノのそれと同じで、AtTinyに書き込むのはアルデュイーノUnoをライターとして使う事も出来るので、追加投資も殆ど無く導入する事が出来ます。*1

 10個で$12くらいで購入できるので、パーツの単価も安くて助かります。

 

 今回アルデュイーノで制御するつもりだったのは、エンジン用2個と翼端灯用2個の4つで、これが同時に別々のパターンで明滅します。

 AtTiny85には翼端灯の2つを制御してもらい、アルデュイーノ(アルカディアに内蔵するのはProMini)にはエンジン用LEDの高速明滅(+時々失火したように一瞬消灯します)とAtTinyへの電源供給を受け持ってもらいます。*2

 

 アルには、電源が入るとAtTinyに電気を送り、エンジン用のLED2個を明滅させるプログラムを書き込みます。

 AtTinyはアルから電気が供給されると赤色のLED2個を交互に蛍の様に明滅させるプログラムを書き込みます。

 AtTinyには赤色LED2個が接続されて、アルには そのAtTinyと黄色LED2個が接続されるようになります。

 

 実際にPCにアルデュイーノUnoを繋ぎ、そのアルにAtTiny85を繋いでLEDがちゃんと制御できているか試してみた動画をアップします。

 コンパクト・デジタルで撮った動画なので、シャッタースピードの関係か、時々ボボッと黄色LEDが失火するのは分らないですね。(キャブ車じゃあるまいし、宇宙船のエンジンは失火しないと思うのですが、そんなプログラムが書けるかやってみたかったんです)

 

 動画の左側に、赤色の基盤のような物がありますが、コードが出ているコネクターに挟まれて基盤に差し込まれているのがAtTinyです。

 明滅のタイミングや順番等、色々と試してみる時は動画のような環境でブレッドボード(黒い穴だらけの板みたいの)を使いアルはPCと繋いで、プログラムを変更したら、直ぐに動作確認出来るようにしてあります。

 制御が上手く行けば、AtTinyは外してアルカディア号に内蔵するアルデュイーノProMiniに繋いでLEDも直接AtTinyに繋ぎます。

 

 

 次回は実際にアルとAtTinyをアルカディア号に取り付けます。

 

 

*1:私はアルデュイーノUnoは色々とテストに使う為、AtTiny85へのスケッチ(プログラム)の書き込みはライターを購入しました。専用のライターは$20くらいでAmazonでも購入可能です。

*2:AtTiny85は5V電源にしか対応していないのですが、アルデュイーノは5~9Vの入力に対応して、出力は5Vと一定しているので、AtTinyへの電源供給はアルを経由したほうが都合が良いです。