こんばんは。
時々映画の事を書いていますが、いつもは公開中の映画を見てきた時に ちらっと感想を書いたりしています。
大抵映画を見た後は軽い興奮状態(プラスにしてもマイナスにしても)になるので、その勢いで書いてしまっているのですが、まぁ人が映画を見た感想なんてプロのレビューでも無い限りは余り読みたい物でもないでしょうし、自宅で見た映画の事は書いていませんでした。
映画は好きなのですが、数を見たい訳ではないので大体週一本のペースで見ています。
そのくらいのペースでは、面白い映画というのは良く出てきますが(それなりに選んで見ているので)、永遠に心に残る名作 と思える映画というのには なかなか当たりません。
その なかなか がこの週末に出ました。
昨年公開されたCloudAtlasです。
実は公開前に情報としては知っていて、凄く興味もあったのですが ストーリーが入り組んでいるような気がして自分の英語力では理解し切れないと思い、Blu-rayが発売されたら購入して見よう と思っていた映画で、先日やっとこさ購入し 早く見たい と思っていたのですが、先週は PacificRimを見に行ってしまったので、この週末に見ました。(映画を見た後は余韻を楽しみたい というのもあるので、余り映画は続けて見ないようにしています)
素晴らしかったです。
なかなか映画から出てこられませんでした。
この映画は場所も時代も異なる6つのストーリーから構成されている という知識はあったので、ジム・ジャームッシュ監督のミステリー・トレインのような感じかな?と思っていました。
が、見初めてすぐに私の考えがまったく外れていたことに気が付きます。
そして10分も経たないうちに これはきてるな と早くも心の名作ランクインの予感。
映画は3時間程 と長めの映画だったのですが、長さをまったく感じさせる事も無い どころか、終わりに近づいて来ると もっとずっと続けていてほしい と思えるくらいのめり込みました。
映画を見ていて、感動するシーンやエンディングなどでは 泣ける と言う感じは無かったのですが、映画が終わってスクリーンが暗転し、スタッフのクレジットが出始めたときに 一気に見てきた内容がグワワワッと感動と共にやってきました。
監督はMatrixのWachouskis監督とTomTykwerという監督(この監督の映画は見たことが無いです)。
ジャンルはSFドラマになると思うのですが、監督がWachouskisと言う事とドラマと言うことで、また難解なストーリーになるかと思ったのですが、そんなことも無かったです。
中には どこかで見たような。。。という内容も含まれていたりしましたが、劇中の台詞にもそれを匂わせる物もあったり、と 分かった上での事なのでしょう。
これは劇場だったら終わったときスタンディング・オベーションものです。
映画は好きですがマニアではないと思うので、小難しいことは分かりませんが、映画の構成 というか、このまとめ方は凄い と思いました。
スタッフのクレジットの後でメインキャストが紹介されますが、ここまでちゃんと見てください。
それもなかなか楽しめると思います。
本当にすばらしい映画だったので、まだ興奮冷めやらぬ と言う感じで、えらく乱筆でしたが、ほんとうにお勧めです。
といっても、映画とラーメンほど他人のお奨めが当てにならないものは無いくらい人の好みに左右されるので、見た後で、つまんなかった!! と怒らないで下さいね。