模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

Quentin Tarantino監督の9作目! Once Upon a Time in...Hollywood

 こんばんは。

 

 週末に現在公開中の映画 Once upon a time in...Hollywoodを観てきました。

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 ネタバレ無しで私の感想をちょろっと。

 

 とても良かったです。

 語彙の少ない私にはこれくらいしか感想が出てこないのですが、QT監督の映画ははっきりと、それはもうきっぱりと 好みが分かれるところでしょうから、歴代のQT監督作品が好きな方なら周りのレビューがどうあれ観る人が多いと思います。

 QT監督の過去作品をほとんど観た事が無い方でも、今回は主演がブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオというかなり豪華なキャスティングになっているので、そちらの方に興味を持って観に行ってみようかな と思っている方も沢山いるのでは?と思います。

 ちなみに、ブラッド・ピットは「Inglourious Basterds」、レオナルド・ディカプリオは「Django Unchained」と、二人ともQT作品に出演したことがあります。*1

 この監督、何度も同じ俳優を起用する事も知られていますが、今回も至る所に過去作品で見た事がある人が沢山出演しています。

 

 今回の映画、舞台設定が1969年のHollywoodということもとても楽しみにしていた事の一つ。

 QT監督の映画はロケ地に南カリフォルニアが使われることが多く、いつも映画を見ていると「ん?これってあそこ、、、かな?」と想像したり、地名等もかなりローカルな名前がセリフに出てきたりするので、とても親しみが沸きます。

 今回もそんなシーンや台詞が沢山でした。

 

 さて、映画ですが。

 QT監督の映画としてはとても普通 というか、まともな内容でストーリーは進んでいきます。

 もちろん、随所に彼のちょっとした悪ふざけ的な演出は入るのですが、完全にドラマ仕立て(っぽく)になっています。

 なのですが、他の監督が撮ったのだとしたら普通に観ていられる場面でも、QT監督の過去作品の経験から、「これって、ここから大変な事になるやつじゃないの?」とえらく身構えてしまってヒヤヒヤドキドキしながら観る というほんとに普通のドラマな場面なのに何だか肝試しでもしてるみたいな感じでした。

 QT監督って、とにかくむちゃくちゃする というイメージが一番前に来ているかもしれませんが、私は彼の映画の一番の魅力は、ストーリーの構成であったり(特に時系列の使い方は絶品)、カメラを含む演出や台詞回しであったり、 ほんとに良く考えられているなぁ うまいなぁ と思う所です。

 特に、映画の内容には関係のない、長いただの会話が大好きなんです。

 例えば「Death Proof」なんかでは、一番の目玉のカーアクションシーンよりも主役の女性4人組の他愛のない会話が一番印象に残っていたり、派手なアクションで有名な「Kill Bill」も、私はVol.1よりも「Kill Bill Vol.2」の方が大好きで、特に最後の方に出てくる スパイダーマンとスーパーマンの違いについての話なんか大好物です。

 今作も随所にそう言った良さげな会話があるのですが、、、

 見に行く前から分かっていた事なのですが、恥ずかしい話ですが、そういった会話を完全に理解するには私の英語力は足らないのです。

 もともとQT監督作品は会話を楽しむ映画だと思っているので、日本版が発売になってから答え合わせが必要になります。

 それでも、 やっぱりこの監督の映画は良いよなぁ と最初から最後まで感じられて、ソコソコ長めの映画ですが(3時間弱)その長さを感じさせませんでした。

 そして、余り派手さの無い進行の映画ですが、やっぱりタラちゃんは思いっきり弾けたいんですね。

 私的にはそう言うのが無いのがあってもたまには良いんじゃないかな?と思うのですが、やっぱりしっかりばっちり入ってます。

 

 えーと。

 なんだかQT監督の映画がものすごく好きな体でここまで書いていますが、いや、ほんとに大好きなのは間違いないのですが、実はですね、正直に言うと1個前の作品の「The Hateful Eight」を未だ見ていないのです。

 週末に、Once upon~を観に行かなかったら家でHateful~を観るつもりだったので、多分次の週末に観ることになると思います。

 なので、それを除いて という事になりますが、私には今まで見たQT作品の中でも結構上位に入って来る映画になったと思います。

 

 例えばサスペンスものの様に、何か事件が起こって、謎解きに奮闘し、最後に解決 とか、師匠をやられた弟子が修行して敵討ち とか、そんな風な明確なストーリーがある というのとはちょっと違う、当時の映画界に居た人たちの生活の一部を淡々と語る(とはいってもそこはQT監督ですからね)、静かな映画。(とはいってもそんなに静かでは無いですけどね)

 とてもいい雰囲気です。

 

 映画の中には実在した人が沢山出てきたり、やたらと日時を明確にしてあったりしたので、実話を映画にしたのかな? と思い、後から調べてみたところ、フィクションではあるものの1969年に実際にあった悲惨な事件を背景に作られたようです。

 

 QT監督の映画が好きな人は、どっちにしても観る事になるでしょうし、もし観たことが無い という方は、刺激+過激度数はそこまでは高くキツクないので、試しに観てみてはいかがでしょうか?

 

 ただ、あくまでも好みは個人の問題なので 観るんじゃなかった! となっても責任は取れませんのであしからず、、、

 

 でも なんかいい映画です。

 

 

 

 

*1:ディカプリオはムチャクチャ嫌な奴(役)だった!!とても上手いです。