模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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【音楽】6年ぶり、Dream Theaterの最新コンサート レビューと 突然入ってきた驚きのニュース

 こんばんは。

 

 ちょっと前の話になるのですが。

 Dream Theaterのコンサートに行ってきました。

 かなり久しぶりのDream Theater、前回行ったのは2017年なので、6年ぶり?

 なぜもっと早く書かなかったのかというと、、、100%全力で よかった!!! とは言えなかったからなのです。

 映画やイベントに行っても、心から良かったと思えなかった事については記事にしないようにしているので、このコンサートも書こうか書くまいか考えていて、いつの間にか月日は流れ、、、

 もういいかなと思っていたところ、すごいニュースが入ってきたので、その勢いで一気に行ってしまいます。

 (そのニュースに関しては最後に出てきます)

 

 コンサートの会場は、数年前にオープンしたYouTubeシアターでした。

 外観です。

 

 チケットを買った時、会場がYouTubeTheaterとなっていたのですが、その時にはこのホールの事を知らなくて「え?それどこにあるの?」と検索してしまいました。

 最近できたばかりのホールなので、もしかしたら音響とかすごく良いかも と期待。

 

 

 開場時間に合わせて現地入りしたので、まだ明るかったです。

 席を確認する為、一度着席してみましたが、まだ殆ど人は入ってません。

 ホールはそれほど大きくなく、サイズ的には悪くなさそうです。

 そんなに前の席ではないですが、演者の顔は確認出来るくらいの距離です。

 

 コンサートはDream Theaterの前にOpening Actとして最初に Animals as Leader のライブがあり、次に Devin Townsend のライブがありました。

 このDevin Townsend、ちょっと自分の好むジャンルでは無く聴いたことがなかったのですが、強烈な個性がある声にMCから おっ! と引っ張られ、演奏もかなりかっこよかったです。

 とにかくボーカルが良かった。

 カナダ出身で、メタル界ではかなりのカリスマ的存在だそうです。

 これまた知らなかったのですがSteve Vaiのアルバム(Sex & Religion)でボーカルとして参加していたそうです。

 

 さて、HeadlinerのDream Theaterです。

 前回のコンサートで感じたことなのですが、リードボーカルのJames LaBrieは、高音の伸びがなかったのです。

 もともとDream theaterの曲は低音から高音まで音域がかなり広く、特に高音はかなり喉に負担がかかるだろうな と感じるほど、男性にしては物凄く高い音になります。(しかも裏声じゃないし)

 しかしJames LaBrieは逆にその高音を個性として前に出していけるほど歌唱力があり、その高音に痺れるのです。

 その彼の声が出てない。

 これは結構な事件だったわけです。

 長いツアーの影響でついに喉がやられた? と心配したほどです。

 それはコンディション調整に失敗してそうなったのか、それとも長年の酷使で限界がきたのか、はたまた年齢によるものなのか、、、

 そんな不安材料があったので、今回のコンサートでのJames LaBrieのボーカルはどうなのか、とても心配だったのです。

 

 そしてDream theaterの演奏が始まります。

 プログレッシブ系のバンドなので、まずは最初のインストが結構長いです。

 楽器部門の演奏は完璧。

 これは絶対の安心感を持って聴いていられます。

 が!

 これはOpening Actの時に げげっ と感じたのですが、なんというか、これは今どきの人に好まれるセッティングなのでしょうか。

 低音が異常に上げられていて、いろんなものが振動するほどの重低音がブンブン強調されます。

 とにかく音圧が凄い。

 二組とも同じセッティングだったので、YouTubeシアターのPAがこういう風に振られているのか。

 あまりにも低音が引き上げられているので、低音というよりも低周波というか、ベースは音程がわからなくなっている程。

 私はちゃんとすべての楽器の音をバランスよく聴きたいので、これはちょっと、、、

 残念ながらDream theaterの演奏時も同じセッティングなので、大好きなMyungの超絶技巧ベースの旋律が潰れてしまってます。

 これは非常に残念。

 でも観客の盛り上がりはえらいことになってます。

 やっぱりこういう音が好まれるのかな。

 そしてJames LaBrieのボーカルは、、、

 残念ながら、前回の時と同じで、高音は出ませんでした。

 高音からもう一段上に伸びるところは、下に落とすようにメロディーラインを変えていたり、中音域でも声に張りがありません。

 6年開いてのコンサートで同じような状況ということは、これはそういう事なのでしょうか、、、

 

 そんなことばかり言っていたら、コンサートは全然良くなかったんじゃない? と思われてしまいますね。

 そんなことは無いのですよ。

 やっぱり、Dream theaterは楽曲が良いので、それをライブで聴くというのはやはり心躍ります。

 今回は選曲も良かったです。

 古いアルバムも満遍なく、各アルバムの代表曲的な、みんなが聴きたい曲をチョイスした、とても盛り上がるものでした。

 でもって、Dream theaterは元々ボーカルが入らない部分の割合が多く、それこそ10分越えの曲でほぼボーカルなし なんてのも沢山あります。

 各楽器担当が職人ばかり。

 特にギターのPetrucciとベースのMyungの演奏は素晴らしいの一言。

 あっという間にライブは終了し、アンコールに入ります。

 そしてアンコール最後に演奏されたのが、私が一番聞きたい曲、The Spilt Carries onでした。

 この曲は本当に好きな曲で、毎回どこかで演奏してほしいと思っているのですが、たぶんライブで聴くのは10年以上ぶりだと思います。

 最初のメロディーが聴こえた時点で、もうやばい。

 しかも、この最後の曲は、Opening Actの二組も全員参加しての演奏となりました。

 ボーカルも前半部分は低音から中音までなので、James LaBrieの歌もいい感じです。

 で、これは本当に予想外の展開だったのですが、中盤からいきなりキーが高くなり、高音が続くボーカルパートに入るとき、なんとDevin Townsendがボーカルに入ったのです。

 これには驚きました。

 しかも、それがまた良かったのです。

 やっぱりカリスマ性がある人って、なんというか、華があるというか、盛り上げる能力が凄いですね。

 そこからPetrucciのギターソロ。

 この曲のギターソロは、私が好きなギターソロで3本の指に入るくらい好きなソロ。

 彼のギターは歳をとるごとに太さが増してきて、しかも綺麗に伸びていく、雄大な景色の上を飛んでいる景色が見える様です。

 そして大合唱。

 泣ける。

 結果、大団円でコンサートは終わりました。

 

 というわけで、色々と書いてしまいましたけど、やっぱりDream theaterは良い!

 

 最後に演奏したThe spilit caries on は本当に良い曲です。

 基本的にしないようにしているのですが、YouTubeの動画を載せさせていただきます。

 2014年のロンドン公演の動画です。

 私の大好きなギターソロは2分50秒辺り、そこから怒涛の盛り上がりになります。

www.youtube.com

 動画を見ても涙腺が緩む。

 この曲は歌詞もとても良いです。

 輪廻転生を歌っています。

 

 

 さてさて、冒頭に書いたすごいニュース。

 10月25日付でオフィシャルサイトに更新されたニュースで、なんと脱退していたオリジナルメンバーのドラマー、Mike Portnoyが復帰することが決定したそうです。

 もうこれは、大変なことです。

 Portnoyが脱退した後、オーディションで選ばれたMike Manginiは残念ながら脱退。

 オーディションの模様はドキュメント映像で観ていて、その時のManginiの人柄や、メンバーに選ばれた時の彼の様子がとても印象に残っているので、それはまた寂しいのですが、Portnoyのドラムは素晴らしいので、またオリジナルのDream theaterの演奏が聴けるのは嬉しい事です。

 オリジナルメンバーに戻って、新しいアルバムの制作に入る というのもうれしいニュースです。

 

 うーん。

 こうなるとまた次のライブも行くことになるのかなぁ。

 

 

 

 以上、Dream theaterのコンサートでした。

 結局、長々と書いてしまいました。

 最後までお付き合いくださってありがとうございました。