こんばんは。
暫くの間、蜻蛉玉についての記事を書いていませんでした。
チェックしてみると、昨年9月に上げたこの記事が最後の様です。
昔から読んでくださっている方は とんぼ玉作りに飽きてしまったのか? と思われているかもしれませんね。
実は、飽きるどころか今まで以上に真面目に取り組んでいました。
初めて滋賀県の長浜市で体験教室に参加して以来、基本的にずっと独学で蜻蛉玉を焼いてきていました。
ロサンゼルス近郊では蜻蛉玉の工房や作家を見つけることが出来ず、教えを請うことも難しい環境だったのです。
黙々と修行することも楽しくはあるのですが、一度自分の焼いている玉をきちんと見てもらって、指導を受ける事ができないかなぁ という思いもだんだん強くなってきます。
そんな時に、なんと蜻蛉玉の通信教室を開いてらっしゃる工房を見つけることが出来ました。
そ、それは魅力的。
是非受講させて頂きたい!
しかし、アメリカからとなると、教材をこちらまで発送して頂いたり、色々と変速的な対応もして頂かないといけません。
大丈夫かな と思いながら、まずは問い合わせのメールを送らせて頂いたところ、すぐにお返事を頂き、こんな特殊な状況ですが快く通信教室への参加を受けて頂けました。
やたっ!!!
どのように講座を進めていくのか何度か相談させて頂いた後、ついに通信教室がスタートして昨年から真面目に教材を進めています。
教室はまだまだ続くのですが、ブログに書いても良い とお許しが出たので、私がどんな風に課題を進めているのか、通信教室の事を紹介させていただきます。
通信教室の受講に関する事務的な内容は、最後にリンクを貼りますので、具体的な事はそちらの方で見て頂いた方が間違いが無いと思います。
今日は申込後にどんな感じで教室が進んできているかを書いてみます。(海外からの受講なので、少し段取りは違うのかもしれません)
申込みが終了して最初に届いたのは、課題ごとの作業が細かく説明されたテキストのプリントの束と、実際にその課題を実演している手元を録画したDVDです。
とんぼ玉の製作工程は、その工房、作家にとって秘伝の技の様なものなので、そこに弟子入したり、教室やワークショップに参加する以外には、なかなか目にする機会はありません。
それが最初から最後まで寄りで通しでDVDで見られるというのは、とても貴重です。
最初の教材はガラスのことや道具、材料の説明から始まり、バーナーの火の付け方や調整の仕方のような、ほんとにガラス細工に縁の無かった人を対象に作られているので、全くの初心者でも一人で進めていくことが出来ると思います。*1
いよいよ実際にガラスを焼いて玉を作るのですが、最初の課題はシンプルに丸い玉を焼く というものでした。
(この蜻蛉玉座布団も久しぶりの登場です)
一応、独学とは言え何年かは蜻蛉玉を焼いてきていますので、ただの丸い玉を焼く課題なんか、軽く流しても大丈夫、、、なんてことはなく、この最初の課題でも目からウロコがボロボロと剥がれ落ちるくらい、自分で練習していた時には思いつかなかった事が沢山ありました。
やっぱり基礎の基礎だからこそ、大事な事が沢山ありました。
この時点で既に、受講してよかった と底から思えました。
具体的な工程や技術を紹介することは出来ませんが、他にもどんな玉を焼いてきたのか見てください。
今日の写真は実際に添削に提出した玉を撮ったものです。*2
上のシンプルな単色の玉の次の課題は、丸い模様を入れてみる でした。
こういうのもかわいいですよね。
かなり初期の段階で、こんなのも焼きました。
ビー玉にありそうな柄のこの玉は、3つ目の課題だったと思います。
さて、ちょっと複雑になってきます。
一つの玉を焼き上げる時間もちょっと長くなってきます。
でも、こういう玉になると、まず螺旋の柄を作る課題があり、次の課題ではそれを玉にする という感じになっているので、何日かに分けて進められる様になっています。
もちろん、一度焼き始めると、もう最後まで行かないと止まれない というステップもありますけど、前もってDVDで予習をして課題に入れるので、時間的な段取りを組んでから焼き始める事ができます。
次の課題はちょっと長めに時間がかかりそうだから、明日時間を作れるように今日は他の用事を片付けて と行った具合に先を見越すことが出来るので、働きながら限られた時間を使って練習する身にとっては助かります。
この辺までが最初に送られてくる課題だったと思います。(写真は上げていませんが、他にもいくつか焼いています)
課題を進めるペースは全くの受講生次第。
ただ、3ヶ月毎に添削があるので、その受付が締め切られるまでに焼き上がった玉を送れば、その分の指導をメールで受けることが出来ます。
仕事がキツくてなかなか課題が進められない時でも、1つでも出来ていれば、それだけでも添削してもらえます。
自分でペースを決められるのでプレッシャーがキツすぎなくて良いです。
一度に送られてくる課題は、順調に進められれば3ヶ月程で終了するくらいのボリュームです。
最初に申し込む時には半年分の受講料を支払いますので、もう一度3ヶ月分の課題が送られてきて、それを終了すれば更に続きを受講するかどうかはその時に決めることができます。
なので、半年分の課題が半年で終われなくても、次から次へと課題が送られてきて見るのも嫌になる ということもありません(笑。
実は、何も考えずに書き進めていたら、気がつけばすごい長さになってました。
ざっくり削って一回分にまとめようかとも思ったのですが、せっかく書いたので2回に分けようと思います。
次回も、もうすこし実際に添削用に提出した玉の写真を見ていただこうかと思いますので、よろしくおねがいします。
追記
後編もアップしました。
こちらからどうぞ。