模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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もしかして閲覧注意?(尻子玉の塗装) そして やっちまった、、、大失敗! ~ 福崎町観光協会 河童の河次郎(がじろう) 制作記 7

 こんばんは。

 

 今日のガジロウさんの制作記、もしかしたら、ここに来て閲覧注意系かもしれません。

 え?既に気色悪い写真が沢山あった?

 いや、まぁそうかも知れませんが、今日のはもうちょっと、見ようによってはグロ系になるかもです。

 なので、そういうのが嫌いな方は一目散に離れるか、画面を縮小するか、何か工夫をして自分を守ってください。

 

 最後に残ったパーツ、尻子玉の塗装です。

 尻子玉って一体なんなのでしょう?

 河童が抜き取ってしまう と言われている架空の臓器で、直腸らへんにあるそうです。

 という事は、、、本物が無いとはいえ、臓器っぽく塗装するのが良さそうです。(ほら、気持ち悪そうですよね?)

 しかし、臓器っぽくって言っても、臓器なんてそうそう見るものでは無いですから、今まで映画等で見てきた総合イメージから想像して塗る事にしました。

 今回はレイヤーを重ねて色を揚げていきたいので、隠蔽力の弱いタミヤのアクリルを使っています。(興味のある方は前回の制作記を読んでみてください)

 最初にしたことは、塗装時の持ち手になるように、パーツにピンバイスで穴を開けて真鍮線を取り付けました。

 そして下塗りに白を塗装します。(これは下地を隠す目的なので、隠蔽力の強いファレホを使いました)

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 下塗りが乾いたら、いつものように塗料皿に必要な塗料を少しずつ出して、ゴニョゴニョ塗装します。

 今回は、ちょっといつもよりも色数が多く、全部覚えていないのですが、その場その場の思い付きで色を追加していきました。

 白、黒、青、赤、茶色、黄色、、、そんなところかな。

 それらをかなり薄めて塗り重ねています。

 乾く前にそっと上に乗せたり、わざとゴニョっとして滲ませたり。

 こんな小さな部品、塗装している時はハッキリ見えていないので、ぼやーっと塗装して、終わったら写真で確認、必要なら修正を入れるようにします。(なんせ、直径は2-3mmくらいですから、、、そろそろ拡大鏡が欲しくなってきます。)

 中断して撮影する事が出来ないので、一気に塗り終わっています。

 塗った本人は勿論なんとも思わないのですが、ちょっと気持ち悪いかもしれない写真が出ますよ?

 

 

 

 出ますよ?

 

 

 

 嫌いな人は逃げてくださいね?

 言いましたからね?

 

 

 

 

 こんなんになりました。 

 

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 最後に乗せたクリアーイエローが効いた様な気がします。

 臓器っぽく見えたら良いのですが、、、

 

 さて、塗装出来たらガジロウさんの手の上に接着。

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 ライトが強くて色が飛んじゃった。

 ここから最終的に引っこ抜いた時に付いたであろう血痕も追加します。

 が、今回はエイリアンの時の様に派手にせず、ちょっとだけ。

 

 これで全ての塗装が終わったので、パーツを接着して仕上げに入ります。

 最後まで悩んでいたのですが、結局全体にクリアジェルを使って水滴を付けたりして濡れた感じにする事にしました。

 これまた全身にムラなくジェルを塗っても濡れた感じが出るかどうかわかりません。

 両棲類(ではないけど)の皮膚とは違いますが、シャワーに入った時に見ればいいだけなので、人間の場合はどうなるか観察して、どれくらい水を弾くのか、水滴がどういう形になるのかを覚えておきます。*1

 そのイメージに出来るだけ近づけるように、ジェルを千枚通しとか針の様な道具を使ってポチポチ盛ったり、上から流れたようにしたり、出来るだけ変化を強調して塗って(盛って?)みました。

 が、、、、、

 集中して作業をし過ぎて気が付いてみたら、、、

 水滴のスケールが合ってません!(がびーーーーん!!)

 最初は気を付けていたのに、気がついたら水滴は大きく、流れた水のつもりで付けた表現はオーバー過ぎて、まるで粘液に覆われているようです、、、ショック、、、

 UVライトで仮に固めながら作業していたので、もうどうしようもないです。

 やってしもた、、、

 濡れた河童ではなく、ヌッタヌタのメッタメタに、、、

 これは、、、エイリアンの呪い?

 もしくは、私の奥底に潜む狂気の表れ?

 作業中は時々止まって現状を確認する事が大事。

 日常生活でも同じですね。

 集中しすぎて客観的に自分を見られなくなるとロクなことが無い。

 心に刻みました。

 

 まぁ、しょうがない。

 一通り作業が終わったら、身体全体を固めないといけないので、再び炎天下攻撃で処理しました。

 そのまま外に置いてしまうと、固まるまでの間に塵やら埃やらいろいろ取り込んで固めてしまいそうです。

 丁度適当な大きさのアクリルドームがあったので、その中にガジロウさんに入ってもらいました。

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 (暑そうだのぅ)

 

 暫く置いて完全に硬化したら、完成です。

 水の表現を追加した甲羅はこんな感じ。

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 ちょっと見えにくいですが、でっかい水滴が付いているのが分かりますか?(換算したらピンポン玉よりもデカそう)

 角度を変えてみると、水に濡れている所もヌメヌメして見えます。

 これは完全に失敗ですが、取り除くことは出来ないので、もうこれで完成です。

 

 カテゴリー分類の都合上、完成写真は別にアップしますので、、、

 次回の制作記、ようやく河童の河次郎 完成です。

 

 

*1:丸いコロコロした水滴が付くのかと思ったら、意外とデレっと流れた状態になっているようです。