模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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復活の ヨシムラ シリーズ7 ~バッフルにグラスウールを巻けば消音効果が上がるかチェック (動画あり)

 こんばんは。

 

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 このところイベント関連の記事が続いて、途中で止まっている物が多かったです。

 前回のターンテーブルもそうでしたし、ちゃんと拾っていかないと。

 

 先日 と言っても、もう5ヶ月ほど前の話になってしまってます。

 ずっと探していたビンテージ ヨシムラのプレートを小綺麗にしました。

mata1.hatenablog.com

 

 そのプレートを取り付ける予定のマフラーをやっとカタナに取り付けました。

 といっても、実はそれがカタナを手に入れた時に着いていたマフラーなのです。

 

 5か月前から何にもやっていなかった訳では無かったのですが、なかなか記事にする時間が無くて、こんなに間が開いてしまいました。(反省)

 

 元々、私のカタナにはシリーズ7(S7)という旧いヨシムラのマフラーが付いていました。

 このマフラー、とても好きなのですが、なんせ旧く貴重品で、なかなか見つからないものです。

 日本でカタナに乗っていた時もS7を装着したかったのですが、本物にはついぞ出会う事も無く、アクティブというメーカーから販売されていたレプリカを付けていました。

 今所有しているカタナに本物のS7が付いていたという事が、出会って購入を決めた大きな理由です。

 ただ、コンディションはそんなに良い物では無かったので、ボチボチとレストアしていました。

mata1.hatenablog.com

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 そして、欠品していたYOSHIMURAプレートをやっと入手できたので、どこぞの無名マフラーからS7に戻す事にしました。

 そもそも、何故S7を外していたかというと、、、長期のブランクからの出戻りライダー故、転倒のリスクも高く、そうなると貴重なS7を破損してしまう事もあるかなぁ と思い、暫くの間は壊してもいい様なボロマフラーを装着していたのです。

 まぁ、転倒なんていつどこで起こるか分からないので、気休めにしかならなかったのですけどね。

 さて、今まで使っていたマフラーを取り外しました。

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 お疲れさまでした。

 マフラーを外すついでに、オイル交換もやってしまいます。*1

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 さて、シリーズ7を装着するわけですが、その前にちょっとした作業をしていました。

 不動状態のカタナが漸く再起動実験にたどり着いた時、本物のヨシムラ・シリーズ7の排気音を聞いたのですが、、、これが結構な爆音だったのです。

 音はほんとにいいな!とは思ったものの、朝早めに出かける事も多いので、あんまり大きな音で住宅街を走るのも気が引けます。*2

 そこで、インナーバッフルにグラスウールを巻いて、消音出来ないか試して見る事にしました。

 ただ、このS7のバッフルはガッチリ固着してしまっていて、ちょっと引っ張ったくらいではピクリとも動きません。

 仕方ないのでバッフルとマフラーの隙間にWD40(CRC-556みたいなもんです)をスプレーして、スライディングハンマーで強引に引っこ抜く事にします。

 WD40をスプレーして

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 これがスライディングハンマーです。f:id:mata1:20181008090025j:plain

 左端の曲がったところをバッフルの一番奥に引っかけて、青い鉄アレイみたいのをスライドさせて衝撃で引っこ抜きます。

 

 何度かガンガン引っ張って、やっと出てきました。

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 良かった、外れて。

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 出てきたバッフルです。

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 日本でS7を装着してるカタナのオーナーからの情報ですが、このS7の出口の直径は彼のS7よりも大きいそうです。

 年代によって色々と違いがあるのかもしれません。

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 あまりにもガッチリ固着していたので、今後も時々取り外す可能性も考えて、当たり面をグルっと一通り軽くペーパー掛けしておきました。

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 さて、ここまで出来たらマフラーをカタナに装着して、ノーマルバッフル状態でエンジンをかけてみました。

 久しぶりに聴くS7、やっぱりいい音です。

 しかし、やっぱり音がでかい(笑。

 

 では、バッフルにマフラー用のグラスウールを巻いて、どれくらい音が変わるか試して見ましょう。

 ついでに、、、

 バッフル出口側のプレートに穴が空いていたのですが(もしかしたら、ここに何かを引っかけて引っ張り出すための穴かも、、、)、取り外しやすいようにちょっと加工しました。

 ここで便利道具の登場です。

 スレッド インサート リベッタァ~

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 と言ったものの、、、

 正確にはなんという工具でしょう?

 リベット ナット とか言われることもあるみたいです。

 通常のリベットと同じように使うのですが、中心部にネジ山が切ってあって、タップを立てられないような薄い板にもネジを打つことが出来る様になります。

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 こんな感じでボルトを挿入して、これをプライヤーで引けばバッフルを抜き取りやすいですね。

 さて、バッフルにはグラスウールをぎっちり巻いて、ワイヤーでぐるぐる巻きにしました。*3

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 マフラーに戻すときに、念の為バッフルの当たり面には耐熱性の高いグリスを薄く塗っておきました。

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 これで固着もしないでくれると助かります。

 

 こちらの商品が私が使ったものに近いのではないかな と思います。

 

 さぁ、エンジンを再起動してみると、、、

 かなり音が小さくなっていました!

 これは効果があった!

 今まで使っていた無名マフラーよりも音は小さくなってます。

 ただ、音質もちょっと丸くなってしまって、迫力は無くなってしまいましたけど。

 暫くこの状態で乗ってみて、またグラスウールの量を減らしたり、色々試して見るかもしれません。

 で、肝心のヨシムラプレートですが、、、

 構造上、プレートをリベットで留めるとバッフルは抜けなくなってしまうと思うので、暫く乗ってみて、当分変更なし となったらプレートをリベット留めしようと思います。

 

 写真をいくら見ても音の変化は伝わらないでしょうから、動画を撮ってみました。

 携帯電話で撮ったので、おそらくデカい音はある程度落として録音されているでしょうから、改良前後で音量の差はちょっとわかりにくいのですが、音が変わったというのはかなりはっきりわかると思います。

 いきなりノーマル状態のS7の爆音から始まりますから、音量には気を付けてください。

youtu.be

 

 

 久しぶりにシリーズ7を装着したカタナ。

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 ボチボチ外装も綺麗にしていきたいなぁ。

 いや、その前に足回りも何とかしないと、、、

 いやいや、そもそもエンジン+補器類も怪しいし、、、

 

 やる事てんこ盛り、、、

 何から手を付けたらいいかのぅ。

 

*1:マフラーを外さないとオイル交換は出来ないのです。

*2:とはいうものの、ここはUSA。老若男女問わず生まれつき爆音耐性があります。うちの近所にも夜中だというのに整備が終わったハーレーの 直管か?と思うほどの爆音を遠慮なく響かせて調子を見る人や、V8の爆音を遠慮なく轟かせる人等、色々います。良い環境です。

*3:作業後に調べてみたら、こんなやり方はしない様です。ちゃんとワイヤーメッシュで包んだり、もっとしっかり巻き付けるようです