こんばんは。
先日映画を見に行った時の事を書きましたが、その時に本編の前に上映される予告編を見ていた時、うわっ!これはっ!と見ている間、ずっと鳥肌が立ったままだった映画がありました。
タイトルは 「Bohemian Rhapsody」
そのまんま、タイトル通りの映画みたいです。
日本でも話題になっているようなので、既にご存知の方も多いと思います。
公開は11月だそうですね。
楽しみです。
フレディ、やっぱりいい声してるなぁ。
さて、本題です。
先日、仕事帰りにちょろっと友人のおうちに立ち寄りました。
そこには小学生男子が居るのですが、産まれてすぐの頃からずっと懐いてくれて、今でも私を友達扱いしてくれています。
少し前に遊びに行った時に、その子が宝箱から綺麗な石なんかを自慢気に見せてくれたので、後から友人に聞いてみると ビー玉とかも大好きとか。
だったら、とんぼ玉でキーホルダーか何かを作ってあげようかな となって、それを渡しに行って来たのです。
こんなの。
私の周りの人にあげるときは、紐を編んだだけで渡していたのだけど、子供に渡したらすぐに切れちゃうかと思って、うちに余っていたパーツに革紐で編みつけました。
渡した時は、なんかテンションが余り上がってなかったので、ちょっと地味だったか? と思ったのですが、翌日になって友人から連絡がありました。
すぐに自分でバックパックに付けて、これ大好き と言っていたそうです。(嬉)
どうも、照れていたみたいだ という事でした。
次の日にはバックパックから外してTシャツの襟の所にクリップでぶら下げた状態で学校に行ったらしく、友人が 落とす予感しかない とちょっと困った風でメッセージを送ってきていました。
まぁ、そんなに気に入ってくれたのなら作った甲斐があるというもので、もし無くしたらまた作ってあげればいいか と思っていたのですが、そのメッセージを受け取った次の日の朝、早くも紛失してしまったとメッセージが入りました。
しかも、その子曰く 机の上に置いといたのに、ダディが何処かに片づけた! と友人のせいにする始末で、朝から二人で喧嘩だったらしいです。
ちょっと微笑ましい気もしますが、なんだか友人宅にいざこざを持ち込んでしまったような気もしてきました。(汗
最後に目撃されたのは家の中だったらしいので、どこからか出て来ることを祈る、、、
さて、昨年末に帰国した時、地元滋賀県でトンボ玉の講習を受けてきました。
1人で黙々と練習していても、まったく上達しなかった技法を教えて頂きました。
透き掛け という、文様等を入れた地玉を透明なガラスで一層覆う技法を教わったのですが、もちろん一度教えて頂いたくらいで出来る様にはなりません。
が、大きなヒントを幾つも見つけることが出来たので、その後こちらに帰ってからは、また黙々と練習していました。
透き掛けという技法を使って、具体的に焼いてみたい玉があったのですが、漸く、なんとなく、形になってきました。
ひだ文様玉です。
まだまだ詰めていかないといけないのですが、今まで全く形に出来なかった事を思えば、これが焼けた時はかなり嬉しかったです。
ガラス細工に限らず、新しく取り組む技法って、黙々とやり続けるも全く出来る気がしない という事が良くあります。
それでも黙々と続けていくと、ある日突然 できたっ!! となることがあります。
段々と出来る様になってくるのではなく、ほんと、突然、、、不思議。
今回もそのパターンで、上の写真の玉の一つ前(前日)に焼いたものがこれです。
なんじゃこれ。(苦笑)
同じ人が、同じ材料を使って、同じように焼いたとはとても思えない。
透明なガラスを溶かして地玉を包む時に、その熱で地玉まで溶かしてしまい、文様はぐちゃぐちゃになるわ、モタモタするうちに煤も巻き込むわ、まぁ汚い汚い、、、
今までこんなのを延々、大量生産していました。
こうなると、突然出来たのはマグレだったのでは と心配になりますが、一度出来ると次からは多少のムラはあるものの、なんとなくそれっぽい物は出来る様になっています。
不思議。
ちょっと下地の色を変えて焼いてみました。
こっちの方が文様が良くわかりますね。
苦労してやっと焼けた玉ですが、どっちかというと柄としては今まで人に配っていた柄の方が好きだったりします。
しかし、透き掛けという技法は、これからもっと色々な玉を焼いていこうと思ったら避けては通れない基本技法なので、やっと次のステップに進める様な気がします。
そして荒縄玉を久しぶりに焼いてみたのですが、どうも前に焼いたようなゴチゴチした感じが出ない、、、
実は、以前焼いたゴチゴチ感のあった玉は、焼いたときに炎の調整が上手く出来ていなくて、綺麗にガラスを溶かせていなかった為に出来たのでした。
要するに、普通で言うならば失敗作です。
が、なにが失敗で何が成功か、それは視点によって全く変わってきます。
条件を考えると、あれは失敗になるのでしょうが、私にとってはあのゴチゴチした感じは、切り絵の様にも見えて、とても和を感じる良い文様だと思っています。
気に入ってしまえば、それはもう成功作。
今回焼いた分でパーツを使い切ってしまったので、今度はパーツから作らないといけないのですが、果たして意図的に炎の調整を失敗する事が出来るかどうかがミソです。
ここ最近はずっと忙しくて、暫くガラスを触ることが出来ていなかったのですが、黙々と修行を続けないと。
また何か新たな展開が見られたらアップします。