こんばんは。
日本から荷物が届きました。
開けてみると、、、
じゃーーーん。
河童のインジェクション・プラスティック・モデル(俗にいうプラモ)です。
メーカーはFukusaki。
聞いたことないメーカーですが、実は、これは兵庫県の福崎町が販売しているプラモデルなんです。
普通、河童と聞いてイメージするのは、緑色だと思うのですが、このキットの河童は赤色で、口が大きく外見も石燕系列(果たして系列があるのかどうかはしりませんが)とはちょっと違います。
と、ここで 「ん?赤い河童?口が大きい?」とピンと来る方もいらっしゃるかも知れません。
これは遠野の河童のキットなのです。
福崎町は柳田國男の出生地なので、生家や歴史民俗資料館が観光スポットになっていたり、妖怪造形コンテスト等、町ぐるみで妖怪を盛り上げていたりします。
河童の「がじろう」が一定の時間ごとにブクブク出てくる池などはTVでも紹介されたことがあるらしいですね。
そんな町おこし(?)の一環として発売されたのが、この河童のプラモデルです。(遠野は岩手の方らしいですが)
実は、身内に このプラモの販売プロジェクトに(ほんとにちょっとだけ)絡んだ者がおりまして、いよいよ発売というニュースを見た私が、「もしかして、関係者特権でプラモ手に入るの?欲しい!!」と我儘なお願いをしたところ、あっさりと「来たら送るわ」という返事をもらい、本当に送ってもらえました。
「超絶作品、待ってるで」という言葉と共に、、、。
彼の方が遥かに凄腕のモデラーなのに、これはもはや嫌味か? とも取れるコメントなのですが、せっかく送って頂いたからには、頑張って完成させなければ。
という事で、まだ全然終わっていない「エレキングの制作記」の次は、こちらの河童に取り掛かるつもりです。
このキットは、箱の裏が完成写真兼組立図になっていて、中身はパーツのランナーが2枚とシールが1枚のみ。
パーツを見てみたところ、体表のモールドがまた良い感じで、これは作るのが楽しみです。
で、パッケージの完成品を作っているのはAniと書いてあります。
それって、モデラーズエキスポとかにも出展なさっていた、あの あにさん なのかな?
すでにこの完成写真が超絶です。
どうやったらこんな風に塗れるんだろう。
まぁ、どんなに頑張っても、どのみち私風の作品にしかならないと思うのですが、精一杯作らせて頂きます。
このキットは5/26日発売だそうです。
詳しくは福崎町観光協会のホームページを見てみてください。
さて、タイトルの後半についてです。
この荷物を受取った時、チョットひやっとしました。
箱の一辺が開いた状態になっていて、一枚目の写真にある様に、ダクトテープ(シルバーのテープ)で箱が閉じられていました。
日本にダクトテープがあるとは知らなかったので、てっきり梱包状態が悪く、こちらに届いた時点で箱がばらけてしまっていて、それを郵便局員の方がその辺に転がっていたダクトテープで補修してくれたのかと思ったんです。
郵便事情が良くないので、かなりしっかりと梱包しておかないと、箱がばらけて中身が紛失 という事も良くあるので、まさか、河童さん行方不明??? とかなり焦りました。
で、箱を開ける前に、写真を撮って送り主に写真を見せて、こんな梱包した? と聞いたところ、
「うん、した」と返答がありました。
(え?ダックテープって日本にもあるの?)と思っていたら、続けて 何やら嬉しそうに、
「ダクトテープ!ハリウッド映画によく出てくるヤツ!!試しに買ってみた!!アメリカ人、好きやろ??」と返ってきました。
それに対して私は冷静に、
「ダクトテープは荷物の梱包に使ってはいけません」
「え?なんで?」
「接着性が弱いので、時間が経つと剥がれます」
というやり取りがありました。
こちらでも梱包にダクトテープを使う人は多いのですが、ポスト・オフィスに持っていくと、「ダクトテープは梱包には使わないでください」と言われます。
見た目は日本のガムテと同じ感じで、丈夫で手でも切れるので便利で、粘着面を触ると、結構強そうに感じます。
が、実際に貼り付けて時間が経った時の耐久性が良くないので、簡単に剥がれてしまいます。
温度変化、特に高温多湿になると、粘着部分がネチョ~となってきて、更に自然分解のリスクが高まります。
3M等、ちゃんとしたメーカーの値段が高いものは良いかもしれませんが、私は帰国するたびに、日本のガムテープを買って来るくらい、そっちの方が性能は優れていると思います。(実際、今回の荷物も輸送に耐え切れず、一辺が剥がれて開いてましたから)
いや、ダックテープVSガムテープに限らず、色々な物を使ってみて、やっぱり日本のが品質は高いし高性能 と思う事が殆どです。
例外もあるとは思いますが、パッとは思いつきませんので、日本の物を使っておけば間違い無いと思います。
さて、ちょっと先にはなりますが、どんな風に河童を仕上げるか、ボチボチと考える事にします。