こんばんは。
シリーズでお届けしております、ターンテーブル導入計画。
今回は やっとこさターンテーブルを設置した話です。
今日は文字数が多いですからお気を付けください。(3500字以上あります)
過去の記事を読んでくださった方は既にご存知だと思いますが、私は決してオーディオ マニアではありません。
どちらかというと、逆かも という事を先日再認識した所です。(この件はまた後日)
音楽が好きで、ちょっとアナログのレコードにも興味があるなぁ という方には、もしかしたら何か参考になることもあるかもしれませんが、難しいことは私も分かりませんから出てこないです。*1
あまりにも時間が経ちすぎているので、ちょっと振り返りを、、、
まずはターンテーブルがほしくなった編。
選択編
そしてシリーズでは前回の記事になる、設置場所編
とまぁ、紆余曲折を経て(いや、そこまで曲がりくねっては無い)、漸くターンテーブルを購入しました。
購入したのは、予定通り audio-technicaのAT-LP5です。
ざんっ!
買ってしまった、、、
通販を利用すると、発送途中で放り投げられたりすることもあるので、家電屋のオンラインショップで注文して、最寄りの支店にピックアップするように手配しました。
開封!
取りあえず取り出して見ました、
(白いのはテーブルの付属品では無く、水平器です)
が、設置して稼働させるときには師匠のNさんがセッティングを手伝いに来てくれることになりました。
セッティングに必要な道具、アクセサリーは用意して行くからちょっと待っとれ という事で、この状態でそれまで待機。
数日後、師匠が色々持って遊びに来てくれて、実際の設置と最初のセットアップに入りました。
(写っているのは師匠の手)
持ってきてくれたのは、クリーニング関連グッズ、針圧用のスケール、ヘッドシェル等々。
一度設置したら余り動かすものでは無いので、じっくり考えてターンテーブルを設置する場所を決めたら、先ずはターンテーブルの水平を出します。*2
手持ちにあった前後左右の水平を出せる小型の水平器を使い、出来るだけキッチリと水平を出します。
それからトーンアームにカートリッジが装着されたシェルを取り付けて、天秤を調整するようにカウンター ウエイトを調整してトーンアームが水平になるようにします。(支点以外どこにも触れていない状態でバランスを見ます)
その状態でトーンアームが横にスライドして動くようならテーブルの水平が出ていない という事なので、じっくりテーブルの水平を詰めていきます。
ちゃんとニュートラルの状態が取れたら、マニュアルに記載された針圧(付属カートリッジの針は2gとなってました)になるように、トーンアームのカウンター ウエイトを調整します。
ここで師匠が持ってきてくれたアイテムが登場。
針用のデジタルスケール。(こんなもんがあるのすら知りませんでした)
スケールが無くてもマニュアルに沿って調整することは出来ますが、調整後の確認の為に使用しました。
マニュアル通りに各部を調整して針圧を2gにして、スケールで確認してみると、、、
2.01gとなっていました。
微調整、、、
2gピッタリ。(と言いつつ、カウンター ウエイトの目盛りでの調整も0.01gしか差が無かったので、かなり正確ですね)
この重さ、標準値よりもすこーし重くしたり、軽くしたりすると再生音が変化するので、好みの音質にセッティングを変更したりするそうですが、そんなことはまだ先の事。
先ずは標準値に合わせました。
その後、カートリッジがレコードに対して適切な角度で乗っかるかどうかをチェックします。
これがそれをチェックする器具ですが、、、名前忘れました(笑。*3
ものすごくザックリと言ってしまうと、レコードには溝が掘ってあり、そこを針が通過する事でその溝にある凹凸を拾って音が出ます。
その溝に対して針は直角に当たっていないと、左右の音のバランスが崩れたり、左右で時差が出たり、歪んだりすることがあるので、その角度を調整する必要がある らしいです。
調整方法はマニュアルに書いてあるので、それに沿ってチェックしましたが、一応メーカーで調整してカートリッジをシェルに取り付けてあるので、大体大丈夫、、、みたい。
オーバーハング調整と言われるこの作業、実はおっそろしく奥が深く、以前師匠にテーブルの事を色々と教えてもらっていた時に、このオーバーハング というか、カートリッジとレコードの角度の問題の事を聞いた時 「うわー、レコード面白い!!」と思いました。
この中途半端な知識があったおかげで、後日かなり頭を悩ます事態に陥ったのですが、、、これまた長くなるので後日にしましょう。
最後に、もう一つ調整。
針を落とした状態でレコードが回転すると、トーンアームにはレコードの中心に向かって引っ張られる力が働きます。
その引力に反発する力を加えて打ち消す装置(Anti-skate control)が付いているので、調整した針圧に合わせてこちらも調整します。
写真はトーンアームの基部で、上側にあるメモリが刻まれている筒の様な部分がカウンター ウエイト、右にある小さいダイアルがAnti-skate controlです。
それで基本セッティングは終了、かな?
なんとか設置終了。
余計な装飾も無く、至ってシンプルなデザイン。
なんか出来る子っぽくてとても気に入りました。
そして、記念すべき我が家の再生レコード第1号は!!!
じゃじゃーん!
なんと、師匠が持ってきたシステムのチェック用のテクニカル レコードでした。(笑
低い所から高い所まで、色んな周波数の音を再生したり、左右に振り分けた音をだしたり、ターンテーブルがどれくらいちゃんと音を出せているかをチェックする為の専用レコード。
それを鳴らしながら、こんな機材を設置して何やらチェックしていました。
スピーカーから出ている音を拾う器具の様です、、、が。
どちらかというと、これは師匠がうちのテーブルがストックの状態でどれくらいの性能があるのか? という知的好奇心からチェックしていたように思います。
勿論、何をしているのか説明してくれたのですが、1人で色々とチェックして納得してらっしゃいました。
大まかにいうと、うちの子は大丈夫だとのことです。
「これで基本セットアップは終了したので、暫くこれでレコードを楽しんで、今度はもう少しちゃんとした機材を持ってくるので、性能のチェックをしましょう。」と師匠はお帰りになりました。
さて、ようやく導入したターンテーブル。
どうだったか というのが気になる方もいらっしゃるでしょう。
これがね、、、なんというか、、、
このことを書き始めると、記事一回分くらいになりそうなので、色々まとめて後日アップします。
が、結論を言うと。
アナログレコード、むちゃくちゃ良いです。
音楽を聴くスタイルは人それぞれ。
MP3やストリーミング等でいつでもどこでも聴いて居たい人。
家に居るときも常に何かを流しっぱなしにする人。
私は音楽を聴くときは所定の位置に座ってスピーカーで聴く派で、それ以外は家で音楽を聴くことは殆どありません。
常にBGMとして流している人や、MP3+ヘッドホンで聴いている人にとっては、15~20分毎にターンテーブルまで行って、板をひっくり返したり、交換したりする というのは面倒かもしれません。
でも、音楽を聴く事に意識した時間を持つ という習慣がある人なら、是非、是非、アナログレコードを試して欲しい。(スピーカーかヘッドホンかは関係なく)
そういう方には特に、ターンテーブルを持つという事、むちゃくちゃお勧めします。
CDに勝る、という事では無く、全く別の音質を楽しめます。
なんだかんだ言って、レコードを持っていない音楽を聴きたいときはCDをかけるわけですから、楽しみ方の道が一本増える という事になるかと思います。
これって、大きいですよね?
ただ、最後に これは私に起こった事からの一言なのですが、、、
レコードがどんなもんか?とオーディオショップ等に試聴しに行こう となった時、どう考えても自分では揃えない様なすごいシステムで視聴するのは、、、良し悪しです。(どういう意味かお分かりでしょうか?)
ま、ややこしい事はまたいずれ。
実質、ちゃんと役に立ちそうな作業の詳しい説明等、全く無いのに文字数ばかり多い内容でした。
最後まで読んで下さった方、お付き合い下さってありがとうございました。