模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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まさかの ターンテーブル置く場所無い問題 ~(過去作品)専用設計が仇となった自作オーディオキャビネット

 こんばんは。

 

 過去2回公開した ターンテーブル導入計画。

mata1.hatenablog.com

 

 前回の記事の最後に書き残した 他にもある問題 というのは、、、

 タイトル通り、ターンテーブルを置く場所が無い というまさかの事態でした。(笑

  

 という事で、シリーズ3回目の今日はちょっと過去作品を紹介させてください。(いつからシリーズに???)

 元々は、どっかのガレージセールかなんかで買ってきた、よく見るタイプの縦型でガラスドアが付いたオーディオキャビネットを使っていたのですが、ある時、背の高い家具をオーディオを置いている部屋から排除したくなりました。(なんでだろう?)

 そこで、TVやスピーカー、AV機器諸々の配置を考えてキャビネットをかえる事にしたのですが、渡米当時はとにかくギリギリの生活、家具は全部中古で揃えていた為、家の中に統一感は皆無。

 新たに家具を入れるとなると、後の事も考えて出来るだけ導入した物が馴染むようにしたい と思ったのですが、、、だったらサイズも思い通りに出来るから自作する?という事を思いついてしまい、キャビネットを日曜大工で自作する事にしました。

 デザインセンスは全く無いので、外形は味もそっけもない ただの箱ですが、寸法的にはかなり考えました。

 置ける場所が部屋の角しかなかったので、L字型で角がテレビ台兼 主なAV機器を収納する場所にするため、高さはTVに丁度良い高さにして、その両脇はCD等のメディアを収納する引き出しキャビネット*1と、センターに収まらないサブのAV機器を収納したり、小物を収納する引き出しが付いたキャビネットの3機合体型。

 その部屋には黒くデカい存在感のあるものがあったので(2つも)、それに合わせて色は黒。

 で、こんなのを作りました。

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 3つは固定していないので、角度は自由。

 TVの下にある四角いのはセンタースピーカーなのでそのままですが*2、その下のレシーバーやプレイヤー達が入ってる場所は蓋が出来ます。

 色は黒ですが、ペイントでは無く、白木に黒い染料を染み込ませるステインを使い、サテンフィニッシュのクリアコートをかけてあるので、近寄ると木目が見えます。

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 この3段引き出しがメディア収納用で、他も前面の化粧用の板は一枚から切り出してあるので、木目は揃っています。

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 (パーツ番号が書いてあるのが自作っぽいな)

 引き出しは奥のCDを取り出す時に手前のを取り出さないといけない羽目にならないように、フルエクステンションのレールを使っています。

 CDは量が増えるとかなり重くなるので、耐荷重は確か100kgくらい大丈夫のを使ったような、、、(覚えてないですが、とにかくオーバースペックです)

 が、さすが素人、やはり予期せぬ問題が。

 レールは大丈夫なのですが、引き出しの底板がちょっと曲がってきました。

 まだ大丈夫ですが、いつか補強しないといけないかも。

 あと、キャスターを付けてあるので、オーディオ関連で良くある 配線を変更するとか、裏を掃除したいときにはコロコロと引っ張りだせます。

 

 そうそう、キャスターを家具に取り付ける時にどれくらいの耐荷重の物を選べばよいか。

 たとえばキャスター4つで支える家具を作るとして、重さが最大100kgの家具に付ける場合は100/4で最低25kg、ちょっと余裕見て30kgの耐荷重の物を選べば大丈夫 という風に思いませんか?(私は思ってました)

 実は、キャスターを4つ付けても、実際に均等に重さがかかることはありえなくて、状況によっては3つのキャスターで支えたりすることも多いので、100/3に余裕を見て40kgくらいの物を使わないと安全では無い という風にキャスターのプロに教えてもらいました。

  ちなみに、椅子にキャスターを付ける場合は、もっとややこしいです。(機会があればいずれ)

 作ってから既に6-7年は経っていますが、まだ壊れていないので、まぁ強度的には何とかなったようです。

 

 CDは立てて収納していますが、ヘビーローテーションのCDは面出しでその上に並べています。

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 全ては収納できないので、よく聴くものを引き出しに収納して、残りは別のCDラックに保管しています。 

 そういうラックに収納されているCDも、時々仕事中とかに あ、あれ聴きたい と急に思い出したりすると、帰って早く聴きたい となり、引き出しに格上げ(?)になったりして入れ替えが発生します。

 最近オーディオの事を時々書いているので、それに絡んで思い出した事がありました。

 日本に居た頃、オーディオマニアの友達が突然

 「なぁ、オレンジって「区麗情」良く聴いてたやんな。ちょっと聴きたいCDがあんねんけど。」

 と言ってきました。

 彼が購読しているオーディオ雑誌に、録音の良いCDとして紹介されていたらしく、一度聴いてみたい と思ったそうです。

 それがこちら。

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 「晴れた日、雨の夜 区麗情」(1994年発売でした)

 思い出したら、早く帰ってそのCDが聴きたくなり、めでたく面出しヘビーローテーション入りでした。

 少しアクセントに特徴のある歌声、ハマると癖になります。

 ジャンルはPops、楽器の音数も少なめで、流すと空間がしっとりとします。

 色んなミュージシャンのライブやコンサートに行ってますが、彼女ほど ファンを大切にする人だなぁ と思った人は居ないかもしれない。

 今はライブ活動のみになっているようですが、まだ歌ってらっしゃるのが嬉しい。

 いつか帰国と日程が合うようなことがあれば、また聴きに行きたいな。

 

 話は戻って。

 キャビネットを作った時は、ターンテーブルが導入されるとは思ってなかったので、キャビネット内に収納する事は出来ません。

 他のプレイヤーと違って、蓋が上に開く という動作がある為、中に入れる事が出来ないのです。

 もし予めそのつもりであれば、例えば天板を一ヵ所上に跳ね上げるようにしておけば、その下に収納するとかできたのですが、、、まさかこんなことになるとは。

 じゃ、キャビネットの上に置けばいいじゃないか となりますが、キャビネット上の空間は他の機器で使っているので、上には殆ど物が置けないのです。

 その事について書くと、更に記事一本分くらいにはなるので別の機会にしますが、それも含めて高さを決定しているので、ほんとにこの場所専用に設計したことが仇になってしまいました。

 うーん、どうするかのぅ。

 たちまち出来る事は、他を調整してターンテーブルを置ける高さを工面して、キャビネットの上に仮に置いて使うか、、、レコードを聴く度にターンテーブルを設置するようにするか、、、。(それは面倒すぎる、、、)

 取りあえず、ブツをオーダーして手元に来てから採寸して、色々思案する事にします。

 

 こんな感じで、私は生活に合わせて家具を少しづつ自作していますが、私とは全く逆のパターンを突き抜けている方が居ます。

 家具を愛するあまり、家具の為に、家具に合わせた家を作ってしまったmashley (id:mashley_slt)さんのブログはすごいです。

www.mashley1203.com

 ブログも、広く浅く の うちとは真逆。

 とことん突っ込んだ内容で、とにかく色々とためになります。

 こんな風に最初から全てデザインして作られた家とちがって、生活しながらゴニョゴニョしているので、なかなかパリッとは行かないですが(なんせ、築60~70年物)、いろいろ参考にさせて頂き、少しずつ楽しみながら家と付き合っていければ と思っていますが、、、。

 もうちょっと何とかしたいなぁ。

 いつか殆どの家具を自作で賄いたい というのはささやかな野望。

 

 

*1:棚とかに置くとジャケットが日焼けするので引き出しにしまいたいのです

*2:映画用です