こんばんは。
先日アップしたJohn Williamsのコンサート。
大興奮で大満足だったコンサートですが、他にも私的に、とても嬉しい というか、幸せな収穫がありました。
いえ、ほんとにささやかな事なんですけどね。
入場ゲート前での厳重なセキュリティチェックの為に、予想以上に時間がかかり 席に着いたときにはOpeningActのコンサートが始まってしまっていた という事を書きましたが、そのコンサートでのことです。
なにしろ途中から席に着いたので、誰のコンサートかも分からない状況でした。
こちらのコンサートでは、OpeningAct 所謂前座が付くことが多いです。
前座と言っても、どえらく豪華が場合も多く、自分の行きたいバンドのコンサートを調べたら、誰かほかの人の前座だった なんてこともありました。
で、そのOpeningActの情報は、チケットには一切書かれていない事もあり、開演時間というのは、OpeningActが始まる時間なのか、Headlinerのコンサートの時間なのか、いまひとつ分からない時があります。
今回のコンサートでも、そのあたり関しての情報は何もチケットに書いていなかったので、前座のコンサートがある事すら知りませんでした。(いや、事前に調べればいいのですけれど、、、)
席に着いたときには何曲か終わっていたのですが、だれ?と思いながら(失礼)残りの曲を楽しみました。
頭は次のメインのコンサートで演奏される筈のStarWarsに持っていかれていたので、そこまで集中することなく、フワッと楽しんでいたのですが、ある曲が終わって 次の曲が始まる前に、指揮者がコンサートマスターを紹介しました。
どうやら次の曲はバイオリン・コンチェルトのようです。*1
ふむふむ どんな曲が始まるのかいな? と思っていると、、、
その曲が、また素晴らしくいい曲だったのです。
なんだろう、とても優しい、ふわ~っと包み込んでくるような、ほんっとに綺麗な曲で、一耳*2で心奪われてしまいました。
今日は映画音楽しか演目としては選ばれないと思うので、多分この曲も映画音楽だろう とは思ったのですが、モニタには映画の映像ではなく、オーケストラの演奏や指揮者が映し出されていたので、ボケーっとしていてMCを聞いていなかった私は、その辺の情報を全部取り逃がしていました。
さて、これに続いて、JohnWilliamsのコンサートも大盛り上がりで終了し、帰路に着きます。
(帰り道も大混雑です)
コンサートの後、数日経っても、オープニングで演奏された、あのバイオリン・コンチェルトの曲が気になって気になって仕方ありません。
で、色々調べてみたところ、見つけました!
OpeningActの指揮者の名前はDavid Newmanという作曲家で、映画音楽を多く手掛けている著名な方でした。*3
私の心を奪ったその曲はJohnWilliamsも自身がリリースしたアルバムにカバー曲として指揮していたことがある、映画界の名曲だったようです。
ちなみに、JohnWilliamsが指揮した時もバイオリン・コンチェルトで、バイオリンはItzhak Pealman(!) です。
曲名は
Cathy's Theme from Wuthering Heights
です。
はい、ここでわかる人はタイトルを見たら、あぁ、はいはい、あれね となりますね?
私は何も知らなかったので、ただ Wuthering Heightsと言う映画の中で使われたChathyという登場人物のテーマ曲なんだな?と
で、Wuthering Heightsってなんだ? と調べてみると。
邦題は「嵐が丘」だったのです。
子供の頃、学校で本を読むのが好きな子供の間で、ちょっと難しそうな小説を読むのが流行る時期って、ありますよね?シェイクスピアとか、そんなの。*4
私も読書は大好きで、図書カードは表も裏もビッシリ みたいな子供でしたから、そういった流行りの中、よく話題に出ていた「嵐が丘」も手に取ったことはあるのです。
でも、ちょっと読んでみたけど、その中に入ることが出来なくて、直ぐにやめてしまって、結局今まで読んだことがありません。
なので、原題を見てもピンとこなかったのですが、このタイトルは1939年に映画化されていて、その中で使われたのがCathy'sThemeだったのです。
Youtubeで検索すると、オリジナルの音源も出てきたので、聴いてみます。
オリジナルはバイオリン・コンチェルトではなく、シンフォニーでした。
パールマンさんのもすごく良かったのですが、、、、1930年代のオリジナルは、、、素晴らしすぎます。
夜中、やっと見つけてイヤフォンで聴いてみたのですが、またか と言う感じですが、涙でました(笑。
作曲者はAlfred Newmanと言う作曲家で、この方も映画音楽界の巨匠なのですね。
ものすごい数の作品を残していらっしゃいます。
ここで、ん? と気が付く事ありますね。
今回は私も気が付きました。
Opening Actを務めた David Newman、ラストネーム同じやん と調べてみると、AlfredNewmanは彼の父親でした。
彼は、コンサートで自分の父親が残した名曲を指揮していたんですね。
オーケストラの演奏は指揮者で変わりますが、あの時のなんとも言えない優しい感じは、指揮者の色々な思いが演奏に出たのかな とか、こちらも色々と想いました。
さて、これだけ気に入ってしまった曲が使われている映画。
みたい!!
ここで散々映画好きです と言っている割に、本数をそんなに見ていない私。
「嵐が丘」も見ていないのです。
どうやら、1939年に制作されたアメリカ映画は、原作から大きく変わっているらしく、そういう意味では評価が高く無いようなのですが、ファンも多く、長年にわたり愛されている作品のようです。
幸い私は原作を読んでいないので、その辺は大丈夫。
なにより、Chathy's Themeを劇中で聴きたい と言うのが一番の動機なので、BookOffに行ったらDVDが無いか探してみよう。
映画音楽ネタ、思い入れが出来てしまったので2回に渡って書かせて頂きました。
お付き合いくださってありがとうございました。
さぁ、次に行く予定のコンサートは、、、
一年ちょいぶりの、大物バンドです。
楽しみだ!!!