模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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行動を起こせば予期せぬ収穫に恵まれる ~映画音楽祭りで出会った名曲と映画「嵐が丘」

 こんばんは。

 

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 先日アップしたJohn Williamsのコンサート。

mata1.hatenablog.com

 

 大興奮で大満足だったコンサートですが、他にも私的に、とても嬉しい というか、幸せな収穫がありました。

 いえ、ほんとにささやかな事なんですけどね。

 

 入場ゲート前での厳重なセキュリティチェックの為に、予想以上に時間がかかり 席に着いたときにはOpeningActのコンサートが始まってしまっていた という事を書きましたが、そのコンサートでのことです。

 

 なにしろ途中から席に着いたので、誰のコンサートかも分からない状況でした。

 こちらのコンサートでは、OpeningAct 所謂前座が付くことが多いです。

 前座と言っても、どえらく豪華が場合も多く、自分の行きたいバンドのコンサートを調べたら、誰かほかの人の前座だった なんてこともありました。

 で、そのOpeningActの情報は、チケットには一切書かれていない事もあり、開演時間というのは、OpeningActが始まる時間なのか、Headlinerのコンサートの時間なのか、いまひとつ分からない時があります。

 

 今回のコンサートでも、そのあたり関しての情報は何もチケットに書いていなかったので、前座のコンサートがある事すら知りませんでした。(いや、事前に調べればいいのですけれど、、、)

 

 席に着いたときには何曲か終わっていたのですが、だれ?と思いながら(失礼)残りの曲を楽しみました。

 

 頭は次のメインのコンサートで演奏される筈のStarWarsに持っていかれていたので、そこまで集中することなく、フワッと楽しんでいたのですが、ある曲が終わって 次の曲が始まる前に、指揮者がコンサートマスターを紹介しました。

 どうやら次の曲はバイオリン・コンチェルトのようです。*1

 ふむふむ どんな曲が始まるのかいな? と思っていると、、、

 その曲が、また素晴らしくいい曲だったのです。

 なんだろう、とても優しい、ふわ~っと包み込んでくるような、ほんっとに綺麗な曲で、一耳*2で心奪われてしまいました。

 今日は映画音楽しか演目としては選ばれないと思うので、多分この曲も映画音楽だろう とは思ったのですが、モニタには映画の映像ではなく、オーケストラの演奏や指揮者が映し出されていたので、ボケーっとしていてMCを聞いていなかった私は、その辺の情報を全部取り逃がしていました。

 

 さて、これに続いて、JohnWilliamsのコンサートも大盛り上がりで終了し、帰路に着きます。

 

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 (帰り道も大混雑です)

 

 コンサートの後、数日経っても、オープニングで演奏された、あのバイオリン・コンチェルトの曲が気になって気になって仕方ありません。

 

 で、色々調べてみたところ、見つけました!

 OpeningActの指揮者の名前はDavid Newmanという作曲家で、映画音楽を多く手掛けている著名な方でした。*3

 私の心を奪ったその曲はJohnWilliamsも自身がリリースしたアルバムにカバー曲として指揮していたことがある、映画界の名曲だったようです。

 ちなみに、JohnWilliamsが指揮した時もバイオリン・コンチェルトで、バイオリンはItzhak Pealman(!) です。

 曲名は

 Cathy's Theme from Wuthering Heights

 です。

 はい、ここでわかる人はタイトルを見たら、あぁ、はいはい、あれね となりますね?

 私は何も知らなかったので、ただ Wuthering Heightsと言う映画の中で使われたChathyという登場人物のテーマ曲なんだな?と

 で、Wuthering Heightsってなんだ? と調べてみると。

 邦題は「嵐が丘」だったのです。

 

 子供の頃、学校で本を読むのが好きな子供の間で、ちょっと難しそうな小説を読むのが流行る時期って、ありますよね?シェイクスピアとか、そんなの。*4

 私も読書は大好きで、図書カードは表も裏もビッシリ みたいな子供でしたから、そういった流行りの中、よく話題に出ていた「嵐が丘」も手に取ったことはあるのです。

 でも、ちょっと読んでみたけど、その中に入ることが出来なくて、直ぐにやめてしまって、結局今まで読んだことがありません。

 なので、原題を見てもピンとこなかったのですが、このタイトルは1939年に映画化されていて、その中で使われたのがCathy'sThemeだったのです。

 Youtubeで検索すると、オリジナルの音源も出てきたので、聴いてみます。

 オリジナルはバイオリン・コンチェルトではなく、シンフォニーでした。

 パールマンさんのもすごく良かったのですが、、、、1930年代のオリジナルは、、、素晴らしすぎます。

 夜中、やっと見つけてイヤフォンで聴いてみたのですが、またか と言う感じですが、涙でました(笑。

 作曲者はAlfred Newmanと言う作曲家で、この方も映画音楽界の巨匠なのですね。

 ものすごい数の作品を残していらっしゃいます。

 

 ここで、ん? と気が付く事ありますね。

 今回は私も気が付きました。

 Opening Actを務めた David Newman、ラストネーム同じやん と調べてみると、AlfredNewmanは彼の父親でした。

 彼は、コンサートで自分の父親が残した名曲を指揮していたんですね。

 

 オーケストラの演奏は指揮者で変わりますが、あの時のなんとも言えない優しい感じは、指揮者の色々な思いが演奏に出たのかな とか、こちらも色々と想いました。

 

 さて、これだけ気に入ってしまった曲が使われている映画。

 みたい!!

 ここで散々映画好きです と言っている割に、本数をそんなに見ていない私。

 「嵐が丘」も見ていないのです。

 どうやら、1939年に制作されたアメリカ映画は、原作から大きく変わっているらしく、そういう意味では評価が高く無いようなのですが、ファンも多く、長年にわたり愛されている作品のようです。

 幸い私は原作を読んでいないので、その辺は大丈夫。

 

 なにより、Chathy's Themeを劇中で聴きたい と言うのが一番の動機なので、BookOffに行ったらDVDが無いか探してみよう。

 

 映画音楽ネタ、思い入れが出来てしまったので2回に渡って書かせて頂きました。

 お付き合いくださってありがとうございました。

 

 さぁ、次に行く予定のコンサートは、、、

 一年ちょいぶりの、大物バンドです。 

 楽しみだ!!!

 

*1:バタバタと席について、次のコンサートも気になる状況だったので、全く集中力が無く MCはほとんど耳に入ってきていなかった。

*2:一目と言う言葉はあるのですが、一耳って、、、ないですよね?

*3:彼が音楽を手掛けた作品は、私は一本しか見ていませんでした。(しかも、残念ながら余り好きな映画では無かったです)

*4:私は戯曲とかは苦手だったので、全然むりでした。ポーとか、カフカとか、もっと子供ウケするようなのを読んでました。