こんばんは。
すごい!
先日上げた記事の最後にチョロっと書いたショパンコンクール。
日本人ピアニストが二人も入賞しましたね!
別の記事を書いていたのですが、朝からとても盛り上がってしまったので、やっぱりこちらについてちょっとだけ。
と言っても、私はクラシックの専門家でもなんでもありませんので、いつものように感じた事をツラツラと語るだけです。
先日は反田恭平さん*1の2次予選を観てぶったまげた という事を書きました。
それまでは2次予選をぼちぼち観た後で、3次予選は最初から全部観て、それからファイナル と順番に行く予定だったのですが、反田さんの演奏があまりにも素晴らしかったので、3次に進んだという情報を得たらすぐに観たくなってしまい、全部すっ飛ばして先ずそれを観てしまいました。
そしたらまぁ、あなた!
2次を観た時をはるかに上回る衝撃でした。
最初にグッと掴み、中盤はとても静かな曲調で引き込み、最後にバゴーーン!とぶちかまして終わるという、全体のプロデュースも素晴らしかったです。
最後の曲はとても有名な曲だったので、既に他のピアニストも何人も弾いていたのですが、彼はソロの最後に*2それを持ってきていました。
でもって、今まで聴いていたその曲とは別物のように感じるほど、ほんとに こんなピアノ聴いたこと無い と、まさに衝撃。
少々過呼吸気味になって、しんどくなりました。*3
ファイナルのコンチェルトは、私が感じたのはとてもオケと馴染んでいた という事です。
一番印象に残ったのは、カメラが反田さんをピアノ越し正面から捉える時、角度的に彼の肩越しにコンサートマスターが写り込んでいたのですが、そのお姉さまが 特に曲の最後の方、とても良い顔で微笑みながら気持ち良さそうに演奏してらっしゃった事。
いや、その女性のマスターが美人で見惚れていた という事では無いですよ、決して。
おそらく、反田さんの演奏に合わせるのがとても心地よかったのでしょう。
なんて楽しそう ととても和みました。
オケの演奏は指揮者によって全然変わります。
指揮者も気分が乗って、それにみんなが引っ張られる相乗効果があったのだろうなぁ と おそらく会場で聴いている人たちは、もっとそれを感じられたのではないかな と思いました。
もう一人のフィアナリストの小林愛実さん。
実はまだ3次予選の演奏しか見ていないのですが、その時演奏された曲の中に、私の持つ印象は 縦のリズム という曲があったのですが、それを小林さんが引いた時には 横のリズム に聴こえて全く印象の違う曲になって、私はその感じがとても好きで この曲はこんな風に聴こえる事もあるんだ ととても感動しました。
一番印象に残ったのは、とても小柄な小林さん、強く大きな音を出す時に力が逃げないようにする為か、指を真っすぐ鍵盤に当てるように第2関節をギュッと曲げて、その状態で思いっきり持ち上げて叩きつけるような感じに見え、そのすごい高低差がありながら物凄いスピードでの運指が、全演奏者の中で一番気持ち良かったです。
もうすごいの、ギュってなった状態でワキワキワキワキってなってた。
明日にでもファイナルの演奏をじっくり観てみようと思います。
でもそれよりも感じた事。
彼女は前回もファイナルに残ったので、なんと2回連続でファイナリストです。
ということは、、、、
多分、このコンクールはついでに用意して出場 とかそんなもんではとても出場出来無いでしょうから、前回の開催が6年前で、その何年か前(もしかしたら5年前?)から用意していたとしたら、、、10年くらいはショパンコンクールに向けて自分を高めて行ったという事になるのでしょうか。
前回から6年経って、同じ状態を保つのでも尋常じゃない訓練をしてると思うのですが、そこから更にそれを上回る成績を出すって、どんな精神力なんでしょう。
一つミスしたら全部が流れてしまうような大会に向かう生活が10年くらい続くって、考えたらゲー出そうになります。
真面目に怖いです。
それを想うだけで、ただただ尊敬です。
でも、出場してる皆さんそうなんでしょうね。
私は反田さんの演奏にかなりやられてしまったので、彼がこんな成績を残されたことがとても嬉しいです。
多分、これからとても忙しくなることでしょうし、世界的にも一気に名前が売れたので、もしかしたらLAに来られることもあるかもしれない。
これからドンドンCDもリリースされて、私の好きな曲を演奏したものも聴けるかもしれない。
楽しみです。
反田さんは2位、小林さんは4位入賞。
本当におめでとうございます。
ピアノコンクールと言えば、こちらの映画が思い出されます。
蜜蜂と遠雷
ピアノコンクールに出場するピアニストに焦点を当てたお話しで、こういう事が行われているのか、という事が良く分かります。
と書いておいて、実はまだ私は映画は観ていないのです。
私は原作小説を読みました。
小説はとても良かったです。
ですが、映画だとこれにちゃんと音楽が加わるので、やはり臨場感や迫力は小説と違うものになるのでは と思い、映画も観てみたいなぁ と思っています。
この映画(若しくは小説)を観てみると、次に大きなピアノコンクールが開催されたとき、ちょっと見てみようかな という気分になるかもしれません。
あぁあ、また思考を垂れ流してしまいました。
何のタメにもならない文章をここまで読んで下さってありがとうございます。
次回はモノづくり系の予定です。
またよろしくお願いします。