こんばんは。
もうずーっと前から、行きたいと思っていたJohn Williamsのコンサート。
ついに行ってきました。
John Williamsは映画音楽界の巨匠で、それはそれは多くの名曲を残しています。
映画音楽だけでなく、アメリカで開催されたオリンピックでも楽曲を提供しています。
毎年、夏になるとHollywoodBowl*1でコンサートを行っていて、夏の風物詩的コンサートなのですが、夏はイベント事が多く、なかなか予定が合わなかったり、つい毎年やっている事だから いつでも行けるよね と言う感じになってしまい、来年、また来年 と延び延びになってました。
ところが、今年は彼の85歳(!)アニバーサリーらしく、いくらまだまだ元気で現役バリバリと言っても、いつまで前線で指揮をとるか分かりませんし、区切りも良いから今年で最後にするか とかなってしまっては大変です。
ついに行くことを決意しました。(さっさと行っとけよ と言う話ですが、、、)
さて、なんとなく今まで先送りにしていた理由の1つに、大混雑 と言うのがあります。
基本的にLAでコンサートへの交通手段は車になるので、どうしても渋滞や駐車場問題に悩まされます。
特にこの会場は大きいので、観客もすごい数になり、他の会場よりも混雑もすごい事になります。
この日も駐車場に停めるのに時間がかかり、そこから歩いて会場入りするも、ゲート前のセキュリティーチェックで大混雑。
一体いつになったらゲートまで辿り着くの? という状態でした。
テロリスクも高いので、仕方がない事なのでしょう。
やっとこさゲートを通過して、いくつもエスカレーターを乗り継いで登っていきます。
(ここは山に作られているので、結構上まで登ります。)
が、席に辿り着くまでに、Opening Actのコンサートが始まってしまいました!
だいぶ余裕を見て会場入りしたのに、まさかセキュリティチェックがあそこまでの混雑になるとは誤算でした。
曲と曲の間にスタッフに案内してもらって席に着き、そのコンサートが終わり、John williamsのコンサートが始まるのを待ちます。
暫くすると、奏者が徐々にステージに入ってきました。
そして、John williamsが入って来ると、もう会場が割れんばかりの拍手と歓声が上がりました。(野外なので何も割れませんけど)
いよいよ、念願のコンサートが始まります。
Indiana Jonesシリーズの曲からスタートして(一番有名なあの曲では無かったです)、3曲目辺りにJohn williamsが「次はHarry Potterから3曲続けて」と曲紹介すると、これまた会場は大盛り上がり。
ハリーポッターは人気があるのですね。
曲によってはスクリーンに映画のダイジェストが投影されて、好きな人達はとても楽しめたでしょう。
私は一本も見ていないので、そこまで盛り上がれませんでした。
その次にはちょっと長いMCが入り、特別ゲストとしてバスケットボール選手のKobeBryantが登場しました。
これまた大盛り上がり。
彼が書いたバスケットボールに対する思いをつづった詩に曲を作ってくれるようにJohn williamsに依頼したらしく、ショートフィルムに合わせてその曲が演奏され、KobeBryantが詩を朗読していました。
その曲が終わってJohn williamsが次に紹介した映画のタイトルが、StarWars Ep.7 The force awakensでした。
これは会場も私も、大盛り上がり(笑
客席でライトセイバーが光ります。
基本的にコンサート会場内には長いものはセキュリティチェックで引っかかり、持って入る事が出来ないのですが(傘もダメ)、この日に限り、ライトセイバーは持ち込むことが出来ます。(武器なのに、、、)
会場の外でも沢山売られていました。
そしてスクリーンにはEp.7のダイジェストが流れます。
(フラッシュを使わなければ撮影OKでした)
Ep.7、良かったなぁ。
そして、Ep.7からは2曲続けて演奏され、その後ちょっとオケが静かになったかと思ったら、曲紹介も無く、いきなり
ダァーン!と散々聴きまくった和音が鳴り響きました。
客席からの歓声がヤバい。
曲はStarWars A new hopeからStarWarsのテーマ。
客席のライトセイバーの本数が一気に増えました。
私の今日の目的は、作曲者のJohn williamsが指揮するStarWarsのテーマを聴く事だったのです。
すごい。
本物です。
身体が熱くなりました。
そして、前は勿論、右を見ても、左を見ても、年齢性別関係なく、子供のような顔でライトセイバーを振り回す人に囲まれています。
いやー、気が付いたら涙出てました。
いつも読んで下さっている方々はご存知だと思いますが、私は大概感動しやすいタチです。
で、音楽でも映画でも本でも、日常生活内でも、すぐに感動しますし、それがある程度のレベルになると泣きが入ります。
嬉しい、悲しい、楽しい、感動、色々な感情があるレベルに来ると、なんというか、喉の奥がツーンとなるような、そんな感覚があるのですが、この時はそういうのが全然なくて、ただ、周りを見渡して、会場に満ち溢れたStarWars愛を共感して、心地よさに酔っていると、気が付けば自然にツゥーッと と言う感じでビックリしました。
今まで味わったことが無い、静かな心地よい感動でした。
この曲で一旦John williamsは袖に下がりました。
そしてアンコールの一曲目はSabrina。
いい曲でした。
2曲目に来たのが、SWのEp5からImpereal marchでした。
あの、ベイダーさん登場の時によくなる ジャーン ジャーン ジャーン ジャッジャジャーン ジャッジャジャーン ♪ です。
またライトセイバーが点灯し、みんな曲に合わせて指揮をとってました。
2度目のアンコールでは、アメリカ人はみんな大好き SupermanMarch。
これも盛り上がりましたねー。
この曲もいい曲ですよねー。
途中の静かになる部分、とても好きです。
3度目、最後のアンコールで演奏されたのはETでした。
コンサートは2夜続けて行われて、私が行ったのは2日目だったのですが、最初の夜はSupermanMarchでコンサートは終わったらしく、ETはこの日のおまけだった様です。
演奏されませんでしたが、レイダースのメインテーマや、ジョーズ、ジュラシックパーク等々、沢山の名曲を世に送り出したJohn williams.*2
改めてその偉大な功績を実感すると同時に、御年85歳にしてそれを感じさせない指揮っぷりに感動させられたコンサートでした。
行って良かった。
大満足のコンサートでした。
実は。
この日、もう1つ収穫(?)がありました。
長くなったのでそれはまた後日。。。
(すんごくささやかな事なのですけどね)