こんばんは。
かなりご無沙汰のSSDEです。
昔、模型が趣味だった頃はガレージキットと呼ばれる、どっちかと言うと音楽で言うところのインディーズっぽいメーカーが販売している 原型をシリコンで型取りし、レジンを流して複製されたキットと言うのを時々購入していました。
ちゃんとした環境で複製されていないものもあるので、気泡が入っていたり、複製を重ねていく間にシリコンが千切れてしまってモールドがなくなってしまっている所があったり、完成させるのにはある程度の根気が必要な事も多かったのですが、それでも機械化されたメーカーが作ったキットとは違う、なんというか、生々しいエネルギーを感じられるガレージキットと言うものが結構好きです。
SSDEのキットもレジン製のガレージキットなのですが、そんな訳で特にレジンキットだから と構えることも無く、ある程度の気泡はあるだろう くらいに思っていました。
が、、、日本のガレージキットしか見たことが無かった私は、完全にアメリカのガレージキットをなめてました。
届いたキットを開けて、パーツをチェックして唖然としてしまいました。
気泡が入っている というより、もはや気泡まみれ、というよりも、これは気泡混入と言うよりも、注入ミス(不良品)といったほうがしっくり来る様なパーツばかり。。。
これって、こんなもんなの? と思い、アーティストの人に連絡を取ってメールでパーツの写真を送ってみました。
「SSDEのキットのパーツ、こんな状態なんだけど、これってこんなもんなの?」という様な内容のメールを出したのですが、返信を読むと 「こらひどいな、Injecter(レジンを注入する人)に言ってやり直しさせるから、ひどいパーツをこっちに送ってくれ。それを受け取ったら打ち直したパーツを送り返すから」と書いてありました。
ほんの少し、パーツを送ったらそれっきり音沙汰無し とかなったらどうしよう とも思ったのですが(こちらではそんなことは日常茶飯事です)、相手を信用してパーツを送ってみました。
数週間後に 打ち直した パーツが届いたのですが、、、前と大して変わりないパーツが送られてきました。
どうやら、「こんなもん」 のようです。
そんな感じで、キットの制作は 先ず膨大な量の気泡を埋めて形を修復するところから始めることになりました。
現在もちょっと時間があるときや、作業の合間等、思い出したときに修復作業をしているのですが、果たしてこの作業が終わって全体の組に入れるのはいつになるのか、まだまだ先が見えないです。