模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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Halcyon 1/1 エイリアン・クイーン・チェストバスター制作 2

 こんばんは。

 

 先日の話ですが、Alienの新作についての発表があったようですね。

 なんだかんだでシリーズ6作目になりますが、ずっとAlien好きなので それはもう嬉しいニュースでした。

 しかも!監督するのは個人的に注目している若手監督のNeill Bromkamp。

 彼が撮る映画はハリウッド・メジャーとはちょっと雰囲気が違うので、どんなAlienが上がってくるのか凄く楽しみです。

 そういえば彼の新作のChappieが公開されたばかりですね。

 そんなに長い期間上映していないかも知れないので、早めに見に行かないと。

 AlienはAliensの後の話になるようですね、今のところ。

 

 あと、私は滅多にゲームをしないのですが、最近 Alien IsolationというPS3のゲームをやっています。

 残念ながら日本語版は出ていないのですが、もしAlienシリーズ(特に1作目)が好きなのなら、これはもう絶対にお奨めです!

 ゲームをしない私にはかなり難易度が高いゲームなのですが(数日間全然前に進めないステージもありました)、それでも本当に映画の世界に入った様な感覚は十分(過ぎるくらい)味わえます。

 むちゃくちゃ怖いです。

 元々PS3はBlu-ray用なので、映画を見るシステムに繋いでいます。

 ゲームの音響効果がもの凄く、それはもう物音がする度に一々ビビリます。(音で隣の部屋にエイリアンが居るのが分かったり、遠くで悲鳴や咆哮が聞こえたり、、、)

 日本語版が夏に出るらしいのですが、私の知る限りPS4用として出るみたいです。

 なんとかPS3でも日本語化してもらえないかなぁ。

 まだ終わっていないので、果たしてどんな結末になるのかは分からないのですが、既にもう一度日本語でやってみたいと思っています。

 

 家にはチェストバスターも居るし、最近エイリアンにまみれてます。

 

 前置きが長くなってしまいましたが、チェストバスターの続きです。

 かなり昔に車のウレタンバンパー用のプライマーをスプレーした状態で止まっていたチェストバスターは本格的に制作(塗装)に入ります。

 

 バンパー・プライマーの上からプラモデル用のサーフェイサーをスプレーして、表面処理をしようとしたのですが、どういうわけかサーフェイサーが何時まで経っても乾燥(硬化)しません。

 下地のプライマーとの相性が悪かったのか、何なのか、原因は分からずじまいですが、結局いくら待っても硬化にムラが出来てしまいました。

 仕方ないので、そのままペーパーをかけて未硬化箇所を削り取り、下地まで見えているところはペーパーで面を荒らして機械的に塗料が食いつくことを期待してそのまま次の工程に入りました。

 やっぱりちゃんと模型用のプライマーを使わないと駄目みたいです。

 今ならMr.プライマーとかも手に入るので、次はちゃんとした物を使います。

 

 さて、塗装に入ります。

 最初に塗装したのは、頭部のドーム状の所です。

 このドーム部分はエイリアンの特徴の一つでもあって、透明の フードで覆われています。(例外もいます)

 製作中のキットはソフトビニール製(昔、ウルトラ怪獣とかの人形でよく使われていた柔らかい材料)で、頭部も同じ材質の一体で形成されていて透明フードは再現されていません。

 レジン等で透明に置き換えるのはかなり大変なので今回はパスしますが、普通に塗装するだけでは面白くなさそうです。

 どうせなら と思い、他の所と極端に雰囲気を変えて そこは何か別の器官なのね? と思えるように演出することにしました。

 試しに使ってみたのは、屋外で使う椅子等の金属家具や門等に使う錆止めもしてくれるテクスチャー・ペイントです。

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 メタリック・カラーのスプレーで、金属粒子が沈殿するような感じで仕上がり、見た目の色的にもメラメラした感じに上がってきます。

 乾いてくると波打って来るので、これまたワラワラした感じになります。

 勿論こんなスプレーを模型に使うのは初めての事なので、果たしてそれが全体と上手くなじむのかどうかは全く予想できません。

 

 特殊なスプレーなので、そんなに色の種類はありません。

 その中から、まだ一番馴染みそうだな と思ったゴールドを選びました。

 

 

 

 

 

(画像はクリックで大きくなります)

 

 ご覧のとおり、今は頭だけメラメラのワラワラです。

 果たしてどういう仕上がりになるのか、本人はハラハラです。

 

 次はここから全体の塗りに入っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Halcyon 1/1 エイリアン・クイーン・チェストバスター制作 1

 こんばんは。

 

 上映中の映画 American Sniper を見てきました。

 映画の話を良くする友人が 良かった と言うので見に行ってみたのですが、その彼が「予備知識が何も無いのならお薦めです」と気になる事を言っていました。

 言われたとおりに何も情報を入れずに見に行ったのですが(ほんとに殆ど何も知らずに)、見終わってその意味が分かりました。

 だから、というわけではないのですが、もし何も情報を持っていないのならそのまま見に行くことをお薦めします。

 でも日本だとCMを見ているだけでも結構いろんな情報が入ってきてしまうから、情報を入れないというのは難しいかもしれませんね。

 いろんな意味でインパクトが強い映画でした。

 普通にCMを見れば分かると思うので、ネタバレにもならないと思うので書いてしまいますが、戦争映画なので 人が殺されるシーン  が沢山でてきます。

 それを避けたい人は行かないほうが良いかもしれません。

 いろんな意味で、怖い と思いました。

 良い映画だと思います。

 

 さて、それでは新しい制作記のスタートです。

 制作するキットは映画 エイリアン3に登場するクリーチャー、クイーン・チェストバスターです。

 

 今回の制作記は初めての試みで、貼り付けてある画像はかなり小さめのものを使っています。

 大きめの写真ではっきり見たい という方は、クリックすれば拡大するようになっていますので、興味のある方は大きくして見て下さい。

  

 このキット、実は入手したのは かれこれ15年くらい前だと思います。

 同僚の映画好きの友達が「オレンジ、こういうの好きだよね?買ったけど作れないからあげる」 と突然持ってきてくれた頂物です。

 まだモデラーに出戻ってなかったので、仮組だけして放置してあったのですが、昨年 H.R.Giger氏が永眠し、Alien関連で何か作りたくなって制作を開始しました。(だったらBigChapとかにしないと とか言わないでください。先ずはあるものを作らないと、、、)

 

 頂いたキットはこういう状態で15年ほど放置されていました。

 組んで、プライマーを吹いた状態です。

 

 このキットはソフト・ビニール製なので、プラモデルのようにパテを盛って整形したりするわけには行かず、隙間などは瞬間接着剤を使って埋めた、、、と思います。

 塗装も、普通に塗っただけでは簡単に剥がれてしまうので、それ用のプライマーを塗らないといけません。

 今なら良い模型用のプライマーが手に入るのですが、当時入手できたのは 車のウレタンバンパー用のプライマーでした。

 どちらも柔らかいから似たようなもんかな と思ったのですが、、、後にこれは間違いであったことが分かります。(その時既に遅し でした)

 

 とにかく、当時はこれで行けると思っていたので、そのまま作業に入りました。

 

 ソフビのキットは、レジンやプラの様に硬く無いので、立たせたりする時にもシャキッとしてくれなかったり、色々と問題が出てくるので、脚には石膏を流して固めてしまいました。

 胴体はそれなりに大きいので、それも石膏で固めてしまうとかなりの重さになって、この細い脚では支えきれなくなってしまいそうです。

 そこで、以前何かの作例か記事かで読んだことがある、ぬいぐるみ用の綿を詰める方法を試してみることにしました。

 綿 といっても、棒やドライバーを使って、無理やり押し込んで行くと、カッチカチになりますから、多分大丈夫だろう、と思い ダイソーに売っている手芸用の綿を買ってきて、モリモリ詰め込みました。

 

(尻尾のつなぎ目からドライバーで押し込んでいます)

 

 柔らかいままでは意味が無いので、それはもう一心不乱にモリモリ ムリムリ詰め込んでいったのですが、フッと我に帰ると 綿を詰め込みすぎて胴体が膨れています。

 しかも、胴体と頭部を接着していた所が圧に耐えかねて開いている場所までありました。

 幾ら硬くしたいと言っても、綿の詰めすぎには注意しましょう。

 

 慌てて綿を少し抜いて、開いた接着箇所を修正して、表面を洗浄し、手足をばらした状態で塗装を待つ状態になりました。 

  

 自分の感想ですが、ソフビに綿を詰めれば硬くなって良いかと思ったのですが、先に言ってしまうと ある程度硬くなって良い感じ? と思ったものの、グッと押せば変形するくらいの弾力は残ります。

 それでは結局塗装が剥がれやすくなってしまうようで、石膏で固めた脚部の方が塗装は剥がれ難い様です。

 なので、重さの心配よりも やはり石膏やレジンを注入してカチカチに固めてしまった方が良い結果を得られたと思います。(後でかなり困りました)

 

 あとは工作的には何もすることが無いので、いきなり次回からは塗装に入ります。