こんばんは。
アルカディア号は仮組も終わり、本格的に制作に入ります。
制作に入ったことは入ったのですが、工作の段取りを全く立てていなくて、ちょっとここの工作をしたら それをそのままにして次の箇所をちょっとやって、、、、といった具合に、手当たりしだい気の向くままに手をつけてしまい、まったく制作記としてまとまらないです。
毎回ちゃんと制作記を書いているモデラーの方達は凄いな と今更ながら感心してしまいます。
と言っていても前には進まないので、出来たところからジワジワまとめます。
そんな訳で、アルカディア号制作記は一回の記事は短めで、ささっと読めるようになると思います。
最初は船首の工作です。
アルカディア号はキット自体の出来が凄く良く、マニアの中にはスタイルも造形、改造している人もいらっしゃるようですが、私は外形はこのままで、あちこち光らせる電飾が主な工作になります。
実際に劇中で ここは光ってるな、、、 と言う場所を探し、そこを光らせるのですが、それ以外にも光ファイバー(光学繊維)を使って小さな光点を作ってみます。
電飾に使う光ファイバーですが、直径は色々なものがあり、0.2mmと細いものから一般的な0.5mmのもの、私の手元には1.0mmもあります。
以前、MGのグフを制作したときに、モノアイの横にサブカメラを発光させたことがありますが、あれは0.7mmの光ファイバーを使いました。
光ファイバーは(鉄道)模型用やクラフト用として売られているものもあれば、光通信に使うケーブルをばらして取り出すことも出来るようです。
昔(今でもあるのかな)、ギフトショップとかに並んでいた、釣り糸を束ねてひっくり返して、ハタキを逆さまにしたような、ケヤリ虫のような形をしたようなものが、ゆっくりと回りながら先が小さく光って、その色が変わる飾り物があったと思うのですが、あれは光ファイバーで出来ています。
何処で手に入れたのか全く覚えていないのですが うちにもこんなのがありました。
上で書いた飾りの簡易版の様なもので、0.3mmのファイバーを束ねて作られています。
既に発光源が仕込まれているベースはどこかに行ってしまったので、下から懐中電灯で照らしているのですが、、、、、中々綺麗です。
夜景、蛍の群れや星空などなど。
小さな光点の集まりは何故か魅力的。
模型も動くギミックよりも光る方に目が行きます。(もちろん、動くのも魅力的なのですが、、、)
このインテリアに使う名前の分からないものに使われているファイバーは、既に同じ長さにカットされている束で、使いやすく細さも良いので、今回はこれをメインに使い、場所によって太さを代えていこうかと思います。
キットの制作に入る前、何処をどういう風に光らせようか と色々と妄想をしていたのですが、実際に手にしてみて 思ったよりも全然ちっちゃい事がわかり、果たして自分が思っていたとおりの事が出来るのか? となってしまったので、今後の指針になるかと思い、最初にちょっと細かい工作をしてみました。
船首についている小さい角に航行灯として光点を付けます。
こんな小さな角に仕込めるLEDは無いので、船体にLEDを仕込み角までファイバーで光を引っ張ってきます。
上から下まで穴を貫通させるのは至難の技なので、角のてっぺんと船体に接する基部にファイバーが通る穴を開けて、間の薄い部分は横からファイバーの通る溝を掘って、光ファイバーを通しました。
角の厚みはファイバーよりも少し厚いだけなので、ギリギリ皮一枚残して溝を掘り、ファイバーを這わしています。
溝は光硬化パテで塞ぎ、整形して塗装に備えます。
光ファイバーは急角度で曲げると、そこから光が漏れてしまい、目的地に届くまでに損失が大きくなるようです。
どのくらいまで曲げて大丈夫なのか、まだはっきり分からないので、この辺の加減は何度か失敗して覚えていくつもりです。
今回も多少は曲げて通していますが、無事に光りました。
今回の制作記はこんな感じで部分々々の工作が続き、中々全体像は見えて来ないかもしれません。
次も船首まわりの工作が続きます。