模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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遂に!念願のガラスペン制作!! ~日本滞在記3 atelier glasskaoria 修行編

 こんばんは。

 

 一度違う内容を挟みましたが、昨年末に久しぶりに帰国したときの滞在記を何回かに分けて投稿してきました。

mata1.hatenablog.com

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 今日は滞在中にこなした幾つかのミッションの中で、最も重要なミッションの一つについて書いてみます。

 

 その前に。

 時間を3年ほど前に遡ります。

 前回帰国した時に、京都にあるガラス工房 「アトリエ グラスカオリア」 で修行をさせていただきました。

mata1.hatenablog.com

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 この時、作業が一通り終わった後にお師匠様と暫くお話をしていたのですが、次に帰国した時にも、

 「今回のように単発の集中修行を受けさせて頂きたい。その時にはガラスペンに挑戦したい。」

 とお伺いしたのですが、ガラスペンは、ちゃんと基礎力が備わっていないと形にする事すら出来ない、まだまだ修行が足りぬ ということで、その時にはまだ教えていただく許可はおりませんでした。*1

 それから3年後、今回の帰国が決まった時点で、また集中的に稽古をつけていただこうと連絡をしました。

 そこで懲りずにもう一度ガラスペンの事を恐る恐る伺ってみると、3年間で基礎も習って身についている と認めてくださって、特別に一日ガラスペン集中稽古をつけて頂けることになりました。

 っしゃーー!!

 ガラスペン、ずっとずっと作ってみたかったのです。

 長い間願っていたことが一つ叶いそうです。

 

 ということで修行当日、朝から工房のある京都府西京区に向かいました。

 勢い余って少し早く着いてしまったので、工房が開くまで周りを散歩しました。

 アトリエ・グラスカオリアは、竹の寺「地蔵院」の向かいにあって、周りの雰囲気がとても良いのです。

 

 

 ちょっと歩くと地蔵院の観光バス駐車場が出てきます。

 

 もどる。

 

 

 ここが地蔵院で、この位置から見て背中側が工房になります。

 が、工房の入り口の写真を撮り忘れました。

 確か、前回も撮り忘れてしまった気がします。

 工房が見えると、気持ちはガラスの方に行ってしまって、色々忘れてしまうのは仕方の無いことなのです。

 

 3年ぶりの再会でも全くお変わりなくとても優しい先生と少し挨拶を交わしただけで、早速修行に入ります。

 なんせ一日しかありませんから、最初から集中して望まないと。

 3年前は初対面でめちゃくちゃ緊張してしまって、最後の方で漸く仲良くなってきた というところで修行が終わってしまったのですが、今回はそういう緊張はなく、最初から気になるところはドンドン質問したり、作業中も机を並べてお互い手を動かしながら雑談をしたり と、もちろん作業に対して気は張っているものの、とても楽しい雰囲気で作業がすすみます。

 (デモに入る前に一枚撮らせていただきました。作業風景はこんな感じです。)

 なんせ、お師匠様は大変おもしろい方なので、お話も弾みます。*2   

 結局朝の10時から夕方5時頃までの長時間に渡る修行でしたけど、あっという間に終わってしまいました。

 

 作業内容がわかる写真を公開、解説はするべきではないので、いきなり完成です。

 今回の修行で制作してきた、念願のガラスペン!

 どうぞ見てやってください。

 

 

 

 どどん!

 ぉお~~~!

 

 ええ、勿論色々と問題があることは重々承知しています。

 ペン先も軸もきちっとセンターが出ていませんし。

 軸の螺旋柄も滲んでしまい、均等にも入れられませんでした。

 形も歪です。

 とはいえ、私にとっては人生で最初のガラスペン。

 もう嬉しくて嬉しくて(笑。

 ペン先も(自分なりに)調整してあるので、ちゃんと書けます。

 (手持ちで良いインクが無かったので、アクリルガッシュを水で溶いたものを使ってます。なのでちょっと書き味は違うと思います。)

 工房で調整して試し書きした時、ちゃんとインクが降りて来たときは感動しました。

 今回、ガラスペン集中講座をお願いした時は、もしかしたら今回はガラスペン制作に必要な基礎実技を教えて頂くだけで終わってしまうかもしれない と思っていたのですが、なんと先生は一日でペンを1本仕上げるタイムスケジュールを組んで下さって、ぎっちり詰め込んでの駆け足にはなってしまいましたけど、初めてでなんとかペン先調整まで終える事が出来ました。

 まさか自分で作ったペンを持って帰れるとは思ってなかったので、大興奮でした。

 さすが、長年教室での指導と同時に、単発で入る体験クラスでも教えてらっしゃるだけあって、一日の中での時間配分も完璧。

 素晴らしい先生です。

 かなり無理なお願いでしたけど、ちゃんと叶えて下さって本当にありがとうございました。

 私としてもこんなにぶっ続けでガラスを焼いたのは初めてです。

 ほんとに楽しく充実した一日でした。

 

 そして帰りは京都駅で京都タワーを見る。

 

 今回の帰国での重要なミッション、ガラスペン制作記でした。

 

 私はかなり無茶なお願いをしてしまいましたけど、通常の体験クラスはもっと気軽に楽しめる内容です。

 道具も用意も何もせず、京都観光の間に立ち寄ってガラス細工を体験して帰る方も多いそうです。

 ただ、ガラス細工のイベント等で不定期に工房は閉まっている事もありますから、体験クラスは事前に予約が必要です。

 ほんとに素敵な工房、グラスカオリアのWebサイトはこちら。

www.glasskaoria.com

 ガラスを溶かして何かを作るなんて日常生活ではあまり体験出来ないことです。

 ものすごく刺激的ですよ。

 とても親切、丁寧に指導してくださいますので、興味のある方は一度ホームページをご覧になってください。

 

 最後までお付き合い下さってありがとうございました。

 

 

 

 

 

*1:師匠は著名なガラスペン作家なのです

*2:ご本人はおもしろいと言うことを認めてくれないのですが、、、。とても明るくて楽しい方です。