模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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最高だったけど、ちょっと心残りがあるのもいいよね。Larry Carlton ~ Farewell world tour 2022 (part 2)

 こんばんは。

 

 さて、最初の2曲ですっかり出来上がってしまったオレンジさん。

 どうやって出来上がってしまったのかは、こちらを読んで頂けると置いてけ堀にならずに済みますので、よろしかったらどうぞ。

mata1.hatenablog.com

 

 ライブはここで最初のトークに入りました。

 挨拶から始まるのですが、とにかくステージと客席が近いので、ちゃんと会話になるようなトークです。

 これがまた盛り上がります。

 一同爆笑だったのは、「この中で40歳以下の人はいる?いたら手を挙げて」というラリーの一言。

 みんなが会場をキョロキョロ見渡すと、ちらほらと手を挙げている人が見えました。

 「今日は君たちが一番の観客だ!」とラリーも喜んでました。

 そして彼は、「今日はいつもの内容とはちょっと違って、今まで僕が関わったLegendaryな曲も沢山演奏しようと思う。」と続けます。

 彼は勿論ソロイストとして有名ですが、The Crusaders に在籍していたりSteely Dantとも深く関わっていたり、超一級スタジオミュージシャンとして、それはもう沢山のレコーディングに参加しています。

 そういった数々のモンスターヒット曲をLarryCarlton仕様にアレンジして演奏していこう という、これまた贅沢なライブになりました。

 「だから今日はホーンのメンバーもいるんだよ~♪」 と楽しそうに話していました。

 そこからは、Steely DanのBlackFridayから始まって、ラリーの曲を織り交ぜながらCrusadersの曲はPut it where you want it等(これがまた緩くて良かった!)、ヒット曲がズラズラと続きました。 

 そして割と長めのトークが合間に入ってきますが、各曲にちなんだ当時のエピソード等とても興味深い裏話が聞けました。

 一番印象に残ったのは、クルセイダーズとの顔合わせの時、初めてJoe Sampleと会った時の話とか。

 ちょっと外れますが、JoeSampleは死ぬまでに一度でいいからライブに行きたいと思っていたミュージシャンの一人だったのですが、残念ながら願いかなう前にお亡くなりになってしまいました。

 今でもレコードを聴くと 生で聴きたかったなぁ としんみり思います。

 そんな思い入れもあったので、ラリーカールトンから聞くジョー・サンプルの話というのはとても響きました。(そういう事もあるので、やっぱりライブは行く機会があるのなら出来る限り行っといたほうが良いですよね)

 

 ライブの後半、ラリーが「じゃ、次はまたクルセイダーズの曲にしようかな」と言ったら、客席からは思い思いに演奏してほしい曲名が上がります。

 その中で一番多かったのが「Chain Reaction!!!」という声でした。

 Chain Reactionってそんなに人気なんだ と思っていたところ、誰かが大きな声で「Spiral!!!!」と叫びました。

 下を向いてペダルをいじっていたラリーがそれを聞いてボソッと「That's too hard.」と言ったのは大ウケでした。(めちゃかっこいい曲。ちなみに作曲はJoeSample)

 そんなことをサラッと言ってしまえるのが大御所の余裕という感じですね。

 「じゃ、Chain Reactionを」と言った時には、またオヤジどもの図太い歓声が場内に響きました(笑。

 他にも名曲が沢山登場し、大盛り上がりで一旦メンバーが引けて、アンコールに突入。

 実はここまでに私の一番好きな曲は演奏されていませんでした。

 私的には Larry Carlton と言えば!この曲でしょう!というほど、実際にとても有名な曲ですから、絶対にアンコールに持ってくるに違いない と思っていたのです。

 ところが、その曲は演奏されませんでした。

 アンコール最後の曲は、これまた名曲(というか、スタンダードですね)のSleep Walk。

 最後にこの曲というのも、ゆったりと夜を締めくくるのにぴったりだったと思います。

 一緒に行ったKさんは、このラリーのSleepWalkが大好きだったらしく、当時の思い出も絡んで 涙出そうになった と話してました。 

 

 大きなホールやスタジアムのコンサートも、非日常感があって興奮しますが、終始演者が客席とのやり取りを楽しむ雰囲気のライブは、とても幸せな気持ちになります。

 今回のライブは、失礼に取ってほしくないのですが、最高に上級で贅沢な文化祭の軽音楽部のライブ みたいな感じでした。

 

 最後はステージにカブリついて、彼のギターを撮影です。

 かっこええのぅ。

 

 こちらは彼が使っていたエフェクター類です。

 

 さて、大きなコンサートと違って、今回のようなJazzやCrossover系のコンサートでは

グッズ販売というのはありません。

 なので、いつもはCDやレコードを持ち込んでサインをもらって記念品として持ち帰ってきます。

 今回もお気に入りのレコードを持って行って、最後にサインをしてもらおうと思ったのですが、演奏が終わったら直ぐに控室に戻ってしまい、出てきそうにありませんでした。

 スタッフに聞いてみると、いつもならサインをしてくれるのだけど、このご時世なので、万が一Covidに感染すると、以後の日程がキャンセルになりかねないので、残念だけど部屋から出てくることは無い という事でした。

 確かに、歳も歳なので、そういわれればその通りですね。

 私のお気に入りの曲の演奏はなく、最後に直接お話する機会もなかったのが少し心残りではあります。

 それにしても。

 Farewell World Tourと言っているので、もしかしたら最後の機会かもしれない と思っていましたけど、めっちゃ元気だし、まだまだ当分現役ですよ、彼。

 これは、FarewellというのはWorldTourにかかってて、これからはローカル中心のライブ活動になる という事なのかな。(希望的観測)

 だとすると、いよいよ地元でのライブもある??(更に希望的観測)

 という事で、お気に入りの曲とレコードにサインは次の機会の楽しみに取っておくことにします。

 

 いや~~~ほんとに楽しかった~~~♪

 やっぱりライブ最高!!