こんばんは。
もう今年も半分終わりますね。
ボヤボヤしていたら6月分のC&Cをアップする前に月が変わるところでした。
今回は曇り空、というか現地に向かう途中にパラパラっと降って来たくらいの天気でした。(雨が降ったのは一瞬でしたけど、こちらではこの時期に雨が降るのはほんとに珍しいのです。)
曇り空は写真を撮るのには都合がよろしい。
それでは、今月はとんでもなく旧い車達からスタートです。
この車は1937年製だそうです。
後ろにパカっと蓋が開いているのは、トランクでは無いんですよ。
後部座席なのです。
この時代はこの椅子の付き方は普通だったのでしょう。
にしても、黒の艶がすごい。
こちらはもっと旧いらしいです。
1930年製ですって。
でもって、こちらも後部座席はこんなのです。
運転席はとっても素敵。
こちらのE-Typeのクーペモデルもなかなかの年代物ですが、上の2台を見た後だと新しい車に見えます。
今日はなんだか黒い車が多めですね。
と思ったら、違う色が出てきた。
Fiat Dino。
綺麗なクルマですね。
パッと見てすぐにジウジアーロのデザインと思っちゃいますね。
この日、前半で一番 げげっ!! となったのはこちら。
フル・オリジナルの308です。(オーナー談)
しかもGTB!*1
むちゃくちゃ綺麗だけど、オールペイントしてビッカビカというのではなく、手入れが行き届いてのピカピカだから、艶が車にとても馴染んでいました。
近寄ってみると、塗装面に細かいクラックが入っている所も沢山あったのですが、私はこういう綺麗さの方が好きです。(一瞬FRPモデルかと思いましたが、FRPボディはこんなにピシッとした感じでは無いですよね。)
確か1977年型だと仰ってたような。
しかし綺麗だな。
ものすごく綺麗に手入れされていますが、シート等を見ると ちゃんと使い込まれてヤレた感もあって益々カッコよく見えました。
でもって、77年型なのでキャブレター仕様なのです。
エアクリーナーもでっかいのが乗っかってました。
しかし、このエンジンを見た上で77年型と聞くと、カリフォルニアに住んでいる人なら誰でも「え?」と思う事があります。
私もエンジンを見せてもらって直ぐにその事を聞きました。
「スモッグ・チェック、どうしてるの?」
というのは、カリフォルニアでは2年に一度*2世界一厳しい*3と言われている排ガス検査を受けないと公道を走らせる事は出来ないのです。
このスモッグ・チェックは75年製造までの車は免除される事になっています。(なので70年型の私の240Zはスモッグ・チェック対象外です)
この308は77年型なので、スモッグを受けなければいけません。
77年型のキャブ車でカリフォルニアのスモッグをパスするという事がどれだけ大変な事か、車が好きな人なら誰でも想像がつくので、私も思わず聞いてしまったのです。*4
この308も燃調をスモッグ様にかなり詰めたセッティングにして、なんとかパスしてる ということでしたが、ほんとに凄いことです。
エンジン自体の調子もむちゃくちゃ良いのでしょう。
いつも月に2回くらいドライブして、エンジンは毎週かけている と仰ってました。
初期の薄いフロントが素敵。
すばらしい。
おっと、スモッグチェックの話に熱が入ってしまいました。
戻ります。
新旧のコルベット。
こちらのT-Birdもフェンダーがちょっと凹んでたり、程よくヤレた感じが良いです。(とはいえ、年代を考えたら十分すぎるほど綺麗な車です)
程よくヤレた感じが好みとは言え、これはちょっと行き過ぎかなぁ。
と思って前に回ってみたら、、、
(笑
FD、かっこいいね。
このAston、テールからが特に、かなり好みです。
いつも単車も数台集まってきていますが、今回はVincentが一台来ていました。
オープン2シーターのナビにトノカバーが付いてるのが好きなのですが、このカニ目はハードトノカバーが装着されてます。
殆ど単座みたいで更にカッコ良いです。(せっかくならスクリーンも外すとか?)
今回のもう一台の目玉。
Isettaが来ていました。
いやはや。
なんでそう開けようと思ったのか、、、
ステアリングのシャフトはこんなふうにリンクされてます。
シフトレバーとパーキングブレーキは、真っ平らの床にポテっと取り付いてます。
おお!
こんなところにオーディオが!!
うーむ。
なんてかわいい。
どこから観ても飛び抜けて個性的なIsettaでした。
大体いつも同じ様な車が集まって来てる感じもするのですが、なんだかんだ言って毎回 げげっ! という車が居ますね。
なので、予定が無ければつい立ち寄ってしまいます。
6月のCars&Coffeeでした。
*1:南カリフォルニアでは308と328はGTS(屋根が外れるタイプ)がとても多いと思います。
*2:最近のハイブリット車等、クリーンな排気ガスを出す車はもっと間隔が開く場合もあり。
*3:現在はもっと厳しい所が出てきたのかもしれませんが、一時はそう言われていました。実際、某日本の自動車メーカーの新車がスモッグを通過できない という事があったそうで、対応に追われてエライ大変な事になったとか。
*4:新し目の車でもロータリー車は大変だそうで、RX-7のオーナーはスモッグチェックを受ける為に、触媒を3つ直列にしたスペシャルマフラーを作って、チェックのたびにマフラー交換と燃調をそれ用に変更して臨むそうです。後は神頼み。