こんばんは。
久しぶりに工作ネタです。
先日、なにか良い素材がないか、ダイソーに探しに行きました。
目当ての物があるわけではなく、別の目的で工作に使えるネタや素材を見つけるため、もしくは今後の工作に使えるかもしれないものを頭の引き出しに入れておくために、ダイソーやホームセンターは棚の隅々までチェックしに行くことがあります。
こういうときはそこそこの速歩きで、しかも頭を上下左右に動かして、ダァ~っと陳列をチェックしながら端から巡行していくので、周りから見たら相当変な人に見られていることでしょう。
そういう時は、特に何も買うことなくお店を出ることも多いのですが、その時はこんなものを買ってきました。
電池式の卓上LEDライトですね。
これを見たとき、パッと あるアイディアが浮かんだのです。
中身はこんなの。
白いドーム状の部分が光ります。
白いベースとは磁石でくっついていて、色々角度を変えることが出来るようです。
ダイソーでこれを見たときに、この光るドーム部分に銀河のような塗装をして点灯させたら、星空のように出来るのでは? というアイディアが天から降りて来たのです。
では作業開始!
最終的にどうなるのかのイメージは湧いていますが、具体的にどうすればそれが実現可能かは作業をしながら考えます。
最初に思いついたのは、アクリル絵の具を使う方法。
スポンジを千切って、それに絵の具をつけます。
そして、それをポンポンして着色していきます。
完全に塗りつぶすのではなく、ところどころ白を斑に残せば、それが透けて星に見えるのではないか?という作戦です。
青も数色使い、ところどころ赤系も入れたりして、点灯させたときには単調に真っ黒の中に光点があるだけではなく、ヤマトとか999に出てきそうな銀河を目指します。
イメージとして、消灯時は真っ黒だけど点灯時に銀河に変わるようにしたほうがインパクトが上がると思うので、最後に黒で全体をコートするつもりです。(wow factor、アメリカ人は大好物です)
それを想像しながら下色を置いていきます。
こんな感じで、あとは上から黒を置いて、テストに光らせてみたのですが、、、、。
悪くはない、悪くなはなかったのです。
ただ、思っていたよりも結構メリハリがきつく、派手に 宇宙どーん! みたいに仕上がってしまいました。
ちょっと違うなぁ と思い、シンナーで全部落として、もう一度丁寧に同じ方法でやり直してみたのですが、多少変わりましたが根本的に同じ方向で仕上がりました。(これがまた残念なことに写真を撮ってないのです。)
コレ自体を主役の作品とするなら、それくらい どーん! としていた方が存在感もあってよかったと思うのですが、もうちょっと ほわっ とした感じに仕上げたかったので、残念ですがもう一度ドボンしました。
結局3回試してみて、根本的に自分の欲しいイメージとは違う方向を向いているので、諦めてこの方法はボツ。
次はエアブラシで塗装をする方法を試してみました。
アクリルガッシュと比べると、隠蔽力がヨワヨワなので、多少しっかり塗っても遮光はされないと思い、塗りつぶしてしまいました。
下色を塗ったあとで全体を黒で軽く覆います。
アクリルガッシュのポンポン塗装の場合は、そのポンポン過程で自然に光が透けるのを利用して星の光点を表現するつもりでしたが、エアブラシでの塗装は満遍なく色が乗ってしまっているので、光点はあとから開けていかないといけません。
それが大変そうだったので、ポンポン技法を編み出したのですが、ちょっとイメージが違ったので仕方ないですね。
地味に光点を打っていくことにしました。
星(光点)の大きさも差を付けたほうが良いので、ピンバイスで塗装を削ったり。
ニードルで開けたり。
間隔も粗にしたり密にしたり、できるだけ単調にならないようにしながらチクチクしました。
チクチクが終われば完成です。
消灯時。
薄っすらと下地の色が見えますが、大体真っ黒。
点灯時。
手乗り宇宙(笑
発光体なので、光っている部分は少し露出オーバーになってしまってます。
実際に見るともう少し暗く、場所によってはピンク系になっているところもあります。
暗がりで手の上にこのライトを乗せていると
この全宇宙は私の支配下にあるのだよ。
ぬわ~っはっはっは~!
みたいな気分になり、身の回りの小さい問題などは全く気にならなくなります。(単純すぎる)
ダイソーで1.50USDで買ったライトでこれだけ工作が楽しめて、しかも心に余裕も持てるようになる。
なかなかのコストパフォーマンスでは無いでしょうか。
さて。
タイトルは第2弾としていますが、第1弾はこちら。
前回帰国した時にグラスカオリアで修行させていただいた時の記事です。
これはウチでは珍しい日本での話ですから、興味のある方は是非体験しに行ってみてください。
ほんとにおススメです。
しかし、宇宙を我が手中に2度も収めましたが。
もしかしたら私には潜在的に宇宙を支配するという野望でもあるのでしょうか。
でっかい野望だのぅ。