模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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S30(240Z)のシートを交換 ~フロアの修整+塗装編

 こんばんは。

 

 今日は240Zの話題です。

 所有してかなりの年月が経っているので、さすがにペースは落ちているものの、未だにちょこちょこと手を入れています。

 というわけで、ちょっと前にシートを交換した時の話をします。

 

 うちのZ、だいぶ前に運転席は純正シートから社外品(momo)のバケットシートに交換していました。

 完全にレース用のシートだったので、ファイバー製のシェルに薄~いスポンジが一枚敷かれてある上にファブリックのカバーが付いただけのストイックなものでした。

 しかもそのスポンジが劣化してクッション性は皆無。

 そんな状態でずっと乗っていたのですが、私も腰への負担が少々厳しくなってくるお年頃。

 見た目も運転席のみレーシングバケットというのから、もうちょっと落ち着いた雰囲気にしようかな という気分になりました。

 

 純正のシートは、座面がまっ平の座布団みたいのに これまた平らな背もたれが付いているもので、身体のホールド性は悪く、座り心地も余り良くないので、純正には戻さず、Datusコンペ*1風のフルバケットに運転席と助手席を揃えて交換する事にしました。

 

 さて、シートの交換をする前に、フロアを修整、リペイントする所からはじめました。

 シート下のカーペットは既に剥がされているので、シートを外して掃除してからテクスチャーが残る分厚い塗膜が出来る塗料を塗りました。

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 運転席側のフロアはそんなにコンディションは悪く無く、ある程度フラットなので、掃除して塗装して終わり なのですが、、、

 うちのZは助手席のフロアがベコベコで、シートレールを固定する台座部分も変形してしまっているので、修正しないといけません。 

 段差か落下物かに床下をヒットして凹んでいるのもあるのでしょうが、240Zはシート後ろの外側部分というのは丁度リフトのアームに掛けるのに都合が良く使われる事があります。

 都合は良いのですが、ただのフロアなので薄い鉄板で出来ている為、掛け方によっては車重でその部分がメコッと凹んでしまう事があります。

 フロアの角が派手に凹んで(中から見たら出っ張って)いるので、それが原因かも。

 

 ボコボコしている所をポンチとハンマーでトントン。

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 手が届く範囲であれば、下からアンビルを当てながら叩いたりします。

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 シートレールの土台も派手に変形していました。

 形状が袋状になっているので、ハンマーで叩いて出す事が出来ません。

 そんな場所の鉄板を引き上げて平らにする場合は、スライディングハンマーという道具を使います。

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 ボルト穴にハンマーの先端を留めて、写真の青い鉄アレイみたいな部分を上にウリャー!と引き上げると、ストッパーにガツンと当たってその衝撃で先端を留めている部分がボコッと持ち上がる という寸法です。

  スライディングハンマーはあると便利な道具で、硬くて引っこ抜けない部品を引っ張り出す時にも使えます。

 例えば、この時にも使用しました。

mata1.hatenablog.com

 私はアタッチメントが色々付属してるセット物を使っていますが、上のリンクの様にシンプルな物でもあればとても役に立つ時があると思います。

 

  素人仕事なので、まだボコボコは残っていますが、シート固定の土台も寸法は大体出たので、こちらも塗装しました。

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 床の部分が波打っているのは、純正で防音目的の分厚い樹脂のコーティングがされているのですが、剥がさずにそのままにしているからです。

 軽量化の為に剥がされる事も多いのですが、気が向いたら剥がそうと思います。

 同じ様に塗装してフロアの処理は終了。

 新しいシートを装着する為の工作に入ります。

 

 思ったよりも長くなってしまったので、この辺で区切る事にします。

 続きはまたそのうちに、、、

 

*1:むかーし、Zが現役だった頃、レース車両に使われていたレース用のハンドルやシートがダッツンコンペと言われてます。