こんばんは。
改めまして、昨年末に日本で体験した修行のあれこれを少しずつ更新していきます。
今回のお話は2回に分けた方が良いか?と思ったのですが、早めに上げたい内容だったので、一気に最後まで、久しぶりに長くなってしまいます。
最初の修行はロサンゼルス国際空港からの脱出 だったのですが、今日は日本に到着した最初の日に体験した修行、スター・ウォーズのイベントに行ってきた時のお話です。
ただ遊びに行っただけじゃないか?
まぁ、そうかもしれませんが、、、
いかに激しい修行だったかは読み進めれば分かって頂けると思います。
朝5時半頃に羽田空港に到着、そこから弟と合流しました。
イベントは10時からなので、それまでの間 軽く食事をしたりして時間を潰し、いざ会場へ!
場所は品川区にある寺田倉庫。
寒風吹きすさぶ中、だいぶ早く到着してしまいました。
一度会場を離れてどこか入れるようなお店は? と思ったものの、周りには何にもなくて結局ぐるっと回って帰って来ただけでしたが、開場時間の少し前に入り口は開いて順次入場している模様。
入場すると、先ずは各展示前で説明を聴くことが出来るワイヤレスのヘッドフォンシステムや腕にはめるセンサー?メモリ?みたいのを受け取ったりします。
ヘッドフォンの説明を聴きながらアイテムの動作テストをしたのですが、なかなか臨場感ある効果音が流れていてよく出来てました。
腕にはめるセンサーの様なものは、各ステージで様々な質問(心理テストの様なものもあり)にセンサーを当てて答えると、それが集計されて最後に 自分がもしもSWの世界に入ったら・・・と言うキャラクターが出来上がる なんて遊びが盛り込まれていました。
説明が終わると、ある程度の人数毎にエレベーターに乗って会場に入るのですが、部屋に入っていきなり最初に出てきたのが、、、、!
どーーーん!!!
だぁー!
なんじゃ、これ
むちゃくちゃかっこいいじゃないか、、、
ハロウィンやSFイベントとかで見るコスプレとの格の違いを見せつけてくれる。
他にも
ななな、、、
始まったばかりなのに、凄まじい攻撃になす術もない、、、
3POが凄かった。
スイッチを入れたら動き出しそう。
ふと足元を見れば。
地味に人気のあるこいつに、ちょっと癒される。
次はクリーチャーの展示。
プロトタイプの造形がいくつか展示してあったのですが、どれもこれも恐ろしい仕上がり。
上の写真の物はフルスケールでは無く小さかったのですが、体表の表現がすさまじかった。
造形力や処理だけでなく、形のデザインから こういうパターンで塗装 という発想を 何もない所から生み出しているのが凄い。
私に一番足りない力だと思っています。
タスケンはめっちゃでかかった。
カッコいいなぁ。
このジャバ、ちっちゃいの。
かわいくて、笑ってしまいました。
で、こちらはアップのシーン用の1/1ジャバに使われていた眼球。
・・・す、すげぇ。
今までも等身大ヨーダは彼方此方で何度も見ていますが、今回のが一番ヨーダでした。
他で見たものは、大きさは同じかもしれないけれど、いかにも作り物 といったものでしたが、こちらはまるで生きているよーだ。
これをぐるりと見る機会はそうそう無いので、ここぞとばかりに撮りまくりました。
他の展示物も、背中とか裏とか、好きな角度から見放題です。
果たして自作することがあるのか?とは思いますが、、、、
備えよ常に。
さて、ここまででも天上界からの試練を立て続けに受け続ける、とんでもなく激しい修行だという事が分かっていただけると思います。
しかし、最大の試練はここから始まるのでした。
次の順路がちらっと見えた時、ヤバイもんが見えました。
つ、ついに来るのか?!
近くを歩いていた弟にコソッと
「あっち、ヤバイ、、、」
弟も既に気が付いている様でした。
出来るだけそちらの方向に目を向けないように、目の前の展示物に集中。(誘惑に負けない為の修行)
いよいよ、そのヤバイ場所に向かいます。
心臓の鼓動が徐々に上がってくるのが自分でもわかります。
さぁ、この修行最大の山場!
どどぉおおおおん!
ぎゃぁーー!
やばい。
今書きながら改めて写真を見て、涙が出そうだ。
あまたの勇敢なモデラーが再現に挑戦してきたオリジナルが目の前に。
まさに、神々の仕事。
写真も沢山撮りましたが、やはり自分の網膜に焼き付けておきたいので、とにかく目で見る事に集中。
細部の工作よりも、この立体物が放つ圧倒的なオーラを覚えておかないと。
他にも垂涎の展示物がごっさりと。
(こんなもん見ちゃったら益々プラモが作れないじゃないか、、、)
こ、これは、資料本とかで誰もが目にしている”あの”A-Wingじゃないか!!
はぁ、、、かっこいいなぁ、、、
実物は思っていたよりも、さらにシャープで、さらに私好みでした。
制作記には書かなかったのですが、前回リンクを貼ったMGのボールのパイロットが首を回しているのは、このA-Wingのパイロットが首をひねっていたのが、操縦してる動きをとても自然に表現していて、とても印象に残っていたのです。
それのオマージュで反対側にひねったのでした。
そのA-Wingの本物を見られるとは、、、ただただ感動。
激渋のB-Wing
そしてっ!!
はぁはぁ、、、
フラフラになりながら次のエリアに向かうと、これまたえらい事に。
主要キャラクターのコスチュームが展示されていました。
ハン・ソロの衣装、むちゃくちゃカッコいいな。
ブラスター、いつか作りたいな。
そして、さらに!
これは痺れた!
写真では分かり難いですが、口の部分と分離し、上部が浮いた状態で展示されていて、Ep.6の最後でマスクを外した時にチラッと見えるパイピング等がビッシリ、はっきり見て取れました。
勿論全身像も。
ところで、写真が暗すぎてよくわからない と思ってらっしゃるかもしれませんね。
会場はとても暗く、シャッターは速くても1/30、遅い時には1/10くらいでしか切ることが出来なかったのです。
そうなるとオレンジさん内蔵の手振れ防止機能はそこまで優秀では無いので、呼吸を止めるのは勿論のこと、心拍数も出来るだけ少なくしたいわけです。
ところが!
この興奮状態の中、いつも以上に心臓はバクバク。
呼吸を止めてもなかなか心拍数は下がってくれませんでした。
かなり長く息を止めて集中し 漸く落ち着くくらいだったので、まぁ疲れること。
いかなる状況でも凪の精神状態に持って行くための修行だったのです。
本当はもう一段露出を上げたい所も多かったのですが、手振れを起こしたら元も子もないので、諦めてこんな仕上がりに。
例えば、ハン・ソロのブラスターの写真も1/10で切ってこの明るさでした。
これより遅くすると私では完全に手ブレを起こすので、雰囲気は分かりますが資料としてはほぼ価値のないものとなってました。
会場出口付近で弟から 写真どうだった? と聞かれた時に、彼は失敗を防ぐために私よりも何段階も余分に対策を立てていた事を知りました。
彼は写真も生業としているので心構えの違いを見たような気がします。
プロでさえそれくらい念を入れて臨んでいるのに、まだまだ私は危機感が足りなかったという事を思い知りました。
「ちゃんと撮れてなかったら(資料が必要な時に)言ってくれたらあげるから、大丈夫やで」と言われてしまいました。
私はまだまだ修行が足りない様です。
ダース・ベイダーの部屋を最後に会場を出ます。
駅に向かいながら二人とも無言。
暫く歩いてどちらからともなく
「やばかったな、、、」
「やばかった、、、」
「心臓のバクバクが、、、」
「過呼吸になるかと思った、、、」
こんな意味不明な会話。
で結局
「いやー来てよかったなぁ!」
「もう一回来たいわ!」
と大満足(笑
ほんとに日本に住んでるのならもう一度見に行きたかった。
会場を後にして、次に向かったのは秋葉原。
まずはちょっと遅めのお昼ご飯。
ヒレカツ定食を頂きました。
美味しかったです。
そして、念願の秋月電子に行って、模型の電飾部品を仕入れてきました。
中は物凄い混雑。
こんな店が近くにあったらいいなぁ。
本当はこの後、神保町に行くはずだったのですが、予定よりも遥かにSWエキシビジョンに時間を使ってしまった為、ここで時間切れとなりました。
大好きなSWメカ。
勿論プラモデル、沢山持ってます。
でも、作り始められない。
神々の仕事が余りにも凄すぎる。
いつか自分の作品を並べているケースにSWメカが並ぶ時が来るのか、、、
それとも、今回の人生は修行で終わるのか。
いっそのこと、どうなっても良いから覚悟を決めて作り始めてしまおうか。
悩ましい、、、
さて。
何故に今回の内容は急いで上げたかったかと言うと。
このイベントはまだ開催中なのですが、もうすぐ終わってしまうのです。
来週の月曜日までです!
これは本当にものすごいエキシビジョンです。
現場にはプロップやデザイン画等、ここで上げたもの以外にまだまだまだ沢山展示されていました。
もしも興味がある方は是非行ってみてください。
はぁ。
「模型じかけのオレンジ」にしてはハイペースで更新が続いた上、内容も内容だったので疲れました。
次回からはいつものペースに戻って、まったり進んでいく事になると思います。
昨年の事もまだ上げてない事もあるし、百式制作記もアップしないといけないので、通常運行と日本の事、いろいろ織り交ぜて更新していきます。
またもや暑苦しい内容にお付き合いくださってありがとうございました。