模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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カタナ小綺麗化計画 その3 ~古くて汚いカタナのシート 頑固な汚れ落としを頑張る

 こんばんは。

 

 ずっと探していた額紫陽花、やっと見つけました。 

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 ガクアジサイにも色々種類がある様で、自分が思っているのとは違うタイプの物は見つけていたのですが、ちょっと違うなぁ という気持ちが取れなくて連れて帰るまでには至らず、しつこく探していた好みのタイプを漸く見つけました。

 ただ、連れてきた時には中心部分のツブツブが出来たところで、ツブツブの色も分からないし、額の部分も無い状態だったので、ほんとに額紫陽花なのかなぁ とちょっぴり心配でした。

 なんとか2つサテライト(額の部分をこう呼んでいる)が飛び始めたので一安心。

 色は、もちろん例のアイテムで青くしました。

 ガクアジサイ、嬉しいなぁ。

 

 さて、本題です。

 少しずつ進めている1000カタナの小綺麗化、今日の内容は大した事ではありません。

 

 いつも私のカタナの写真を見ている ある方からこんな一言がありました。

 「シート、汚いなぁ」

 うっ、、、、確かに、、、。

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 このシート、20数年前に日本で1100カタナに乗っていた時に使っていたシートをこちらに持ってきた物です。

 オリジナルのシートはバックスキン調の表皮が張られていて、濡れると乾くのに時間がかかったり、それこそ汚れると綺麗にするのが大変だったりしたので、当時むちゃくちゃ有名だった某ショップに普通のビニールレザーにシートの張替えをお願いしたのです。

 ところが、帰ってきたシートは、表皮は新品になったものの前方のタンクに当たる所の立ち上がりに皺が入っていて、満足のいく仕上がりでは無かったのです。

 確かに、カタナのシートは特殊な形状で皮を皺無く張るのは難しいとは思いますが、それを何とかするのがプロの仕事だろう と思っていたので、かなりがっかりした記憶があります。

 どうしてもそのまま使う気になれなかった若きオレンジさんは、えーい ままよ! とシートの皮を剥がして張りなおすことにしました。

 やめときゃいいのにアンコ抜き*1もしてしまったので、さらにシートの立ち上がりも激しくなり、張るのは本当に苦労しましたが、何とか皺を入れずにピシっと張ることが出来て、やり直してよかった と満足して使っていたシートです。

 

 渡米する事になって、当時乗っていた車は売却して渡米資金の足しにしたのですが、カタナはスペースも車程は必要無いので、抹消後 実家にそのまま残しておいて、落ち着いたらアメリカに持って来よう と企んでいました。

 ところが、どう頑張ってもアメリカでは自分で持ってきたカタナを登録してナンバーを取得するのは無理 という事が分かり、仕方なくパーツとして持ってこられるものは持ってきて、フレーム+エンジンは売却することにしました。*2

 渡米してから売却するまでの数年、屋根はあったもののカバーをかけて外に置いてあったので、シートにはベッタリと何か分からない汚れ、若しくは表面が一層溶けかけてる?みたいな状態になっていて、いくら洗剤を付けて洗っても全く綺麗になりません。

 (上の写真の状態は洗剤でかなり頑張って洗った後です)

 

 少しずつ小綺麗になって来たので、シートがきちゃないのが逆に目立ち始めました。

 カタナを買った時についていたシートは当時の純正品なので、バックスキン調です。

 これまた綺麗とは言えないので、張り替えるつもりで新しいビニールレザーのスキンは買ってあるのですが、これは黒一色の1135R風の物。

 張り替えるとガラッと雰囲気が変わると思うので、今しばらく純正調のカラーで乗るつもりだったので 最悪ボロボロになっても張替えの踏ん切りがつくか と思い、少々荒っぽい方法を試してみました。

 

 汚れを落とすのに最初に試したのは、WD40。

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 これはCRC-556とほとんど同じような、浸透潤滑剤で尚且つ最終的にはほぼ揮発して残らない物で、私はエンジン等にこびり付いたオイル汚れを落とすのにも使ったりします。

 これなら結構な汚れも落とせると思うのですが、化学薬品なのでシート表面が変質したり、色が抜けてしまったり等々、予期せぬ問題が後に発生する可能性もありです。

 思い切って洗ってみた結果、ほとんど変化なし。

 全く汚れは落ちませんでした。

 いける と思ったのですが、残念。

 

 むむぅーー と考えて、次に試してみたのはこちら。

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 メカニック作業をして手が油で真っ黒になった時に使うハンドクリーナー。

 油汚れに良いオレンジ成分(私のエキスじゃないよ?)に粉末状の軽石(Pumice)も入った強力なクリーナーです。

 日本の機械系工場でよく使われるピンク色の魔法の粉があれば それを使いたい所だったのですが、こっちでは見つからないんです、あの粉。

 このハンドソープには磨き粉が混ざっているので、シートの表面の状態が大変な事になるリスクあり ですが、ここまで来たら迷いはありません。

 ダイソーで買ってきたタワシにベットリ付けてゴシゴシ始めました。

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 ゴシゴシしてると、ソープが黒くなってきました。

 これは、手応えあり!

 何度も何度もソープを追加して、ゴシゴシゴシゴシ頑張ってると明らかに汚れが落ちました。

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 写真の左半分が擦った後です。

 ここまで落とすのに、もはや洗うというよりは削ると言った方が良いのでは というくらい、ゴシゴシやりました。

 

 側面も

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 Before

 

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 After

 

 新品みたいになった!!というほど劇的ではありませんが、か な り マシになりました。

 全体磨き終わり。

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 腕がパンパンです(笑

 ちょっとベタッとした感じだった表面も、サラっとして良い感じです。

 

 元が旧いシートなのでそれなりですが、今までと比べると全然マシです。

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 ま、、、

 装着して写真で見るとあんまり違いは分からないのですけど。

 

 この作業、フロントカウル交換作業と並行して進めていたので、小綺麗化計画その2に載せた写真もシートを綺麗にした状態だったのですが、前から撮るとさらに違いは分かりにくいですね。

mata1.hatenablog.com

 

  今日は 工作 というわけでは無かったですけど、それなりに重要なステップでした。

 これでエンジンより上は大体ちょっと綺麗になってきました。

 

 

 次はどうしようかな、、、

 サイドカバー、ステッカーも貼ってないし 何とかしないと。

 チェーンカバーも純正そのままでサイズが合ってないから、ちょっとカッコ悪いんだよなぁ。

 あ!スクリーンもかなりボロだから、これが一番簡単に何とか出来るか? 

 なんや、まだまだあるやん!

 

 その前に、、、

 本格的に気温が上がる前に、アレをつけないといけないかな、、、

 

 

*1:シートのスポンジ部分を削って薄くして、足付き性を良くする為の加工

*2:カリフォルニアでは車両の並行輸入を認めていないので、海外から個人輸入した車両を公道で乗ることは出来ません。ただ、アメリカから日本に逆輸入された車両を再び日本から個人輸入した場合は登録可能です。アメリカで登録されていた車両にはVIN Numberという登録番号が打刻されているので、それが見つかれば良かったのですが、調べて見た所 私のカタナはアメリカからの逆輸入車では無かったようで、アメリカに持ってくることは諦めました。ただ、当時はそうだった という事で、2019年現在の状況は分かりません。