模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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紹介し損なっていたイベント二つ。 クラフト フェアと日本文化祭 at City of Torrance

 こんばんは。

 

 ちょっと前に遊びに行ってきたイベント2つ。

 一つはここ数年毎年立ち寄っているクラフト・フェア。

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 Torrance市のCraftsmans Guildという団体が主催している、団体に所属している作家メンバーの作品を展示販売するイベントです。

 

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 新しくメンバーになった人も居るでしょうが、同じメンバーの方が多いので、出店している人も例年と同じ顔ぶれが多いです。

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 そんな訳で今年はアップしないでスルーしようかと思っていたのですが、このフェアでは話をするのが楽しみなブースがあり、そこでの会話がちょっと興味深かったのです。

 

  ご夫婦で毎年同じ場所にブースを出されているこちら。

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 こちらのダンナは陶芸家で、奥様はガラスビーズを作ってらっしゃいます。

 私からしてみたら、こちらで唯一 対面でガラスの話ができる貴重な人なので、長話するわけでは無いのですが、ここに来て軽く自分の状況(ガラス関連)を話したりするのが楽しみになっています。

 今年は初めて彼女に自作の緑色のトンボ玉の根付をプレゼントしました。

 すると、まぁとても喜んでくれました。(アメリカ人はリアクションが大きく、派手に喜んでくれます)

 その時にトンボ玉は日本古来からのガラス工芸だ と説明したのですが、こちらのガラスビーズとは色合いも形も違うので、全体の雰囲気としてはやっぱり「和」を感じるらしく、普通のビーズとは違う所がとても個性があってよい というような事を仰っていました。*1

 そして、彼女曰く 日本人である私が日本のトンボ玉を作っている という事がとても重要だ という事でした。

 仮に、彼女が同じ材料、同じ技法でトンボ玉を作って 日本の伝統的なガラスビーズだ と人に説明しても「へー、で?」と言われて終わりだ と。

 だけど日本人が日本の伝統の物を作るとなると説得力が全然違う、見る人もそのルーツに価値を見出すから あなたは絶対にこれを続けて行った方が良い とかなり真剣に語られました。

 アメリカ、特にカリフォルニアは色んな人種がゴチャゴチャに暮らしていて、そういった伝統とに無頓着かな とぼんやり思っていたのですが、全く逆で人種がゴチャゴチャと多いから余計に文化の元にはこだわったり、Respectするという事でしょうか。

 私の技術的な事云々ではなく、日本人である事が重要だ という事を教えてくれた彼女には感謝です。

 そんな事は思ってもみませんでした。

 そして、帰り際に彼女がニッコリ笑って言った事は

 「ちなみに、私の好きな色はパープルよ♡」でした。

 こういうアメリカンのサラッとしたところは嫌いじゃないですね。(笑

 来年は紫色で作って持って行こう。

 

 

 さて、もう一つ、別の日に同じ場所で開催されたイベント。

 「文化祭」、Japanese Cultual Festival

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 こちらも毎年行われている、日本の文化を広めよう というイベントです。

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 大きく2つのセクションに分かれていて、一つは日本の文化を体験できるコーナーになっています。

 

 ここは習字の体験。

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 こちらは盆栽の展示販売。

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 壁際には生け花や盆栽の展示があり、真ん中では盆栽教室が開催されていました。

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 こちらは水引を使ってアクセサリーを作っている方のブース。

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 ここは人気があって、置いてあるビジネスカードが全部なくなってしまったほどでした。

 これは私もしげしげと眺めていました。

 

 他にも折り紙教室があったり、大人も子供も楽しめます。

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 もう一つのセクションは、日本に関連する(若しくはイメージする)小物やアクセサリー等を販売するブースが沢山入ってました。 

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 そんなブースの中の一つにとても綺麗なアクセサリーを見つけました。

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 蒔絵のペンダント。

 むちゃくちゃ真剣に見ていたら、ショップの方が話しかけてきてくれました。

 日本人の方でこちらで長年こういったアクセサリーを販売してるそうで、話の流れからトンボ玉を作っている事を伝えて、もしもこちらでトンボ玉作家を知っていたら紹介して欲しいのだけど と聞いてみました。

 すると、以前にトンボ玉を見た事はあるけど、作家は分からない という事でしたが、トンボ玉を見たのは、年に数回開催されているビーズのショーだったという事を教えてもらいました。

 直接トンボ玉作家を紹介してもらう事は出来ませんでしたが、もしかしたら何か情報が得られるかもしれないイベントの事を教えてもらえたので、それだけでも思いがけない収穫でした。

 

 うーん、ほんとにこちらでトンボ玉に巡り合う事はなかなか難しいようですが、マメにこういう場に足を運んで行けば、少しづつ人とつながりが出来て、いつかは縁も出来る気もしてきました。

 やっぱり、何かしら動いていれば周りもちょっとずつ動いていくのかもしれないですね。

 

 

 

*1:こちらのビーズは使うガラスがトンボ玉のガラスとは違い、発色がかなり違って見えます。トンボ玉は縦に長いナツメ型や俵型が多いのですが、性質からそうなのかは分かりませんが、西洋の物は形状は縦方向に短い ドーナツの様な形状のものが多いです。