こんばんは。
先週の中頃、仕事場でPCをチェックしてみると、相方からチャットが入っていました。
「蝶の大群が南から北に飛んで行く。ずっと蝶の帯が絶えない。天変地異の前触れじゃないか?気持ち悪い」
1時間前に受け取っていた様で、返事をしてみると まだ蝶の大群の大移動は続いているという事でした。
何万匹もいると思う という事で、聞いている私もほんとに大地震でも来るんじゃないか とちょっと怖くなってきました。
写真を撮ってもらったのですが、上空をかなりのスピードで移動しているので、写真だと逆光というのも相まってゴミか落ち葉が風で流されているようにしか見えませんでした。(笑
帰宅して話を聞いてみると、何時間もずっと蝶の大群が移動していたそうで、それならニュースになってるんじゃないか? とネットで調べてみると、ありました。
蝶の名前は アメリカでの通り名はPaintedLady、日本ではヒメアカタテハ。
(群れから外れて裏庭で休憩中を相方が撮影)
世界中どこにでもいる蝶で、元々羽化すると南から北西に向かって渡っていく習性のある蝶らしく、長い時には14000kmもの往復をするそうです。
何度かここでも書きましたが、今年のカリフォルニアは雨がものすごく多かったので、幼虫の食料になる草が豊富にあった事で大発生したらしく、今シーズンは1ビリオン(10億!)程の数になったと言われているようです。
大移動のピークは平日だったため、残念ながら私は見る事が出来ませんでしたが、それでも週末にフリーウェイを運転してると、明かに普通じゃない数の蝶が風に巻かれながら飛んでいました。
移動先でモールに車を停めた時も、何処を見ても視界には数十の蝶が飛んでいるので、蝶が嫌いな人はパニックになるな と思ったくらいです。
これはピーク時にはさぞえらい事になっていたんだろうな。
あー、見たかったなぁ。
何枚か携帯電話で写真を撮ってみたものの、、、やっぱり黒い点が見えるだけで、とても蝶が飛んでいるようには見えませんでした。
もうひとつ、ちょっとかわいい出来事がありました。
うちのリビングの裏庭側の掃き出し窓の前はウッドデッキになっていて、そこには鉢植えの植物が置いてあるのですが、そこにエナガのペアが遊びに来る様になりました。*1
先の週末にも私が家に居る間中、何度も遊びに来ていました。
2年前にもエナガのペアが遊びに来たことがありましたが、毎日二人で遊びに来ていて、窓を開けていたら家の中に入って来そうな勢いだったので、うっかり開けておかないように気を付けていたほどです。
今年来ているペアが同じ二人なのかは分かりませんが、遊ぶ場所も遊び方もとても似ています、というかそっくり。
むしろ今年の方が更に遊び方が派手になっていて、しょっちゅう窓にバタバタと羽ばたきながらぶつかって来たり、網戸に止まったり。
うちのウリちゃんも目の前でこんなのにバタバタされてもう大興奮です。
ガラスと網戸越しで、常にすばしっこく動き回っているので写真に撮るのが難しいのですが、いつも2羽で遊びに来ています。
デュランタの鉢植えが一番のお気に入りらしい。
葉っぱの大きさから想像できると思いますが、スズメよりも全然小さいです。
大き目のハチドリよりも小さいかも、、、
紫陽花の新芽が右に見えます。小さいでしょう?(とまっているのはカレンソウ)
結構近寄って写真に撮っていたので、さすがに鬱陶しがられたのか、二人とも飛んで行ってしまったのですが、飛んで行った先には奥の部屋から裏庭に出るドアがあって、そっちの方からコンコン音が聞こえてきます。
まさか?と思って見に行ってみると、2羽が並んでドアに嵌っているガラスの枠にとまって、クチバシでコツコツと窓をノックしていました。
目が合った。
か、、、かわいい♡
その後も毎日遊びに来ているようで、私も朝の出勤前のわずかな時間ですが毎朝見ています。
どう見ても家の中に入りたそうなのですが、、、
一体なんでそんな行動に出ているのやら。
ようやく暖かくなってきたので、一気に裏庭にやって来る野鳥の数も増えました。
これは誰ちゃん?
フィンチや雀も何やらついばんでいます。
コンパクトカメラでは至近距離に来てくれないと綺麗に撮れないので、庭に飛来してくる鳥しか撮れないのが残念。
ところで。
今日のタイトルを書く時にふと気になったので、蝶の数え方を調べてみた所、なんと単位は頭なんですね。
10億頭の蝶
響きからも恐ろしい大群のようですが、一般に匹を使う事も多いという事なので、余りの違和感に耐え切れず 匹 を使いました。
昆虫をカウントする時は全て単位は頭だそうです。
20頭のカブトムシ。
地響きが聞こえるようだ。
*1:正確には日本のエナガとは違います。エナガ科の鳥でAmerican Bushtit(ヤブガラ?)という名前だと思います。