模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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ハセガワ 1/1500 アルカディア号の制作 32 (最後の仕上げ)

 こんばんは。

 

 長かったアルカディア号の制作にも終わりが見えてきました。

 ほぼ船体の作業は終わったので、スタンドにマウントすることにしました。

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 スタンド、もう忘れちゃいましたね。

mata1.hatenablog.com

 

 一度はスタンドにマウントしているので、問題は無い筈ですが、あれから中身に色々詰め込んでるし、細かい部品も色々付いているので、うっかり力を入れると配線を切ったり、どこか壊したりしそうで怖いです。

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 壊さないように、気を付けて、配線を引き込んで、、、、。

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 無事に取り付けられました。

 さぁ、気を抜かずに最後の作業です。

 甲板と艦橋のユニットを本体に嵌め込み、今まで取り付けていなかった第二艦橋のユニットを第一艦橋の上に接着しました。

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 キットは照準室の横から水平にアンテナらしきものが出ていますが、設定資料を見ると、水平部分から一度前に出てから斜め上に伸びたアンテナが描かれています。

 配線用リード線の銅線をほぐして一本取り出し、それを曲げた物を取り付けたのですが、小さいのであまり目立たないですね。

 いつの間にか取れて無くなっているかも。

 

 そして、最後の部品。

 船尾楼の上に付くランタンを取り付けます。

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 (ランタンは全長が3-4mmくらいです)

 さぁ、これでアルカディア号は完成!・・・・にしようと思っていたのですが、あと一つ付けていない部品があります。

 船尾楼天面に付く海賊旗です。

 キットには、プラスティックで形成されたものと、紙に髑髏を印刷したものと、2種類の旗が付属します。

 プラ・パーツは形は良く、はためいているように見えるのですが、厚みが凄いです。

 そうかといって、印刷物は薄いものの上手くはためいているように見せる自信が無かったので、どちらにしても雰囲気を損なう可能性が高いと思い 「付けない!」という選択を取っていました。

 が、やっぱり海賊船に海賊旗が無いのはどうなのかな、、、と思いはじめ、散々悩んで付属のプラパーツをリューターで薄く削って使う事にしました。

 キットのパーツをリューターで主に縁を薄く削り、 黒に少しグレーを混ぜて、限りなく黒に近いグレーを塗装してからデカールを貼りました。

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 そして、仕上げにフラットクリアーを吹いて艶を消しますが、その時にはフラットクリアーにウッドブラウンを極少量混ぜたものを吹いて、デカールを含む全体の色を落ち着かせました。

 一度フィルターを乗せた感じです。

 同時に、極々微妙に細吹きで凹凸にメリハリも付けました。

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 ポールにピンバイスで穴を開け、0.4mmほどの真鍮線を刺して持ち手としていますので、船尾楼天面にも同じ径の穴を開けて旗を差し込み、固定しました。

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 接着していないので、いつでも取り外せます。

 

 これで作業は全て終わりです。

 よかった~、何とか終わりました。

 こんなに中にゴチャゴチャ詰めて電飾したのは初めてで、途中キットの全景としては全く進展が見られない状況が長く続いた時は、「これ、ほんとに完成するのか?」と思いながら進めていたので、完成して本当によかった。

 ギミックを仕込む事に意識が持っていかれたので、模型としての出来は詰める所がまだまだあったのに、そのままにして先に進めた箇所が多数。

 反省点だらけですが、未完成病治療中の身としては、よくぞ最後まで持って行った と褒めてやることにします。

 

 制作記でも、偉大な先人達から電飾のアイディアは頂いている という事を時々書いていましたが、最後に一人ものすごい電飾モデラーを紹介させて頂きます。

 元々はブログで制作記を公開なさっているモデラーだったのですが、今や私が購読しているモデルグラフィックスのライターでもあり、電飾模型の別冊まで出されている有名モデラーの「どろぼうひげ」さんです。

 余りにも有名なので、わざわざここで紹介するまでも無いかもしれません。

 彼は制作技術が高いのは勿論の事ですが、電飾のアイディアがとにかく斬新。

 次々と新しいアイディアを発案なさっています。

 どれだけ頭が柔軟なんだろう と呆れてしまいます。

 彼が中心になっている電飾モデラー集団「DORO☆OFF」のエキシビジョンは展示会場の電気を消して、作品の電飾を楽しむ時間があったりするらしく、一度行ってみたいなぁ と思うのですが、、、、無理ですねぇ。

 このイベントは今週末に控えている様なので、興味のある方は是非、私の代わりに行ってきてください。

 電飾は工作技術以外に、電気の知識も必要だったり、色々な物を制御する為にはプログラミングの知識も必要になってきたりします。

 電飾の事を調べると、大体どろぼうひげさんや、DoroOffのメンバーに辿り着くことが多く、世の中にはすごい人が居るなぁ と何時も思いながら色々と参考にさせて頂きました。

 

 アルカディア号、ギャラリーカテゴリーに入れる都合上、完成写真は独立させて後日アップしますので、またその時に見てやってください。

 

 進行中の模型プロジェクトが終わったら出来る楽しみの一つ。

 机の上を掃除しました(笑。

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 制作中は卓上に敷いた保護マット(使い終わったカレンダー)に必要な情報を書き込んだり、細かいパーツを色んな所に配置しているので、大掃除が出来ないんです。

 

 やっと綺麗にすることが出来たので、これから撮影を頑張らないと。(←実はこれがとても大変で何日かかかるのです)