こんばんは。
前回のカタナのリアブレーキ移植問題で発覚した、カタナ純正のトルクロッドの状態。
取りあえず、タイヤの当たる所がクリアになるまで削っていって、そのまんま という仕様でした。
この部品、GSX-Rではアルミ製で、フレームへの取り付け部はソコソコ薄い板状になっていますから、その程度でも耐えられる場所なのでしょう。
力のかかる方向が押す側と引く側になるので(GSXR用は引っ張られる側)、比べるのもおかしいのですが、そこまでの強度が無くても大丈夫な所なのかもしれません。
とはいうものの、径が細いパイプに交換するとかなら大丈夫かもしれませんが、一部壁が無くなってしまう程削ってしまうと、一気に強度が落ちるのは想像に難く無いです。
確か、フロントのアクセル周りも、見た目の辻褄だけ合わせて、カラーが無かったり、違うサイズのベアリングが使われていたりしたような記憶があります。
なんというか、本当にアメリカに住んでいる人は懐が深い というか、おおらかというか、、、
こういった事は、バイク、車に限らず、日常生活でもしょっちゅうです。
なんだか細かい事を気にしている自分がバカみたいに思えてくる事もあります。
これくらい大らかに物事に取り組めたら、もっといろんなことがスムーズに進むんでしょうね。(進むのか?)
実際に前のオーナーはこの状態で乗っていたのでしょうし、多分こんな豪快な改造をするくらいだから、乗り方も豪快だったかもしれません。
それで大丈夫なんだから、意外と大体何でもOKなのかもしれません。
私も、かなり大雑把なところがあり、さらにアメリカナイズされて来ていますので、割と大らかに物事を考えているとは思いますが、ここはちょっと踏み止まる事にしましょう。
トルクロッドです。
薄皮一枚の所をグラインダーで削り取り、タイヤとのクリアランスも確認しながら成型します。
鉄板を溶接して塞ぐので、その厚みの追加分を削り取りました。
開口部に合わせて鉄板を切り出し。
溶接して。
(ひどい仕上がりですが、流して見てください。)
塗装して終了!
溶接はヘタッピなので、コツとかの説明は出来ません。
それどころか、さぁバチバチするか と溶接用のヘルメットを被って、仮打ちでバチッとしたら、暫く溶接作業をしていなかったので、ヘルメットの電池が切れていて液晶パネルが暗くなりません。
予備の電池もないし、でもガレージは片づけて溶接の用意はしているし、、、と結局電池の切れたメットを被って、目を閉じて溶接する羽目になりました。(多分やっちゃダメです)
ちゃんと常に練習していないと、いざという時に色んな問題が発生します。
こんな仕事ですが、鉄板を足した分だけでも強度は上がったと思うのですが、、、。
(↑やはりかなり大雑把なのです)
不覚にもロッドを取り付けたところの写真を撮り忘れたようですが、ちゃんとタイヤもクリアーして装着することが出来ました。
が、ブレーキラインを繋いで油圧をかけてキャリパーを固定してチェックしてみないと、アライメントが合っているかどうかは分かりません。
もしかしたら、また調整が必要になるかもです。
ともあれ、キャリパーの位置が決まったので、次はブレーキラインの製作です。