模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

*当ブログではアフィリエイト広告、Google AdSenseを利用しています

リレーを使ったヘッドライト・アップグレード 後編(240Z)

 こんばんは。

 

 今日は日曜日で色々作業をするつもりだったのですが、予期せぬトラブルに見舞われました。

洗濯途中で洗濯機が壊れてしまい、ビッタビタの洗濯物と、これから洗濯するものを持ってコインランドリーへ行くことに。

その後、好奇心に駆られて壊れた場所の予想を立てて洗濯機を分解してみました。

予想通りの場所が壊れていたので、その部品を外し、部品を売っているところを探してみたら、Amazonで見つけたのでそのままオーダーしました。

後は部品が届くのを待って、組み立てるだけ。(カリフォルニアのSellerから買ったので数日で届くかな?)

そんな部品も直ぐに見つけられて注文できる、なんと便利な世の中でしょう。

ちゃんと動いてくれれば、洗濯機を新しく買いなおさなくて済むので凄く助かります。

 

 

 関係ない話から入りましたが、 余りにも暗すぎる240Zのヘッドライトを明るくする計画の具体的な工作です。

チョッと前に終わっていたのですが、書いてみたものの自分で読んでも分かりづらく、色々書き直したりして時間がかかってしまいました。(それでもまだ分かりにくいです)

 

 最初に具体的にリレーをどの様に配線していくかを整理します。

85と86はコイルを起動させるためのターミナルで極性はありませんから、+とグランドをどちらかに振り分けて、なおかつどちらかの配線に導通をコントロールするスイッチを付けておきます。

30にはバッテリーから直接+を繋ぎ、87は電気を供給する場所(ヘッドライト)と配線します。

 

 今回、コイルを起動させるスイッチはヘッドライトのスイッチをそのまま使うつもりです。

つまり、今までヘッドライトを点灯させていた電気をリレーを動かすために使って、ヘッドライトへの電気はバッテリーから直接送ってもうようになります。

 

 必要なもの。

HighとLow、それぞれにリレーを一個ずつ使うので、リレーは2個用意します(40Aのものを用意しました)。

バッテリーの+から直接リレーに配線するので、12AWGか10AWG位の太いワイヤーで、40Aのフューズを入れて引っ張ってきます。

そのワイヤーを二つに分けてそれぞれのリレーに繋ぎますが、一応分岐した後にも各リレー手前にフューズを入れました(私は25Aのヒューズを入れました)。

あとは、各種ワイヤーと各種コネクターが必要になります。

 

 それらが揃ったら、あとは配線していけば良いのですが、スイッチ用の電気をどこから取るか、ちょっと悩みました。

コンビネーション・スイッチからヘッドライトへのワイヤーは、メインハーネスに入っていてファイア・ウォールを抜けて右側のフレームの上に沿ってラジエター・コアサポートを抜けて、ラジエターの前を通って左側まで回っていきます。

 最初は太いワイヤーを長く引かなくても良いので、リレーをバッテリーの近くに配置しようと考えました。

その場合はリレーの近くのメインハーネスの保護テープを剥がして、その中からヘッドライトのワイヤーを探し出して切断してリレーの85か86に繋ぐつもりでしたが、近いうちに(と言っても私のことなのでいつになるか分かりませんが)じっくり時間をかけて配線を見直すつもりだったので、メインハーネスを切るのはその時まで待ったほうが良いかも、、、と思い、考え直しました。

 メインハーネスを切らないでリレーを割り込ませるので、スイッチ電源はラジエター前にあるメインハーネスとヘッドライトを繋ぐカプラから取ることにしました。(右側のヘッドライト用を使いました)

 

配線に使うワイヤーの長さが決らないので、先ずはリレーユニットをどこに設置するか決めて、それから実際の配線に入ります。

私はコアサポートにラジエターの固定ボルトを使ってユニットを設置しました。

 

 メインハーネスのヘッドライトへ繋がるカプラはこんな形をしていて、各ターミナルの役割はこんな風になっています。

f:id:mata1:20140727163544j:plain

 

 常に+が来ているターミナルは二つのリレーの85番に繋げます。

 残る二つがHi/Lo用のターミナルなので、High用のターミナルから片方のリレーの86番に繋ぎ、Low用のターミナルがもう片方のリレーの86番に繋がるようにします。(これでそれぞれのリレーの役割が決ります)

場所を間違えないように各ターミナルをカプラにセットすれば、そのままメインハーネスにつなげられるようになります。

ここまでで、85と86のターミナルが埋まりました。

次はバッテリー直の電源をリレーにつなぎます。

40Aのフューズを間に入れてバッテリーの+から12AWGのワイヤーをメインハーネスに沿わせてコアサポートを抜けて引っ張ってきます。

そのワイヤーを16AWG2本に分けて、それぞれに25Aのフューズを介してから各リレーの30のターミナルにつなぎます。

最後に各リレーの87のターミナルから16AWGのワイヤー2本ずつ引いてきますが、このワイヤーはリレーによって色を変えておいたほうがいいかもしれません。

というのは、二つのリレーから出てきたワイヤーはHighビーム用電源とLowビーム用電源になるので、色分けしておいた方がどちらがLowビームか直ぐに分かるからです。

この87から出てきたワイヤーは、HighとLowを組にして右と左のヘッドライトのカプラに繋ぎます。

これでリレーのターミナルは全部繋ぎ終わりました。

 

左右のヘッドライトからのサブハーネスのカプラも3つのターミナルがありますが、各リレーの87から引いてきた2本のワイヤーを繋いでも1つターミナルが余ってしまいます。

この余っているターミナルはグランドになるので、太目のワイヤーでハーネスのグランドではなく、直接ボディに落としてやりましょう。

これであまっているターミナルは無くなって、配線を間違えていなければ 普通にライトスイッチをひねれば今まで通りにライトが点くはずです。

私の文章による説明では余りにも分かりにくいと思いますが、配線図を描くような技を持っていないので、私が組んだリレーユニットの写真に説明を書いてみました。

 

f:id:mata1:20140728120547j:plain

これで、多少は分かり易くなっていればよいのですが、、、やっぱり分かり難いですね。

 この工作は私も色々な人が行っている工作や配線の説明をしているのを見て、何とか今の状況に合うものを考えて作りました。

人から貰ったアイディアや知識なので、自分がやったことも公開しよう と思って書いてみたものの、苦手分野なので 中々上手く説明が出来ません。

もし、初期のS30のオーナーで同じような工作を計画中の人がこれを見て、これどういうこと? と思った箇所があれば、コメント下さったら分かる範囲でお答えします。(S30じゃなくても原理は同じです)

 

 さて、リレー配線ユニットを予定した場所に固定して、カプラを全部繋いで動作確認したところ、昼間の作業であったにもかかわらず、ビックリするくらい(前と比較して)ヘッドライトが明るくなっていました。

今までは、ほんとに昔の車のライト と言う感じのオレンジがかった色のライトだったのが、白い色になった と言う感覚です。

Hi,Lo を切り替えると前のほうでカチッ、カチッとリレーが働いている音が聞こえます。

動作確認は問題なし でした。

 

 そういえば、リレーをコントロールするのに右側のライトのカプラにつなぎましたが、左側のメインハーネスからのヘッドライト用カプラは余っていますので、テープを巻いておくか何かして、どこかに触れてショートしないようにしておきます(これも含めてハーネスのワイヤー整理をやらないと、です)

 

 しかし、HIDに換える為に先ずは電源供給を安定させよう と思ったのですが、交換しなくても大丈夫じゃないか? と思うくらいヘッドライトは明るくなりました。

まぁ、既にHIDは購入してしまっているので、後日交換することにします。

 

 リレーを使ったヘッドライト・アップグレードはひとまず成功でホッとしました。