模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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ジャブローに散る 29 (ジオラマベース制作3)

 こんばんは。

 

 暫く間が開いてしまいましたが、ベースの土台が出来たので、次はその上のベース制作に入りました。

 

 と、その前に、、、

今回、ベースは発泡スチロールで大まかに下地を作って、その上に石膏を盛って洞窟っぽく造形するつもりです。

発泡スチロールは安価で購入できて加工も簡単、しかも軽い という便利な素材ですが、個人的に一つ気に入らないのは、切るにしても削るにしても粉、というか欠片が大量に発生して、それが あまりにも軽いため掃除に困る という問題です。

そこで、切断する際にゴミを最小限に抑える為に 発砲スチロールカッター を(半)自作しました。

 一般に売られているスチロールカッターは、細いニクロム線を2本の腕の間に張って熱で切る という物ですが、そのカッターは切断には向いているのですが、例えば発泡スチロールの板の真ん中に穴を開けたり、ブロック状の塊をえぐったりする事は難しいです。

 

 こちらのクラフトショップで売られているカッターはこんな感じのもので、半田ごてが無茶苦茶細く、長くなったようなロッドタイプのものです。

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これだと、切断するだけで無く穴を開けることも出来ますが、やっぱりえぐったり こそげ取ったり というのは苦手になるとおもいます。

 

 そこで、ふと思いついたのが手持ちの半田ごての中にあるガンタイプのものを改造して発泡スチロールカッターに出来ないか? ということでした。

その半田ごてはこんな感じのもので、引き金にあたる部分がスイッチになっていて、引く瞬時に熱くなって、離すと冷めるというものです。

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車の配線とかをするとき、常に熱い半田ごてをコクピットに置いて作業するのは危ないので、そんな時はとても便利です。

 この半田ごてのヒーターの部分を別な材料に置き換えて、発泡スチロールで造形するときに使いやすいように改造してみました。

 

色々な太さのステンレスのワイヤーを試してみても思ったような結果が得られなかったのですが、銅線を試してみると面白いように発泡スチロールが切れるカッターが作れました。

 

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ヒーター部分は交換できるようにネジを締め込んで固定したり、緩めて外したり出来るようになっていたので、そこに銅線を突っ込んでネジを締めて固定しました。

銅線は柔らかいので自由に形を変えることが出来ます。

抵抗値を測っても元々付いていたヒーター部とそれほど変わりなかったので、多分問題ないとは思うのですが、最初は引き金を引く時間を出来るだけ短く、コードやコンセントが熱を持っていないかチェックしながら試しましたが、結果問題なさそうでした。

 

 これでガンガン造形が進むぞ! と発泡スチロールを切り始めたのですが、別の問題が発生しました。

熱で溶かしながら切るので、ガスが発生して体に良くなさそうです。

臭いなぁ 何か良い方法は? と考えて、先日ガレージ内に作ったスプレーブースで切れば良い と思いつきました。

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快適に作業が出来ました。

なかなか良い感じです。

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シンクに蓋をした簡易のテーブルも良い感じで活用されています。

 

最初に地面、後ろの立ち上がり、手前の柱をザザッと切り出して、、、

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後からちょっとずつディティールを追加していきました。

岩肌っぽく削ったところが 半田ごて改スチロールカッター の仕事です

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こんな感じになってきました。

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この次は天井部分の工作に入ります。