模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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カタナのキャブレター 連結部のO-リング交換

こんばんは。

 

先日、フロートレベルの調整まで出来たカタナのキャブレターですが、コメントで連結部のO-リングは交換しておいた方が良い というアドバイスを頂きました。

せっかく頂いたコメントですし、達人のアドバイスは聞いておいて間違いは無い と思い部品を注文しました。

(途中経過はキャブレターの清掃フロートレベル調整O-リングの件の記事にあります)

 

部品を注文したのは良いのですが、実際にパーツが手元に届いて見るまで安心は出来ません と書いたのですが、まさかの予感的中です。

仕事から帰ると、部品の注文先から封筒が届いていました。

O-リングのみなので、大きさ的に何も考えずに開けてみると・・・

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どう見てもO-ringでは無いですね・・・。

しかもKawasakiって書いてあるし・・・。

サイズがどうとか言う以前の問題で使えません。

慌てて連絡を取って、再送してもらうことになりました。

すぐに送りなおしてくれたようで、数日後には正しい部品が届いたのでまぁ良かったのですが、届いて確認するまで安心できない とは思っていたものの、ここまでかけ離れていると びっくりです。(間違って届いた部品は返してくれなくても良い と言うことになりました)

 

 さぁ、気を取り直してO-リング交換をします。

先ずは、各キャブレターの連結を固定しているプレートを外します。

キャブの下側についているプレートと、

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エアクリーナー側についているプレートを外して、

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各キャブのチョークを連結しているアームのスクリューを外すと、

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キャブレターを分離できます。

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が、ここで一つ問題が。

チョークのコントロールを担当しているアームと、連結してるロッドを固定するスクリューの内、一個のスリットが完全になくなっていました。

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バイスグリップで挟んだ後があったので、無理やり回していたようです。

同じようにしようかとも思ったのですが、下手して折ったりして余計ややこしい事になると面倒です。

ここは緩めないようにして、両脇から残る3機を外すことにしました。

目的はO-リング交換なので、それでも何とかなりました。

 

キャブを分離させたらブローバイ還元(の為だと思うのですが、あってますよね?)のTと、

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ガソリンの通り道のパイプのO-リングを新しいものと交換していきます。

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古いO-リングを外すとき、弾力は完全に失われていて、ポキポキ折れて外れました。

プラスティックのようです。

アドバイスをちゃんと聞いておいてよかった と思いました。

 

キットの中にはチョークバルブのO-リングも含まれていたので、せっかくですから交換しました。

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ここも、ポキポキでした。

 

2つあるガソリン用のパイプのうち、一個のO-リングは違う色の物が付いていました。

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このリングはまだゴムゴムしていて、ちゃんとシールも出来そうな感じでした。

前の持ち主も純正品の入手が困難だったので、工業用か何かを代用したのでしょうか。

でも、一箇所換えたのなら全部換えてくれればよかったのに、、、

 

さぁ、また一つ問題が出てきました。

内側の2機の間にあるガソリンのパイプはタンクからのガスを振り分けるのでT字になっていますが、このT字のパーツはOーリングが入っていませんでした。 

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金属のTパイプの上からビニールっぽい材質でカバーがされていて、それ自体がシールをするようです。

うーーーーーん、これはどうしようもないので、パイプと受け側を清掃して元通りに組みました。

もしここからガス漏れがあったら、このパーツか、O-リングでシールするタイプのパーツを探さないといけないです。

なかなか予定通りには行かないものです。

 

全てのパーツを元通りに組み付けて終了しました。

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今回、連結を外してキャブレターを分離させたのですが、バランスを調整するリンケージのところはネジを緩めないで引き抜き、バネを縮めてそーっと差し込んで元に戻しました。

構造を見ると、ロックナットを緩めてスクリューで同調を取り、調整が出来たらロックナットを締める という構造になっていたのですが、どうも私はこの手の調整が苦手で、ロックナットを締める時に同調を狂わせてしまい、何度もやり直さないと調整出来ないような気がします。

(車のバルブアジャストで何時も苦労しています)

なので、出来ればそこは触りたくなかったので、キャブを連結したままで清掃で終わらせようと思ったのですが・・・。

こうなってしまったら幾らなんでも、調整無しで同調が取れている なんてことは有り得ないでしょう。

うまく調整できるといいな。

 

 結局ここまでやるのなら、はじめっからそのつもりでやればキャブのボディももっと綺麗にしたり出来たなぁ と反省です。

 

清掃だけで終わらせるつもりだったのですが、オーバーホールに片足を突っ込んだ感じになってしまいました。